カテゴリー: 株式投資

  • 良品計画【7453】の株価分析と配当や株主優待について

    良品計画【7453】の株価分析と配当や株主優待について

    どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

     

    私が無印良品に初めて出会ったのは中学生の頃で、とにかく[keikou]強烈な印象[/keikou]を受けたのを覚えています。

     

    無駄なブランドのロゴや着色がなく、シンプルでやや角ばったデザインに漠然とした都会っぽさを感じ、

    その後一人暮らしの際にはキッチン用品やベッドカバー、シャンプーボトルを無印良品で買いそろえたのを思い出します。

     

    というわけで、今回は『良品計画』【7453】の株価分析を行います。

     

    記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を勧めるものでも安全性を保障するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

    また、企業の一般公開情報によって判断を行ったため、事実と異なる点が存在する可能税があります。どのような考えを持って投資を行うかの『考え方の流れ』を参考に頂ければと思います。

    参考にしたうえでの不利益を当方で負うものではありません。ご自身の判断によって投資は行ってください。

     

    良品計画とは

    良品計画とは、『無印良品』ブランドで衣料、雑貨、食品の卸・小売りを行う企業です。

     

    もともとは、1980年に西友のプライベートブランドとして食品を中心とした40品目からスタートしたのが始まりです。

     

    事業構成は衣服・雑貨43、生活雑貨47、食品7、他3であり、海外比率は37%。

    時価総額は4489憶円で、他消費財小売りの分野で120社中4位の企業です。

     



    ブランド力

    同社の強みはブランド力です。

     

    無印のブランド力を一言で表現するのは難しいですが、デザイン、質感、ナチュラルさが上手く合わさることで[keikou]無印良品らしさ[/keikou]が出来上がっているのでしょう。

     

    デザインについては、ジャスパーモリソン、山本耀司、深澤直人ら有名デザイナーがデザインしたものも多く、ニューヨーク近代美術博物館(MoMA)の中の売店で多数の製品が販売されるほど評価されております。

     

    複数のデザイナーが関わりながらも、同社の製品は[keikou]無印良品らしさ[/keikou]のフィルターを通した統一感のあるデザインであるため、所有物を無印良品の製品で統一したいと考える『ムジラー』と呼ばれる熱狂的な無印良品ファンも存在するようです。

     

    多くの値下げ商品

    同社の店舗に出かけて気になったのは値札を張り替えられて値引き販売された商品の多さです。

     

    店舗で見かけた商品と直接関係がないのかもしれませんが、2020年度の決算説明会の説明によると、在庫処分と価格施策増加により、営業総利益が前期差-2.0%となっております。

     

    また、在庫についても同社の導き出したあるべき在庫水準よりも200憶円高いようで、そのうちシーズン在庫が10憶円を占めることから、それらが値下げ商品として販売されたものと予想できます。

     

    そのほかにも[keikou]適価(価格見直し)[/keikou]のようなお手頃価格を目指す施策を行っているようですが、私は無印良品に顧客が求めるものが『低価格』ではないと考えている為、あまり評価できるものではないと考えます。

     

    価格施策の結果、来店客数と販売アイテム数の増加につながっているようですが、客単価は減少しており薄利多売になっていると言えます。

     

    無印良品をアマゾンでも販売スタート

    2020年5月1日より同社は、アマゾンにて約250商品の販売を開始しております。

     

    ニュースリリースによると、新型コロナウイルスによる店舗の営業自粛に対する顧客への利便性の向上の為としておりますが、2019年の1月にファミリーマートでの商品取り扱いの取りやめを行ったため新たな販売先の確保という面もあるのでしょう。

     

    ただし、同社の運送、配送費のコストが上昇している現状を考えると配送費の影響のあるECサイトよりも他業種の店舗と組むことで販売先を広げる方が有効であると考えます。

    ※2020年6月17日より無印良品ブランド商品をローソン3店舗にて実験販売スタート

     

     

    良品計画を収益の視点から分析する

    それでは、現在の株価1778(2020/09/07終値)を基準に株価分析を行います。

    一株当たりの利益の割合をあらわす、PER(株価収益率)ですが、赤字であるため数値が存在しません。

     

    EPS(一株当たり利益)は、-14.8円です。

     

    EPSの過去の推移を見たところ綺麗な右肩上がりでの推移であったため、今回の赤字の要因が限定的な物であれば特に問題はないでしょう。

     

    良品計画を資産の観点から分析する

    株価BPS(一株当たり純資産)の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、2.29です。

    少し割高にも思えますが許容範囲でしょう。

     

    BPSは、775.77円なので、一般的にお得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると、1163.66円ですから[keikou]現在の株価1778円[/keikou]と比較すると資産面からは、614.34円割高だと言えます。

     

    BPS(一株当たり純資産)についての過去から現在までの推移ですが、こちらもEPS同様に非常に綺麗な右肩上がりのグラフです。

     

    理論上の株価の底値は、775.77円です。

     

     

    良品計画の配当や株主優待はどうなのか?

    配当は、一株あたり5円を予定しているので、100株保有していたとすると配当は500円です。

    配当利回りは、0.28%とかなり低めの数値です。

    ただし2019年度まではきっちりと毎年増額されており、今回の配当利回りは企業の現状が反映されての減額ですので、私は無理をして配当を支払い続ける企業よりはむしろ好感がもてます。

     

    配当性向は、30%を基準に行っているようなので妥当なところでしょう。

     

    株主優待は、おこなっていないようです。

     

    良品計画の売上高と利益はどうなのか?

    売上高についても、2020年2月期まで順調に増加しておりました。

    ここまでキレイなグラフの推移だと、2021年2月期予想の売上高減少は偶然のアクシデントと考えてもいいのでは?と思えるほどです。

     

    営業利益についても、2019年2月期までは上昇傾向であり、営業利益率については平均10%で推移していることを考えると、経営状況も良好であったと考えることができます。

     

    良品計画の株価を利益率と流動比率から分析する。

    ROEの推移についても基本的には上昇傾向での推移であり、2019年2月期には17%をこえております。

    ROAについても2020年2月期時点で7.6%であり資本はうまく使えているといえます。

     

    流動比率は、4.33倍であり[keikou]短期的な資金[/keikou]にも十分な余裕があります。

     

    自己資本比率は、66.6%と一般的に倒産の危険性がないと言われる40%を超えており安全性が高いと言えます。

     

    有利子負債キャッシュフロー倍率は、0.2倍であり負債の返済能力も問題ありません。

     

    まとめ

    今回は『良品計画』の株価分析を行いました。

     

    かなり株価を落しているので不安もありましたが、実際に調べてみると収益性や安定性が高いことが分かりました。

     

    イメージとしては、100点中95点の企業と言ったところでしょうか?

    すでに成長というよりも安定に入る時期に近づいているイメージです。

     

    そのような伸びしろの少なくなった状況で今回の価格見直しは、新たな顧客層の取り込みの為の実験段階にあるのかもしれません。

     

    長期保有の視点での投資対象としては、株価1000円あたりを損切りラインに設定して、現在の株価1778円だと100株単位で7万8000円程度の損失を許容できるのであれば、株価が上昇するまで保有し続けるという買い方なら有りかもと言ったところですね。

     

    大きく上昇する銘柄というよりは、安定して配当をコツコツもらい続ける買い方があった銘柄でしょう。

     

    最後までお読みいただきありがとうございました。

     



  • 井村屋グループ【2209】の株価分析と配当や株主優待について

    井村屋グループ【2209】の株価分析と配当や株主優待について

    どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

     

    今回は『井村屋グループ』【2209】の株価分析を行います。

     

    井村屋グループは菓子メーカーの井村屋(株)などを傘下に持つ持株会社です。

    時価総額319億円食品の業種で167社中70位の規模の企業です。

     

    代表的な商品には『あずきバー』や『ゆであずき』があり、あずきを用いた製品が多く見られます。

    また、あずきのイメージから北海道を連想するかもしれませんが三重県津市の企業です。

     

