本当にオモシロクないヤツが、すぐに取り掛かれるオモシロクなる方法

いや~、こんなタイトルにすると、私はオモシロイ人なんです!!って言っているみたいで自分から見てもちょっとアレですね。
どうも!!自称おもろいヤツの『らしらん』(rasiran)です。
以前の記事にも少し書いたように、以前の私は根暗で陰気という面白いとはかけ離れた人間でした。
ただ、ありがたいことに最近では少しオモシロイ人と認められているようで、そうなるとこんな質問を受けることがあります。
『どうしたらオモシロイ人になれるんですか?』と、
そうですね。偉そうで申し訳ないのですが、
そのような質問は、昔から人気者だった人に聞くよりも、私のような元根暗で陰気だった人間に聞いた方が再現性の高い実用的な回答が得られるような気がします。
それでは、お答えしましょう。
目次
『オモシロイ人』と『オモシロイことが言える人』は違う
先にお尋ねしますが、この記事を読んでいる人の中に、お笑い芸人になりたい人はいませんよね?
もしもそうであれば、時間の無駄なので読まない事をおすすめします。
オモシロイ人になりたいという人の多くが理解していない事なのですが、『オモシロイ人』と『オモシロイことが言える人』は明確に違うという事です。
これからお笑い芸人になるのであれば、オモシロイ人になる必要があると思うのですが、この記事をお読みの方が求めるべきは『オモシロイことが言える人』で、たま~にオモシロイことがポロっと出るくらいの面白さではないでしょうか?
根っからのオモシロイ人になる必要なんてないという事です。
ならば、やることはただ一つ。
身の回りのオモシロイ人やお笑い芸人のネタをばれないようにパクる。ただこれだけです。
あ、笑いについて後半で深く書くからもうちょっと我慢して読み進めてください。
だって、原始人も『火』を起こすことから始めたんじゃなくて、雷とかで木が燃えたのを利用して、火を使う事から始めたんですよ!!
それなのに、オモシロイ事を思いつくことから始めたい??
そんなもん100万年早いっちゅう話です。
笑いのセンスがないのに、オモシロイ事を言おうとして全然オモシロくないおやじギャグを連発してるオッサンとか見たことありますよね?
ギャグを聞かされている側のリアクションが薄いと、
『な?な?ワシってオモロイやろ?爆笑やろ?もう笑いをこらえるの必死やろ?な?な?…』
『お前の方が必死すぎるやろ!!』ってツッコミたくなりますが、
こんな痛々しいオッサンに出会ったことが一度くらいあると思います。
こんな風になりたくなければ、イチからオモシロイことを考えようとせず、他人のクオリティの高いネタをバレないようにパクる事です。
バレないようにパクるってのは、応用が出来ているという事なのでオリジナルと言ってもイイですよね?
芸人ではなく一般人であればこの程度で十分ってことです。
笑いの成分は『パターン』と『テンポ』
パターン
初めからオモシロイ人に『どうすればオモシロイ人になれるか?』という質問をするとたいていの返答は、笑いのパターンに関するものだったりします。
例えば、
- 意外性を突く
- 全く逆の事を言ってみる
- 大げさに言う
- 勢いで押し切る
興味があるなら『おもしろくなりたい』と検索してみると、このようなパターンが山ほど見つかると思います。
ただ、このようなパターンを実際に試してみて、どうなるかというと結構な割合でうざい人になるだけだと思います。
先ほどの、
- 全く逆のことを言ってみるとか
- 大げさに言ってみる
- 勢いで押し切る
なんてのは実際に使ってみるとうるさいお調子者と認識されるだけです。
なぜこんなことになるかというと、いわゆる空気を読むみたいなことが出来ていないからです。
私もそうなのですが、もともと面白くも人気者でもなかった人というのは、空気を読む=場と相手に合わせる能力が低いので教科書的にパターンを学んだところでうまくいかないのです。
笑いの成分であるところの『テンポ』を無視しているという事です。
『テンポ』と『間』と『空気』
めっちゃ暗い事を言いますが、以前のわたしは陰気すぎて友達がいなかったので、
もしも何かの間違いで友達ができたなら、こんなことを話そうってことをノートに書いていた事があったんです。
客観的に見てヤバイですね(笑)
で、友達ができたことが無いので何を話せばいいかなんて思いつかなくて、初めはクラスの人気者の会話とか、ダウンタウンのトークを書き溜めていたのですが、気づきました。
オモシロイ話って文章化すると全然面白くならないんです。これは、言い換えると文章化することで抜け落ちてしまう面白さの成分が存在するという事です。
で、それが『テンポ』とか『間』、『空気=場と相手に合わせる』ということなわけです。
空気ってのは、相手に合わせた話の引き出しの多さでカバーするものと表現できると思うのですが、これは過去のオモシロイ経験の蓄積がないと難しいですし、テンポとか間ってのは天性の才能っていうか絶対音感みたいなもので
私のような、オモシロイ経験も友達もいなかった奴にとっては、ハッキリ言って身に着けるのは無理なレベルの成分です。
じゃあどうするのか?
徹底的にパクるんです。それもそのネタが発せられた時の空気を丸ごと。
そうすれば、とりあえずオモシロイ事を言えるヤツにはなれるはずです。
バレないようにパクると初めの方でお伝えしましたが、それが出来れば笑いのパターンしかパクっていないことになるのでオリジナリティを出せるという訳です。
オモシロイことを言っていると悟られてはならない
これは私の経験で、
陰気な奴が人に笑ってもらえるようになると、どうなるか予想がつくと思うのですが、
どや顔で、見境なくオモシロイであろう事を言いまくって、他人からのリアクションをもとめるようになります。
※前半で出てきた、従順な部下のリアクションが無いと生きられない『ガラパゴスおやじ』と同じ状態です。
これをすると、ビックリするぐらいに人から嫌われるのですが、その時にさりげなさが大切だと悟りました。
うまくお伝えできるか自信がないのですが、新聞の4コマ漫画ってオモシロイ時もあるし、おもんない時もありますよね?
でも、割合的にオモシロイ事が多いから何となく読んでしまうってのが、読む側の心境だと思います。
おもしろい話も聞かされる側は絶対に笑わせてもらおうという期待はそれほど持っていなくて、オモシロイ話が聞けるかもしれないという醸し出される雰囲気である程度満足できていたりします。
それを超えてボケ続けると、『お腹いっぱい』となったり、リアクションを求めると『うざい人』になるわけです。
何事も、ほどほどってことですね。
まとめ
今回は、オモシロイことが言える人になる為に
- とにかく、オモシロイ人の話をパクる事
- 笑いは『テンポ』と『パターン』で成り立っている
- センスがないのにパターンに走るとうざい人になる
- テンポだけの習得はほとんど無理
- オモシロイことを言っている感を出してはいけない
という事についてお伝えしました。何事も学習から入りたくなりますが、何度も繰り返すことで基本が身に付き、その後で自分の得意な笑いのパターンが何となくわかってくるというのがオモシロイ人になるまでの流れだと思います。
とびぬけてオモシロイわけでもない私がオモシロクなる方法の記事を書くなんておこがましいと初めは躊躇しましたが、テクニックを重視する方法では、私のような空気や距離感を感じ取る能力が低い場合の応用は難しいと感じたので書かせていただきました。
以上オモシロイ奴に死ぬほどあこがれた奴の考え抜いたオモシロイ奴になるための方法です。
最後までお読みいただきありがとうございました。