    スイーツ事業としては、アンナミラーズ、ラ・メゾン・ジュボー、和涼菓堂といった店舗を運営しております。

     

     

    記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を勧めるものでも安全性を保障するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

    また、企業の一般公開情報によって判断を行ったため、事実と異なる点が存在する可能税があります。どのような考えを持って投資を行うかの『考え方の流れ』を参考に頂ければと思います。

    参考にしたうえでの不利益を当方で負うものではありません。ご自身の判断によって投資は行ってください。



    売上高の約2割を占める『あずきバー』

    同社の主力商品であるあずきバー は年間2億7500万本製造され、国内スーパーの9割以上の店舗で販売されております。

     

    また、2013年には『あずきバー』が登録商標として認められ、

    まさにカリスマホストのローランド風に言うなら[keikou]『世の中には2種類のあずきアイスしかない。あずきバーか、あずきバー以外か』[/keikou]と言う状況になっているわけです。

     

    投資対象としてみても、知名度とシェアを占めている製品を保有している企業はポイントが高いです。

     

    ちなみに、あずきバーのコンセプトは『ぜんざいをそのままアイスにしたもの』であり、原材料も砂糖、小豆、水あめ、コーンスターチ、食塩とわずか5つのシンプルな材料から作られています。

     

    そのほかにも同社は、コンビニなどで販売されている『肉まん』、『あんまん』そして、『ゆであずき』といったシェアの高いロングセラー商品を保有しております。

     

    ニッチなニーズに対応した商品

    同社では、万人受けするわけではないけれど、特定の分野で強みをもった商品も作っています。

     

     

    こちらは、羊羹が容量のわりにカロリーが高く、持ち運びや保存に適している特性をさらに高めて5年間の長期保存に対応できるようにした商品です。

     

    アウトドアのほか、非常時に備えるための備品としても好調なようです。

     

    以前より、登山、サイクリング、マラソンの様な場面でのカロリー補給に羊羹が用いられることはあったのですが、開封のしづらさが難点でした。

     

    そこでパッケージを改良して片手でも開封できるようにしたのがスポーツようかんです。

    ラウンド中に食べやすいことから携行するプロゴルフプレーヤーもいるそうです。

     

     

    商品名のとおりの無糖のあずきですが、特徴は煮汁をそのまま煮詰めることで栄養の流出を防いでいることです。

    赤飯などを作るための食材として、またそのまま食べるお菓子のかわりとして一度はまった人は何度もリピートするようです 。

     

     

    こちらは、スポーツようかん同様に片手で開封できるパッケージに入ったわらび餅です。

    オフィスで手軽に食べられることから女性に人気があるそうです。

     

    井村屋グループを収益の視点から分析する

    それでは、現在の株価2410円(2020/08/24終値)を基準に株価分析を行います。

    一株当たりの利益の割合をあらわす、PER(株価収益率)は56.31倍であり、かなり高い数値です。

     

    この数値は収益が減少すれば上昇するので、その原因は、

     

    新型コロナウイルス感染拡大の影響による外出自粛の影響の影響からコンビニエンスストアや、スイーツカテゴリーに属するアンナミラーズ等の各店舗の売り上げが減少した結果、前年同期比10.6%減益になったことが挙げられます。

    EPS(一株当たり利益)は、42.8円です。

     

    EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15倍を掛けると、428~642円です。

    ちなみに[keikou]現在の株価2430円[/keikou]とEPSの15倍の差は1768円です。

     

    EPS(一株当たり利益)については、前々期にあたる19年3月期(2018年4月~2019年3月)までは順調に上昇していましたが、20年3月期(2019年4月~2020年3月)になると大幅に下落しています。

     

    影響としては、新型コロナウイルス、また同社はアイスクリーム、肉まん、あんまんといった外気温が売れ行きに影響する商品を数多く取り扱う為、外気温の影響についても注意しておいた方がよさそうです。

     

     

    井村屋グループを資産の観点から分析する

    株価BPS(一株当たり純資産)の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、2.05倍です。

    純資産から計算する分には、一般的な数値だと言えます。

    BPSは、1173.43円なので、お得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると、1760.15円ですから[keikou]現在の株価2410円[/keikou]と比較すると資産面からは、649.85円割高だと言えます。

     

    BPS(一株当たり純資産)についての過去から現在までの推移は上昇傾向で推移しておりましたが、20年3月期には減少しております。こちらについても今後の推移には注意が必要です。

     

    理論上の株価の底値は、1173.43円です。

     

     

    井村屋グループの配当や株主優待はどうなのか?

    配当は、一株あたり24円を予定しているので、100株保有していたとすると配当は2400円です。

    配当利回りは、1.0%と一般的な値です。

     

    配当性向の傾向は、イレギュラーの状況を除くと標準的な30%以下の水準で移行しています。

    また、配当額が24円固定であることから年々配当性向は減少傾向にあります。

     

    今回の新型コロナウイルス感染症のような状況に対処することを考えると減少傾向にある配当性向も標準的な数値の範囲にある限りは私は好意的にとらえます。

     

    株主優待は、年に2回以下の割合で自社製品の詰め合わせが頂けます。

    • 100株以上  500円相当の井村屋商品オリジナルギフト
    • 500株以上    1500円相当の井村屋商品オリジナルギフト
    • 1500株以上 1500円相当の井村屋商品オリジナルギフト + 1500円相当のセレクトギフト(アイスクリーム または、ゼリー・羊羹から選択)

    年に2回も届くのはうれしいですね。

     

    井村屋グループの売上高と利益はどうなのか?

    売上高については、緩やかな2019年3月期までは右肩上がりで推移しておりましたが、2020年3月期には新型コロナウイルス及び、夏季の低温、冬の暖冬の影響からアイスクリーム、肉まん、あんまん等の気候に影響される商品の販売が落ち込み、結果として売上高の減少が見られます。

     

    2021年3月期予想は、気候の影響が小さくなると見込み回復の予想を立てているようです。

     

    営業利益についても、2019年3月期までは上昇し、2020年3月期以降については同様の状況です。

     

    営業利益率については2~3%であり傾向としては上昇しております。

     

    井村屋グループの株価を利益率と流動比率から分析する。

    新型コロナウイルスの影響を受けた2020年3月期を除いたROEの推移は、2013年3月期の1.03から2019年3月期の7.97へと順調な上昇を見せています。

    ROAについても3%半ばあたりの推移であり、ROE、ROAともに近年の値は悪くなく改善が図られていることが予想できます。

     

    流動比率は、0.81倍であり[keikou]短期的な資金[/keikou]に余裕がないようにも見えますが以下の自己資本比率等を考えるととくに問題のある数値ではないでしょう。

     

    自己資本比率は、48.7%と一般的に倒産の危険性がないと言われる40%を超えており安全性が高いと言えます。

     

    有利子負債キャッシュフロー倍率は、1.68倍であり負債の返済能力も問題ありません。

     

    まとめ

    今回は『井村屋グループ』の株価分析を行いました。

     

    同社の主力商品である『あずきバー』、『肉まん・あんまん』のネームバリューは非常に高く、井村屋と言えば『あずき』がイメージできるほどの知名度は素晴らしいと思います。

     

    さて、株価については2020年3月の半ばに1400円台まで下落した株価が、わずか5か月で2400円台まで上昇しています。

     

    確かに同社の資産面での安定度は評価できますが、同社の状況を考えると現在の株価は異常な高値です。

     

    よって投資対象としては保留です。

     

    最後までお読みいただきありがとうございました。

     



  • エフピコ【7347】の株価分析と配当や株主優待について

    エフピコ【7347】の株価分析と配当や株主優待について

    どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

     

    本日は『エフピコ』【7347】の株価分析を行います。

     

    エフピコは、食品売り場に並ぶ生鮮食品や総菜、弁当などの[keikou]食品容器製造で最大手[/keikou]の企業です。

     

    ちなみに、1962年設立当初の社名は『福山パール紙工株式会社』であり、英文名を『FP CORPORATION』として、さらにカタカナ読みの短縮で表したのが、1989年より使用されている現在の社名[keikou]『エフピコ』の由来[/keikou]です。

     

    記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を勧めるものでも安全性を保障するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

    また、企業の一般公開情報によって判断を行ったため、事実と異なる点が存在する可能税があります。どのような考えを持って投資を行うかの『考え方の流れ』を参考に頂ければと思います。

    参考にしたうえでの不利益を当方で負うものではありません。ご自身の判断によって投資は行ってください。



    製品開発による強み

    もしかすると、食品用のトレーは単なる皿の形をした入れ物であり、他社がマネをして作ることは容易であると感じるかも知れません。

    ですが、同社の製品は数多くの技術により使用される環境、用途にあった製品が開発されています。

     

    例えば、電子レンジでの使用を想定した[keikou]『マルチFP』[/keikou]シリーズは-40℃から110度まで耐える耐寒耐熱性があり、発砲素材であることから電子レンジから取り出した直後に手で触れても熱さを感じにくい特性を持っています。

    また、[keikou]『新透明PP』[/keikou]シリーズは従来品よりも透明度が上がり、なおかつ耐熱性により総菜を出来上がりの熱い状態で盛り付けることが可能であり電子レンジでの再加熱にも耐えることができます。

     

    一般に、食品トレーに求められることは軽さと強度の両立であり、軽さを追求することで輸送コストと原材料コストの削減につながります。

     

    同社は、製品自体の厚みを薄くすることや、発泡スチロールトレーについては、従来よりも発泡倍率を高めることで軽量化を達成するため2008年に新たな発砲倍率を高めた素材を開発しております。

    その結果、発泡スチロールトレーの原料ついては、体積中のポリスチレン樹脂は5~10%で残りの90~95%が空気と、省資源化にも貢献しております。

    エフピコ 食品用トレー
    トレー縁部の形状に凹凸をつけることによって、強度を保ちながら軽量化に貢献しています。

     

    強度については、形状の工夫や凹凸をつけることによって強度を高めています。

     

    製品の安定供給

    同社の取り扱う約10000種類の製品への需要は、季節により変化する食材や、流行によりは絶えず変化します。

    従来は、現場の営業から送られてくる予想にもとづいて生産を行っておりましたが、現在では在庫管理ソフトの強化によって、[keikou]通常1.5か月程度の在庫水準[/keikou]でほぼ欠品なく製品の供給を行うことが可能となっております。

     

    また、2020年3月時点での自社物流の割合は97.4%であり、全国21の物流拠点によって製品の安定供給の仕組みを作り上げています。

     

    使用済みトレーの回収

    エフピコ 食品用トレー

    同社はリサイクルの為に1990年より使用済み食品容器の回収を行っております。

    当初はスーパーマーケットへの回収ボックスの設置は6店舗から始まり、現在では9390か所に回収ボックスが設置され、そこで回収されたトレーは、『エコトレー』、『エコAPET』といったリサイクル製品へと再利用されております。

     

    これらの再生原料から製造されるトレーは、二酸化炭素排出量を30%削減する効果があります。

     

    また、全国にある回収したトレーを選別する『選別センター』及び『リサイクル工場』では、障がい者雇用が行われておりグループ全体での雇用率は13.78%と高く全国から年間2万人の見学者が訪れるほどです。

     

     

    エフピコを収益の視点から分析する

    それでは、現在の株価8170円(2020/08/101終値)を基準に株価分析を行います。

    一株当たりの利益の割合をあらわす、PER(株価収益率)は29.9倍であり、一般的な企業の平均の15倍からするとやや高めの数値で投資家からの期待が高いことが分かります。

    EPS(一株当たり利益)は、273.2円です。

     

    EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15倍を掛けると、2732~4098円です。

    ちなみに[keikou]現在の株価8170円[/keikou]とEPSの15倍の差は4072円です。

     

    EPS(一株当たり利益)については過去のグラフを見たところ横ばいと言った印象です。今後も大幅に収益を伸ばしていく企業ではないと予想できるので収益の視点で考えるとやはり割高ですね。

     

    株価の推移についても3月前半あたりまでの株価は6500円前後で推移していたものが、3月中頃から極端に上昇しています。

     

    おそらくコロナウイルスの影響を受けにくい銘柄だと判断され影響だとは思いますが、異常なPERの上昇であり割安感は小さいと判断しました。

     

     

    エフピコを資産の観点から分析する

    株価BPS(一株当たり純資産)の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、2.84倍です。

    1.5倍までが割安ととられることを考えると、数値だけを見るのであればやや割高だと判断ができます。

    BPSは、2872.14円なので、お得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると、4308.21円ですから[keikou]現在の株価8170円[/keikou]と比較すると資産面からは、3862円割高だと言えます。

     

    ただし、BPS(一株当たり純資産)については、先ほどのEPS(一株当たり利益)とは異なり、過去から現在までの推移は完璧な右肩上がりです。

     

    よって、資産面から分析する分ではそれほど割高ではないと言えます。

     

    理論上の株価の底値は2872.14円です。

     

    エフピコの配当や株主優待はどうなのか?

    配当は、一株あたり81円を予定しているので、100株保有していたとすると配当は8100円です。

    配当利回りは、0.99%とまずまずといったところでしょう。

     

    配当性向は、31.1%ですから、一般的な目安とされる30%をわずかに上回っています。

    配当の金額としては妥当なところでしょう。

     

    株主優待は、おこなっていないようです。

     

    エフピコの売上高と利益はどうなのか?

    売上高については、緩やかな右肩上がりです。

    営業利益については過去の推移にばらつきが見られますが、2018年3月期以降は上昇傾向で推移しています。

     

    営業利益率については7~9%あたりで推移しており、近年は緩やかな上昇傾向で2020年03月期時点で、8.3%です。

     

     

    エフピコの株価を利益率と流動比率から分析する。

    過去のグラフからROEの推移を確認すると、おおむね7%後半~11%で推移しています。

    ROAについても4%あたりでの推移であり、ROE、ROAともに魅力的な数値です。

     

    流動比率は、1.07倍であり[keikou]短期的な資金[/keikou]にもとくに問題はないでしょう。

     

    自己資本比率は、49%と一般的に倒産の危険性がないと言われる40%を超えており安全性も高いと言えます。

     

    有利子負債キャッシュフロー倍率は、2.76倍であり負債の返済能力も問題ありません。

     

    まとめ

    今回は『エフピコ』の株価分析を行いました。

    今回のコロナの件でもわかるように食材トレーの需要は一定であり、また企業自体の安全性も高いことが分かりました。

    また、障がい者雇用にリサイクルと企業の方針も素晴らしい印象を受けました。

     

    ただし投資対象としては、過去の株価の推移からみても現在の株価の動きは異常であり、流行りもの的に買われているのでしょう。

     

    よほど株価が下がったならぜひとも購入してみたいとは思いますが、現状の株価では投資対象としては保留とさせていただきます。

     

    最後までお読みいただきありがとうございました。

     



  • 神戸物産【3038】の株価分析と配当や株主優待について

    神戸物産【3038】の株価分析と配当や株主優待について

    どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

     

    以前に、業務スーパーでめちゃくちゃ安い『シシャモ』を買ったのですが、一匹も卵が入っていなくて『おかしいなぁ』と思っていたら、

     

    パッケージにはしっかりと『シシャモ【オス】』と書かれていたことがありました。

     

    というわけで今回は、神戸物産【3038】の株価分析を行います。

     

    記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を勧めるものでも安全性を保障するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

    また、企業の一般公開情報によって判断を行ったため、事実と異なる点が存在する可能税があります。どのような考えを持って投資を行うかの『考え方の流れ』を参考に頂ければと思います。

    参考にしたうえでの不利益を当方で負うものではありません。ご自身の判断によって投資は行ってください。



    圧倒的低価格の自社商品をフランチャイズで販売

    神戸物産の展開する業務スーパーの強みは、商品が低価格であることです。

     

    [keikou]国内22か所の自社工場[/keikou]で作られた製品は、中間業者を通すことなしに直接『業務スーパー』各店舗で販売されること。

    また、[keikou]海外350以上の協力工場[/keikou]からは大型コンテナを用いた船便によって大量仕入れを行うことによってコストを下げ、低価格での販売を可能にしています。

     

    他社を圧倒するほどの低価格商品を大量に販売する為に同社はフランチャイズの形態をとり、2020年5月時点では865店舗の業務スーパーを展開しております。

     

    フランチャイズ契約を行う店舗からのロイヤリティは、仕入れ額の1%であり小さめに設定されています。このことから、同社の利益は商品の大量販売によって生み出されていることが予想できます。

     

    イメージとしては、[keikou]販売先(865店舗のフランチャイズ)を確保した上で、製造業を行っている[/keikou]と考えるとわかりやすいと思います。

     

    また、同社で取り扱う商品のラインナップは、基本的には常温保存のできる缶詰や乾物、また冷凍食品が中心で長期保存ができるため廃棄のロスが少なく、さらに流行の影響を受けない定番商品で構成されている事は大きな強みです。

     

    生鮮食品である野菜などを扱う店舗もありますが、これらはフランチャイズの各店舗が独自のルートで仕入れを行っているものです。

     

    ハラール認証食品の取り扱い

    [keikou]ハラール認証食品[/keikou]とは、ムスリム(イスラム教徒)向けの宗教上口にすることができない食材を使用していないことを表す認証を受けた商品の事です。

    対して、許可されていないもののことを『ハラーム』と呼びます。

     

    同社は、ハラール認証食品の取り扱いもおこなっており、業務スーパーホームページの『ハラールフード』の項目から確認することができます。

     

    現在、ハラール認証食品についての認知度は低いかも知れませんが、ムスリム(イスラム教徒)の人口分布はアジア・太平洋地域圏に約10億人とムスリム全体の60%以上が集中している事から今後は日本国内のムスリム人口15万人に加え、さらに増加することが予想できます。

     

    日本国内でハラール認証食品の手に入る場所が限られている状況にあるので、同社がどのようにアピールしていくのかに期待したいと思います。

     

    神戸物産を収益の視点から分析する

    それでは、現在の株価6610円(2020/08/03終値)を基準に株価分析を行います。

    一株当たりの利益の割合をあらわす、PER(株価収益率)は45.93倍であり、一般的な企業の平均の15倍からするとかなり割高です。

     

     

    現在、同社の展開する『[keikou]業務スーパー[/keikou]』の店舗数は865店(2020年5月時点)であり、順調に店舗数を伸ばしております。

    店舗の分布は関西が中心であり、関東への出店の余地を考えると今後の同社の成長が予想できるわけで、その期待が高いPERに反映されているものと思われます。

     

    ただし、一概に比較できるものではありませんが、イオングループの総合スーパー事業の『イオン』、『イオンスタイル』の店舗数が521店、ディスカウントストア事業の『ザ・ビッグ』の店舗数が225店であり、

    [keikou]イオングループの合計746店よりも、業務スーパーの店舗数865店の方が、店舗数で上回っている状況[/keikou]であることは今後の店舗数増加の予想を立てる際に頭の片隅に置いておいた方がいいかも知れません。

    EPS(一株当たり利益)は、143.9円です。

     

    EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15倍を掛けると、1439~2158.5円です。

    ちなみに[keikou]現在の株価6660円[/keikou]とEPSの15倍の差は4451.5円です。

     

    これが、そのまま割高とは言いませんが同社の成長そのものを反映したものではなく、たんなる投資家の期待として株価が吊り上がっているのであれば、そこは割り引いて考える必要があります。

     

     

    神戸物産を資産の観点から分析する

    株価がBPS(一株当たり純資産)の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、14.24倍です。

    1.5倍までが割安ととられることを考えると、かなり割高だと判断ができます。

    BPSは、464.31円なので、お得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると、696.47円ですから[keikou]現在の株価6610円[/keikou]と比較すると資産面からは、5913.53円割高だと言えます。

     

    理論上の株価の底値は464.31円です。

     

    神戸物産の配当や株主優待はどうなのか?

    配当は、一株あたり25円~30円を予定しているので、100株保有していたとすると配当は2500~3000円です。

    配当利回りは、0.38%とかなり少なめの配当です。

     

    配当性向は、17.8%ですから、一般的な目安とされる30%よりも確かに低いとは言えます。

    ですが、配当を低く感じるのは高騰した株価によって感じるものであって同社が配当を渋っているという訳ではなさそうです。

     

    株主優待は、業務スーパーの商品券を以下の割合で頂けます。

    • 100~1000株    商品券1000円分
    • 1000~2000株 商品券10000円分
    • 2000株以上   商品券15000円分

     

    さらに、神戸物産の株券を[keikou]3年以上保有することで、頂ける金額の割合がアップ[/keikou]します。

    • 100~1000株  商品券3000円分
    • 1000~2000株  商品券15000円分
    • 2000株以上     商品券20000円分

     

    業務スーパーの商品は安いので仮に1000円分だとしても結構な量の買い物ができると思います。

     

    神戸物産の売上高と利益はどうなのか?

    売上高、営業利益ともに右肩上がりで順調に推移していることが過去のグラフからわかります。

     

    営業利益率についても順調に増加しており2019年10月期時点で、6.4%です。

    フランチャイズ加盟店の店舗数が増えることで、同社の販売する商品の全体量が増えるわけですから、[keikou]業務スーパーの店舗数と、プライベートブランド商品のアイテム数が増加することで利益率が改善される[/keikou]ことが予想できます。

     

    神戸物産の株価を利益率と流動比率から分析する。

    過去のグラフからROEの推移を確認すると、おおむね27~30%で推移していることが分かります。

    ROAについても6~8%での推移であり、一般的な感覚であればROEが10%、ROAが5%を超えてくると高い(良い)とされることからかなり良い数値であると言えます。

     

    流動比率は、2.2倍で[keikou]短期的な資金[/keikou]には十分な余裕があることが分かります。

     

    自己資本比率は、30.0%と一般的に倒産の危険性がないと言われる40%を基準とした場合に若干少なく感じます。

    ただ、内訳についてみてみると、M&Aや設備投資を目的とした借入金であることから問題はないと判断しました。

     

    有利子負債キャッシュフロー倍率は、3.37倍であり負債の返済能力も問題ありません。

     

    まとめ

    今回は『神戸物産』の株価分析を行いました。

     

    私の印象としては、同社は小売業と言うよりも製造業であり、[keikou]販売先(フランチャイズ展開する業務スーパー)を確保した上で、圧倒的な低価格で経営を行っていることが強み[/keikou]であると感じました。

     

    また、扱う商品を常温保存できる缶詰や冷凍食品に絞り、定番商品(常に平均して売れ続ける商品)に絞ることで廃棄ロスを減らしている事も無駄を省く上で効率的であると言えます。

     

    さて、同社の今後の成長について考えるのであれば、フランチャイズ店舗の出店数PB商品の増加について予想を立てる必要がありそうです。

     

    よって、関西圏以外での出店ペース、また同社のタピオカや、牛乳パック入りのデザートがSNSで注目されたように『業務スーパー』に行けば〇〇が買えるといった具合に安さ以外の目玉商品を開発できるかが注目すべき点として挙げられます。

     

    長期的視点で投資対象として考える場合、現時点での株価は割高であると感じられます。

    よって私の投資判断は保留ではありますが、業績、財務状況に魅力的な点も多く何かのタイミングで株価を大きく下げたタイミングで購入を検討してみると良いでしょう。

     

    最後までお読みいただきありがとうございました。



  • サイゼリヤ【7581】の株価分析と配当や株主優待について

    サイゼリヤ【7581】の株価分析と配当や株主優待について

    どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

    今回は『サイゼリヤ』【7581】の株価分析を行います。

     

    記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を勧めるものでも安全性を保障するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

    また、企業の一般公開情報によって判断をおこなったため、事実と異なる点が存在する可能性があります。どのような考えを持って投資を行うかの『考え方の流れ』を参考に頂ければと思います。

    参考にしたうえでの不利益を当方で負うものではありません。ご自身の判断によって投資は行ってください。

     

    サイゼリヤとは?

    サイゼリヤは、時価総額1189億円、外食・娯楽サービスの業種で158社中15位の規模の企業です。

    企業ホームページにも外食業においての[keikou]『製造直販業』[/keikou]を目指すとあるように、オーストラリアのメルボルンには、目玉商品であるハンバーグ、ミラノ風ドリアの製造工場を設立。

    店内で提供されるハウスワインは、イタリア中部のモリーゼ州で製造後、低温コンテナでの輸送を行うことでイタリアで味わうワインの味の再現を行うといった具合に、オリーブオイル、生ハム、チーズ等についてもイタリア現地のメーカーと協力を行うことで生産、仕入れを行っております。

     

    同社は、1967年に現会長である正垣康彦が千葉県にて席数36席の洋食屋として個人営業をおこなったのが始まりです。

     

    包丁のないキッチン

    同社の目指すのは、[keikou]外食業・農業の真の産業化[/keikou]です。

     

    従来の『精神論』や『技能』に重点の置かれる風潮から、一切のシステムを効率化し誰が調理しても同じ料理が出来上がるよう、技能の差が生まれやすい包丁での食材のカットといった調理をキッチンで行う必要のない仕組みが取られています。

     

    その結果、同社のアルバイトスタッフは、キッチンとホールの作業をともにこなすことができるようになります。

    すると社員がシフト作成を行う際には時間当たりの全体の人数さえ意識すればよくなり、作業ポジションごとに対応できるスタッフを用意する必要がなくなった結果、雇用するアルバイトスタッフの人数が少なくても店舗を運営することができる事にもつながります。

     

    能力に紐づいた給与体系

    一般的な企業では、役職が上がれば給料もあがるのが一般的ですが、同社では役職にかかわらず[keikou]能力があがれば昇格できる仕組み[/keikou]を取っています。

     

    簡単な説明をするなら、資格を持たない店長社員よりも、資格をたくさん持っている一般社員の方が格が上であり給料も高いという訳です。

     

    ポジション(役職)の空きがなければ昇給できないという不満はこれで解消されることになります。

     

    サイゼリヤの株価を収益の視点から分析する

    それでは、現在の株価1897円(2020/07/16終値)を基準に株価分析を行います。

    まずは一株当たりの利益の割合を表す、PER(株価収益率)ですが、収益が出ていないことにより[keikou]数値を出すことができません。[/keikou]

    PERの数値がだせないことについてメルカリの記事で詳しく解説しておりますのでよろしければメルカリの記事を参考にしてみてください。

     

    サイゼリヤの株価を資産の観点から分析する

    株価がBPS(一株当たり純資産)の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、1.08倍です。1~1.5倍の範囲が割安とされることを考えると割安の範囲にあると判断できます。

     

    BPSが1754.36円ですから、お徳の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると2631.54円ですから、現在の株価1897円と比較すると資産面からは877.18円割高だと言えます。

     

    理論上の株価の底値は1754.36円です。

     

    サイゼリヤの配当や株主優待はどうなのか?

    配当は、年間で18円を予定しているので、100株保有していたとすると1800円の配当が得られます。

     

    配当利回りは0.95%で、やや少なめの値です。

     

    配当性向は、17.7%です。配当性向とは当期利益のうち何%を配当として支払っているかを表す割合で、一般的な数値は20~30%あたりが平均であることを考えると、やや少なめでありながらも平均に近い配当は出していると言えるでしょう。

     

    株主優待は、500円分の食事券が100株以上で4枚。

    さらに、500株以上だと20枚。1000株以上だと40枚です。サイゼリヤでの500円だと、あと少し支払えば、そこそこの食事ができるのでありがたいですね。

     

    サイゼリヤの売上高と利益はどうなのか?

    売上高については順調に伸びております。

    また、営業利益率についても5~7%あたりで推移しており飲食店としては平均的な数値だと言えます。

     

    サイゼリヤの株価を利益率と流動比率から分析する

    前期(2019/08)は、ROEが5.9%、ROAが4.6%と業界平均からするとやや低めの数値です。

    今期予想(2020/08)は、ROEが-8.2%、ROAが-5.9%とやはり利益が出せていないことで数値は一気に落ち込みます。

    この値が今後も続くのか、それとも一時的なものであるかの見極めをしっかりと行う必要がありそうです。

     

    流動比率は、2.38倍と短期的な資金は十分にあります。

     

    自己資本比率は68.2%と昨年同期の77.6%からは大きく下がっていますが、一般的に基準とされる40%を大きく上回っており安定した経営が行われていることがわかります。

     

    有利子負債キャッシュフロー倍率ですが、有利子負債がゼロであるため、[keikou]無借金経営[/keikou]が行われていることが分かります。財務状況はかなり健全ですね。

     

    まとめ

    今回はサイゼリヤの株価分析を行いました。

    利益さえ出ていれば非常に魅力的で健全な経営を行っている企業ですが、現在のような状況では判断が非常に難しく感じました。

     

    企業としての対策としてデリバリーのサービスや、キャッシュレス対応に向けて動いているようですが現段階では効果を判断できる段階にはありません。

     

    投資の判断としては100株の投資を行う場合、株価1500円を損切りのラインとして、[keikou][/keikou]約4万円の損失に耐えられるのであれば投資するという考え方になります。

    [keikou][/keikou](現在の株価1897円-1500円)×100株=39700円≒40000円

     

    株価も非常に魅力的ですが、私の判断としては保留です。

    最後までお読みいただきありがとうございました。

  • 給付金での投資で失敗する前に1つだけ質問させてもらえないか?

    給付金での投資で失敗する前に1つだけ質問させてもらえないか?

    どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

     

    給付金を手にした人のうち13%の人が『投資』に使うと答えたそうですが、そのうちどれだけの人が投資で結果を出すことができるのでしょうか?

     

    もしも失敗したくないのであれば、たった1つだけ私から質問させて頂きたく思います。

     

    投資での失敗を避けるためのたった1つの質問

    引き延ばしても仕方がないので、さっそく質問させていただきます。

     

    一見ふざけているようですが、まじめな質問です。

     

    [keikou]もしも相手が、絶対に断らないとしたら出会ったばかりの相手に、いきなり結婚を申し込みますか?[/keikou]

     

    質問はこれだけです。

     

    例えば、あなたが女性だとして、恋愛対象が男性だとします。

    さらに、なぜか結婚を申し込んだ相手は絶対にあなたからの結婚の申し出を断ることなく『私でよければよろこんで』と答えてくれる能力をあなたが身に付けているとします。

     

    あなたが道を歩いていると、少し先に高級車が止まっていて、そのすぐそばには、ついに見つけた!!と思えるような[keikou]自分好みの男性[/keikou]が立っています。

    身長も高くて、センスのいい服装で腕に目をやると高そうな腕時計をしています。

    車の助手席には『東大の卒業証書』が置いてあるので東大卒であることは間違いありません。

     

    ちょうど今、車が故障して止まってしまった上に携帯電話のバッテリーも切れてしまったようでとても困って(狙いやすく弱って)います。

     

    あなたは、携帯電話を貸してあげました。(これで十分な恩を売ったことになります)

     

    こんな状況がもしも現実にあったならどうしますか?という質問です。

     

    投資に全く関係がなさそうですが安心してください。これは投資のまじめな話です。

     

    日本では3組のうち1組が離婚している

    離婚理由には、性格が合わない、異性関係、浪費、暴力とさまざまあるわけですが、基本的に内面的な理由で[keikou]外見からは分からない理由[/keikou]がほとんどです。

     

    先ほどの質問のような状況だけで判断して、[keikou]もしも結婚を申し込んでいたなら[/keikou]おそらく離婚する割合は三分の一程度では済まないでしょう。

     

    やはり、良いと思えてもよく知らないものに手を出すことはロクなことにならないという訳です。

     

    何が言いたいのかと言うと、一般的に言われるような理想の結婚相手の条件である

    • 見た目のよさ
    • お金持ち
    • 頭がいい

    といったことを兼ね備えていたとしても、幸せな結婚生活を送れない要因を秘めている可能性は十分にあるということです。

     

     

    株も丁寧に選ぶ必要がある

    今回の記事をお読みだということは、おそらく投資の初心者で[keikou]何を基準に株を選べばいいのかわからない[/keikou]状況にあると思います。

     

    株は企業の発行するものなので、一般的に認識される良い企業と言えば

    • 有名である
    • 成長性の高い市場の製品・サービスを作っている
    • テレビコマーシャルで頻繁に目にする
    • 業績、財務状況が良い

    このあたりだと思いますが、有名でも経営が上手くいっていない企業や、テレビコマーシャルの宣伝効果が売り上げに結び付いていない企業というのは存在します。

     

    脅すようで申し訳ないのですが、結婚相手を選ぶよりも複雑でだまされる可能性の高いのが株だと私は考えます。

    今現在、株を購入できる上場企業の数は約3600社あると言われますが、そのなかから1社だけ結婚してもいいと思えるくらいに誠実な企業をまずは見つけていただきたいと思います。

     

    結局は勉強するしかない

    多くの人は10万円の給付金で一山当ててやろう位の気持ちで投資に参加するのだと思いますが、投資で大切なのは『儲けること』よりも『失敗しないこと』です。

     

    失敗しない為には、株を買うにあたっての見落としてはいけない基準を一つでも多く身に付ける事であってそのためには[keikou]勉強するしかありません。[/keikou]

     

    まずは、入門書で基本を学びましょう。私が何度も読み返したのは、いちばんカンタン! 株の超入門書です。

    とにかく初めは専門用語の意味が分からないのでネットで調べたり、ノートに忘れないようにメモをとったりしながら少しづつ学んでいきました。

     

    まずはは小手先のテクニックを覚える事よりも、[keikou]投資の場で使われる専門用語の言葉の意味をひとつづつ丁寧に理解しながら覚えていく[/keikou]ことの方が役立つと思います。

     

    あとは、一つの物語を読むつもりで、ウォール街のランダム・ウォーカーなんかが面白いと思います。

     

    少し興味が出てきたなら、ざっくり分かるファイナンス道具としてのファイナンスはぜひとも読んでいただきたいです。

    もしも私の手元からなくなったら5万円支払ってでも買い戻したいと思える本のひとつです。

     

    知識が増えると株を買うのがどんどん怖くなりますが私はそれくらいがちょうどよいと思います。

     

    まとめ

    今回は、ある意味でのあぶく銭である10万円でひと山当ててやろうと考える人に向けて、直感や安易な他人からのアドバイスは失敗につながるとお伝えしました。

     

    もし、仮にうまくいっても味をしめて失敗するまで続けますから手元にお金を残すことにはならないでしょう。

     

    結局は[keikou]『楽して儲かるものはない!!』[/keikou]ってことです。

    最後までお読みいただきありがとうございました。

  • メルカリ【4385】の株価分析と配当や株主優待について

    メルカリ【4385】の株価分析と配当や株主優待について

    どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

     

    本日は、フリマアプリ国内首位のメルカリについて株価分析を行います。

     

     

    記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を勧めるものでも安全性を保障するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

    また、企業の一般公開情報によって判断をおこなったため、事実と異なる点が存在する可能性があります。どのような考えを持って投資を行うかの『考え方の流れ』を参考に頂ければと思います。

    参考にしたうえでの不利益を当方で負うものではありません。ご自身の判断によって投資は行ってください。

     

    メルカリとは?

    メルカリとは、時価総額5105億円、メディアの業種で122社中8位の企業です。

     

    関連会社には、株式会社メルペイ、mercari,inc. 、株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーがあります。

    事業内容は、フリマアプリ『メルカリ』の企画・開発・運用です。

     

    メルカリの株価を収益の視点で分析する

    それでは、現在のメルカリの株価である3570円(2020/07/01 終値)を基準に見ていきます。

     

    一株当たりの利益を表すPER(株価収益率)の数値ですが、現在メルカリは赤字企業ですので[keikou]数値は存在しません[/keikou]。

    あえて計算することは可能ですが、数値はマイナスとなります。

     

    もしかすると、PERが10~15倍であれば適正で、それ以下の数値だとお得な株価だと判断されることから、マイナスなら[keikou]『とてもお得な株価なのではないのか?』[/keikou]と考えるかも知れません。

     

    ですが、PERの意味するのは、現在の株価は、年間収益の何倍なのか?です。

    少し以下で解説したいと思います。

     

    PERとは、つまり何年で元が取れるのか?と言うことである。

    例えば、テレビのコマーシャルで、[keikou]『家庭の光熱費は、ガスから電気に変えることでとってもお得!!』[/keikou]みたいなのをやっていますが、

     

    オール電化の初期費用には50万円かかるけれど、今までよりも年間で5万円光熱費が安くなるとします。

     

    だとすると、初期費用50万円÷毎年お得になる5万円=10年で初期費用の元が取れる!!ってことですよね?

     

    株価とPERの関係に当てはめると、こうなります。

    株価 50万円 ÷ EPS(一株当たり利益) 5万円 = PER(株価収益率) 10倍

    すなわちPER10倍と言うのは、現在の株価50万円は、企業の稼ぐ年間収益の5万円の10年分になるということです。

     

    メルカリのPERの数値がないということは?

    話をメルカリに戻すと、

    株価 3570円 ÷ EPS(一株当たり利益)-171.7円 = 利益がマイナスだから、何年かかっても現在の株価の元を取るのは不可能となります。

     

    計算すればPERは、[keikou]-20.79[/keikou]と出ますが、マイナスのついたPERの数値には意味がないとわかるのではないでしょうか?

     

    いつもは、EPSを基準にお得な株価の目安を計算していますが、マイナスのついたEPSからの計算も同様に意味のないものとなります。

     

    ここで考えるべきことは、メルカリの収益が赤字の原因は何なのか?そしてどうすれば黒字になるのか?と言うことです。もしも黒字になる兆候があるのであれば、[keikou]株の購入を検討する余地[/keikou]があることになります。

    PERの数値だけで株式銘柄を絞り込むと、赤字企業は除外されることになりますが、興味を持った企業を丁寧に調べると現在赤字だけど、黒字になる見込みのある銘柄に出会えることがあります。

    ※投資銘柄全般の話であり、メルカリが黒字化する見込みがあるとお伝えしているわけではありません。詳細はご自身にてご確認ください。

    メルカリを資産の観点から分析する

    株価がBPS(一株当たり純資産)の何倍になっているかをあらわすPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、13.56倍です。

    1.5倍までが割安ととられることを考えると、割高の水準です。

    BPSは263.21円なので、お得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると394.82円ですから現在の株価3570円と比較すると資産面からは、3175.18円割高だと言えます。

     

    理論上の株価の底値は、263.21円です。

     

    メルカリの配当や株主優待はどうなのか?

    メルカリは、配当、株主優待とも、おこなっておりません。

     

    イオンのように無理のある配当を行うよりも、私はむしろ好意的にとらえます。

     

    メルカリの売上高と利益はどうなのか?

    売上高は右肩上がりに順調に上昇しているにも関わらず、営業利益は常にマイナスで右肩下がりの状況です。

     

    売上高の上昇が順調にもかかわらず営業利益が出ていないとなると、何が利益を圧迫しているのかを考える必要があります。

     

    同社のかけているコストの大部分は、新規利用者拡大の為の広告宣伝費です。また、AIを活用したフリマアプリ利便性の向上、またメルペイの利用可能店舗拡大の費用なども含まれます。

     

    これらのコストを削減することができれば、採算確保につなげることができるでしょう。

     

    メルカリの株価を利益率と流動比率から分析する

    収益化ができていないことから、ROE、ROAを算出する必要はないでしょう。(マイナスとなるため)

     

    流動比率は、1.55倍ですから短期的な資金には問題ないと言えます。

     

    まとめ

    今回は『メルカリ』の株価分析を行いました。

     

    そもそも収益化ができていない企業の分析となると数値的には厳しくなりますね。

     

    同社は、売上高がありながらも広告宣伝費を主とするコストの影響で収益化できていない状況にあります。

    今後は新規利用者の獲得を維持しながら広告宣伝費を減少させることで採算性を上げることができるのでしょうか?最後までお読みいただきありがとうございました。

     

     

     

     

     

     

     

  • ニトリホールディングス【9843】の株価分析と配当や株主優待について

    ニトリホールディングス【9843】の株価分析と配当や株主優待について

    どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

     

    今回は、『ニトリホールディングス』【9843】の株価を分析していきます。

     

    記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を勧めるものでも安全性を保障するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

    また、企業の一般公開情報によって判断をおこなったため、事実と異なる点が存在する可能性があります。どのような考えを持って投資を行うかの『考え方の流れ』を参考に頂ければと思います。

    参考にしたうえでの不利益を当方で負うものではありません。ご自身の判断によって投資は行ってください。

     

    ニトリホールディングスとは?

    ニトリホールディングスは、時価総額2兆2882億円、他消費財小売りの業種で120社中1位の規模の企業です。

    関連会社には、株式会社ニトリ、株式会社ホームロジスティクス、株式会社ニトリファニチャー、株式会社ニトリパブリック、株式会社ニトリファシリティがあり、株式会社ニトリを中心とした持ち株会社の形態をとっております。

     

    筆頭株主は(株)ニトリ商事(18.1%)です。

     

    同社は1979年より、従来の家具に加え、日用品、生活雑貨を総合して取り扱う[keikou]ホームファニシングストア[/keikou]と呼ばれる業態を取っており、

    また、材料の仕入れ、製品の製造(約90%の製品を海外)、輸入、店舗での販売、商品の発送までグループ企業内で行うことから、同社ではこれを『製造物流小売業』という業態であるとしております。

     

    在宅ワーク用の家具や収納用品が好調

    新型コロナウイルスの影響で、一部既存店の休業等の影響もありますが、在宅ワーク及び、家庭での滞在時間が増えたことにより、在宅ワーク用のデスクやチェアの販売が好調であり、

     

    また、同社の自前の物流や、整備されたECサイトからのネット注文も増加し、他社が苦境にある中プラスに働く結果となりました。

     

    出店計画について

    2020年5月期末時点で、ニトリの店舗数は国内553店舗、台湾30店舗、米国2店舗、中国34店舗であり、トータル619店舗です。

     

    さらに、第二四半期以降は、国内43店舗、台湾6店舗、米国1店舗、中国2店舗の出店を予定しており、国内外合わせて[keikou]671店舗[/keikou]と現在の店舗数から52店舗増える予定です。

     

    一見、順調に店舗数を伸ばす予定であるように見えますが、少しさかのぼって[keikou]2016年の店舗数[/keikou]に触れておきたいと思います。

     

    現在の店舗数、国内553、台湾30、[keikou]米国2[/keikou]、中国34に対して、2016年の店舗数は、国内430、台湾24、[keikou]米国5[/keikou]、中国8と、[keikou]米国は2016年の店舗数の方が多い[/keikou]事が分かります。

     

    つまりは、米国においては出店数よりも閉鎖店舗数が上回っているということであり、米国では苦戦していることが分かります。

     

    同社は、出店において[keikou]※[/keikou]ドミナント戦略を採用しており、地理的にはロサンゼルスから見て南西にかけての車だとロサンゼルスから30分~1時間程度で行ける範囲内に出店しています。

    [keikou]※[/keikou]ドミナント(dominant)戦略=『支配的な』を意味する言葉で戦略においては、ある地域に集中的に出店し地域の市場占有率をあげることで、知名度上げ、また広告宣伝費や物流コストを下げるなどの効果がある。

    ドミナント戦略のデメリットとしてリスクの集中が挙げられますが、簡単に言うと一つの店がダメなら他の店もダメである可能性が高いということです。

     

    地域の選択がまずいのか?、そもそもアメリカ人から見てニトリ(米国内ではアキホームとして展開)の商品に魅力がないのか?競合となるイケアや、アマゾンが強すぎるのか?理由は様々考えられます。

     

     

    また、日本国内の出店ですが、ユニクロの店舗数を参考にすると、2019年時点で817店であり2015年の841店舗から減少傾向で推移している状況です。

     

    671店舗を目指すニトリですが、衣料品よりも買い替えサイクルの長いと思われる家具を扱う同社の出店ペースにも限界が近づいているのではないでしょうか?

     

    ニトリホールディングスの株価を収益の視点から分析する

    それでは、現在の株価21030円(2020/06/29終値)を基準に見ていきましょう。

    まずは一株当たりの利益の割合をあらわす、PER(株価収益率)は31.24倍ですから、お徳の範囲内とされる10~15倍からするとやや割高ではありますが、似たような業種の企業と比較するとそれほど高額である訳ではありません。

    EPS(一株当たり利益)は673.1円です。

     

    EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15倍をかけると、6731~10096.5円です。

    ちなみに、[keikou]現在の株価21030円[/keikou]とEPS15倍の差は10933.5円割高であると考えることもできます。

     

    ニトリホールディングスの株価を資産の観点から分析する

    株価がBPS(一株当たり純資産)の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、4.22倍です。1~1.5倍の範囲が割安とされることからこちらもやや割高であると判断できます。

     

    BPS4984.29円ですから、お徳の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると7476.44円ですから、[keikou]現在の株価21030円[/keikou]と比較すると資産面からは13553.56円割高だと言えます。

     

    理論上の株価の底値は4984.29円です。

     

    ニトリホールディングスの配当や株主優待はどうなのか?

    配当は、年間で115円を予定しているので、100株保有していたとすると11500円の配当が得られます。

     

    配当利回りは、0.55%です。これも株価が高額であることから低い値です。

     

    配当性向は、17%です。配当性向とは当期利益のうち何%を配当として支払っているかを表す割合で、一般的には20~30%が平均的な数値であると言われます。

     

    上昇している株価によって少なく感じるかも知れませんが、企業としては控えめではありますが、[keikou]適正な配当[/keikou]を行っていると言えるでしょう。

     

    株主優待は、お買い物の際に使用できる[keikou]10%割引券[/keikou]が5枚です。

    なお、株を1年以上の保有期間で10枚、500株の場合だと15枚となります。

     

    ただし、お買い物金額の上限が10万円なので、優待券1枚で1万円が最大の割引額です。

    ニトリで50万円買えば5万円お得になる計算ですが、魅力的だというのは少し厳しいですね。

     

    ニトリホールディングスの売上高と利益はどうなのか?

     

    売上高ですが、営業利益とともに過去10年右肩上がりで上昇しています。

    営業利益率についても15~17%あたりで推移しており、これはかなりの高水準であると言えます。

     

    ニトリホールディングスの株価を利益率と流動比率から分析する

    前期(2019/02)は、ROEが13.6%、ROAが11.0%、今期(2020/02)のROEが12.7%、ROAが10.4%と若干減少しているように見えますが、ROEの10%越えはかなりよい数値だと言えます。

    一般的な認識としては8%を超えていれば高い数値だと判断されます。

     

    流動比率は、3.19倍で[keikou]短期的な資金[/keikou]も十分です。

     

    自己資本比率は82%で、倒産の危険がないと言われる40%の値を大きく超えています。

    有利子負債キャッシュフロー倍率は、0.07倍であり、5倍以下が良いとされる目安をさらに下回ります。

    意味合いとしては、[keikou]有利子負債を0.07年[/keikou]で返済できることを意味します。

     

    まとめ

    今回はニトリホールディングスの分析を行いましたが、かなりの高収益企業であり財務状態の健全な企業であることが分かりました。

     

    アメリカへの出店での苦戦も十分にカバーできるでしょう。

    ただし、日本国内への出店数はそろそろ上限に近づいていることと、従来の家具に加えて日用品、生活雑貨を扱うということはネット通販も競合に加わることを意味します。

    この辺りには注目しておきたいところですね。

     

    最後までお読みいただきありがとうございました。

     

     

     

     

     

  • キーエンス【6861】の株価分析と配当や株主優待について

    キーエンス【6861】の株価分析と配当や株主優待について

    どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

     

    今回は『キーエンス』【6861】の株価分析を行います。

     

    キーエンスは、工場での自動生産を助けるためのセンサや、自動制御機器を作る企業です。

    多くの工場の目標の一つに無人化:FA(ファクトリーオートメーション)があげられ、生産性と品質の向上を求めらえられるわけですが、その無人化に役立つ製品をキーエンスは開発しております。

     

    社名の『キーエンス』は、Key of Science に由来するものです。

    1974年に、兵庫県尼崎市リード電機株式会社として設立され、現在の社名である『株式会社 キーエンス』に変更されたのは1986年です。

     

    記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を勧めるものでも安全性を保障するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

    また、企業の一般公開情報によって判断を行ったため、事実と異なる点が存在する可能性があります。どのような考えを持って投資を行うかの『考え方の流れ』を参考にいただければと思います。

    参考にしたうえでの不利益を当方で負うものではありません。ご自身の判断によって投資は行ってください。

     

    自社工場を持たないファブレス生産体制

    以前のスノーピークの株価分析の記事でも触れましたが、キーエンスもファブレス(fabless)と呼ばれるビジネスモデルを採用しております。

     

    ファブレスとは、fabrication facility(製造施設)がless(無い)である。

    すなわちファブレスとは、工場を持たないことを意味するわけですが、利点は製造を国内外の協力企業に委託することで、自社で製造設備を保有するコストを研究開発や企画に振り分けることができること。

    そして、[keikou]仮に受注、生産がストップするような状況での維持管理コストがかからない[/keikou]ことが挙げられます。

     

    自社工場を保有する企業であれば、生産がストップした状況だと工場の土地や建物、また、工場で雇用している従業員の給料を[keikou]企業の収益がストップした状況で支出し続けなければならない[/keikou]ことになります。

     

    とくに最近のような状況だとファブレスはリスク管理に大きく役立ちます。

     

    グローバルダイレクトセールス

    多くのメーカーではメーカーと顧客の間に代理店や販社を置き、いうならばメーカーで作った出来上がりの物を代理店に売ってもらう形をとっていますが、

     

    キーエンスでは、顧客の元へ直接足を運び、[keikou]現場で問題点を見つけ、問題解決につながる製品を現場で提案する[/keikou]直販体制(グローバルダイレクトセールス)を取っています。

     

    同社の強みは、『開発する7割の製品が世界初、業界初である』と言われますが、これも製造業の現場で問題解決に役立つ製品を生み出すからこそ、今までにない新たな製品が生まれるという事なのでしょう。

     

    キーエンスを収益の視点から分析する

    それでは、現在の株価44830円(2020/06/23終値)を基準に見ていきたいと思います。

     

    一株当たりの利益の割合をあらわす、PER(株価収益率)は54.91倍と一般的な企業の平均の15倍と比較するとかなり割高の水準にあります。

    EPS(一株当たり利益)は、816.4円です。

     

    EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15倍を掛けると、8164~12246円です。

    ちなみに[keikou]現在の株価44830円[/keikou]とEPSの15倍の差は32584円です。

     

    単純に、これらの指標だけで株価が割高であると判断するには早いですが、一般的な判断基準の水準からするとかなり高額であると判断される株価であることは頭の片隅に置いておくべきです。

     

    投資の場での違和感には必ず理由がありますから、ここで考えることは『なぜ、こんなに高い株価で取引されているのだろうか?』と疑問を持つことです。

     

    もう少し指標の計算を行いながら、株価の高い理由を探っていきましょう。

     

    キーエンスを資産の観点から分析する

    株価がBPS(一株当たり純資産)の何倍の価格になっているかをあらわすPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、6.18倍です。

    1.5倍までが割安ととられることを考えると、こちらも割高の水準です。

    BPSは7249.02円なので、お得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると、10873.53円ですから現在の株価44830円と比較すると資産面からは、33956.47円割高だと言えます。

     

    理論上の株価の底値は7249.02円です。

     

    キーエンスの配当や株主優待はどうなのか?

    配当は、一株当たり200円を予定しているので、100株保有していたとすると配当は20000円です。

    配当利回りは、0.45%と株価に対しては低めの配当です。

     

    配当性向は、18.36%ですから、一般的に目安とされる30%と比較すると低いと言えるでしょう。

    前期(2019.3)までは、おおむね10%以下の推移でしたから企業としては手堅い経営を行っているのだろうと予想が立ちます。

     

    株主優待は、行っていないようです。

     

    キーエンスの売上高と利益はどうなのか?

    売上高、営業利益ともに過去のグラフから順調に上昇傾向で推移していることが分かります。

     

    また、ここで注目していただきたいのが、[keikou]営業利益率[/keikou]です。

    これは、営業利益÷売上高×100の計算式で求めることができるのですが、簡単に言うと売上高に対して本業での売り上げの割合がどのくらいを占めるのか?をあらわす数値です。

     

    同社の営業利益率は、2020年3月時点で50.3%であり、長期的にみるとやや上昇傾向にあるようです。

    キーエンスと似たような業種の平均は7%前後であることから、とんでもなく良い数値であることが分かります。

     

    キーエンスの株価を利益率と流動比率から分析する

    前期(2019/03)のROEは14.2%、ROAは13.4%。

    今期(2020/03)は、ROEが11.3%、ROAが10.8%と若干停滞気味ですが、利益率の良い経営をしてると言えます。

     

    流動比率は15.24倍で短期的な資金には問題ない。というよりも[keikou]企業としての収益が完全にストップしてもまったく問題がない[/keikou]ほどの余裕があると言えます。

     

    流動比率を簡単に説明すると、一年以内に現金化できる資産である『流動資産』を一年以内に支払う必要のある負債である『流動負債』で割って以下のような式で求めます。

     

    [keikou]流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債[/keikou]

     

    よって流動比率の値が大きくなるということは、非常に低燃費で効率の良い経営を行っていると言えます。

     

    自己資本比率は96.7%とこちらもとんでもない数値です。

    営業キャッシュフローと有利子負債の割合についても、そもそも有利子負債がありませんからキャッシュフローにも十分な余裕があります。

     

    まとめ

    今回は『キーエンス』の株価分析を行いました。

     

    さすがは[keikou]日本を代表する優良企業[/keikou]と言われるように非常に健全で効率的な経営が行われていることが分かりました。

     

    ただし投資対象として考えると、いくら長期的視点で成長が見込まれるとしても現在の株価はあまりにも高額です。

    長期投資の視点で考えても、厳しいのではないでしょうか?

     

    現在のような高額な株価の原因は、

    1. 優れた企業であることから投資家の人気が高まる
    2. 人気が高まり株が購入されることで、株価がさらに上昇する
    3. 株価が上昇すればさらに投資家の期待が高まる
    4. 期待が高まるとさらに株が購入される、、、、、、

    といった具合ですね。

     

    最後までお読みいただきありがとうございました。