キーエンス【6861】の株価分析と配当や株主優待について

 
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どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

 

今回は『キーエンス』【6861】の株価分析を行います。

 

キーエンスは、工場での自動生産を助けるためのセンサや、自動制御機器を作る企業です。

多くの工場の目標の一つに無人化:FA(ファクトリーオートメーション)があげられ、生産性と品質の向上を求めらえられるわけですが、その無人化に役立つ製品をキーエンスは開発しております。

 

社名の『キーエンス』は、Key of Science に由来するものです。

1974年に、兵庫県尼崎市リード電機株式会社として設立され、現在の社名である『株式会社 キーエンス』に変更されたのは1986年です。

 

記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を勧めるものでも安全性を保障するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

また、企業の一般公開情報によって判断を行ったため、事実と異なる点が存在する可能性があります。どのような考えを持って投資を行うかの『考え方の流れ』を参考にいただければと思います。

参考にしたうえでの不利益を当方で負うものではありません。ご自身の判断によって投資は行ってください。

 

自社工場を持たないファブレス生産体制

以前のスノーピークの株価分析の記事でも触れましたが、キーエンスもファブレス(fabless)と呼ばれるビジネスモデルを採用しております。

 

ファブレスとは、fabrication facility(製造施設)がless(無い)である。

すなわちファブレスとは、工場を持たないことを意味するわけですが、利点は製造を国内外の協力企業に委託することで、自社で製造設備を保有するコストを研究開発や企画に振り分けることができること。

そして、仮に受注、生産がストップするような状況での維持管理コストがかからないことが挙げられます。

 

自社工場を保有する企業であれば、生産がストップした状況だと工場の土地や建物、また、工場で雇用している従業員の給料を企業の収益がストップした状況で支出し続けなければならないことになります。

 

とくに最近のような状況だとファブレスはリスク管理に大きく役立ちます。

 

グローバルダイレクトセールス

多くのメーカーではメーカーと顧客の間に代理店や販社を置き、いうならばメーカーで作った出来上がりの物を代理店に売ってもらう形をとっていますが、

 

キーエンスでは、顧客の元へ直接足を運び、現場で問題点を見つけ、問題解決につながる製品を現場で提案する直販体制(グローバルダイレクトセールス)を取っています。

 

同社の強みは、『開発する7割の製品が世界初、業界初である』と言われますが、これも製造業の現場で問題解決に役立つ製品を生み出すからこそ、今までにない新たな製品が生まれるという事なのでしょう。

 

キーエンスを収益の視点から分析する

それでは、現在の株価44830円(2020/06/23終値)を基準に見ていきたいと思います。

 

一株当たりの利益の割合をあらわす、PER(株価収益率)は54.91倍と一般的な企業の平均の15倍と比較するとかなり割高の水準にあります。

EPS(一株当たり利益)は、816.4円です。

 

EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15倍を掛けると、8164~12246円です。

ちなみに現在の株価44830円とEPSの15倍の差は32584円です。

 

単純に、これらの指標だけで株価が割高であると判断するには早いですが、一般的な判断基準の水準からするとかなり高額であると判断される株価であることは頭の片隅に置いておくべきです。

 

投資の場での違和感には必ず理由がありますから、ここで考えることは『なぜ、こんなに高い株価で取引されているのだろうか?』と疑問を持つことです。

 

もう少し指標の計算を行いながら、株価の高い理由を探っていきましょう。

 

キーエンスを資産の観点から分析する

株価がBPS(一株当たり純資産)の何倍の価格になっているかをあらわすPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、6.18倍です。

1.5倍までが割安ととられることを考えると、こちらも割高の水準です。

BPSは7249.02円なので、お得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると、10873.53円ですから現在の株価44830円と比較すると資産面からは、33956.47円割高だと言えます。

 

理論上の株価の底値は7249.02円です。

 

キーエンスの配当や株主優待はどうなのか?

配当は、一株当たり200円を予定しているので、100株保有していたとすると配当は20000円です。

配当利回りは、0.45%と株価に対しては低めの配当です。

 

配当性向は、18.36%ですから、一般的に目安とされる30%と比較すると低いと言えるでしょう。

前期(2019.3)までは、おおむね10%以下の推移でしたから企業としては手堅い経営を行っているのだろうと予想が立ちます。

 

株主優待は、行っていないようです。

 

キーエンスの売上高と利益はどうなのか?

売上高、営業利益ともに過去のグラフから順調に上昇傾向で推移していることが分かります。

 

また、ここで注目していただきたいのが、営業利益率です。

これは、営業利益÷売上高×100の計算式で求めることができるのですが、簡単に言うと売上高に対して本業での売り上げの割合がどのくらいを占めるのか?をあらわす数値です。

 

同社の営業利益率は、2020年3月時点で50.3%であり、長期的にみるとやや上昇傾向にあるようです。

キーエンスと似たような業種の平均は7%前後であることから、とんでもなく良い数値であることが分かります。

 

キーエンスの株価を利益率と流動比率から分析する

前期(2019/03)のROEは14.2%、ROAは13.4%。

今期(2020/03)は、ROEが11.3%、ROAが10.8%と若干停滞気味ですが、利益率の良い経営をしてると言えます。

 

流動比率は15.24倍で短期的な資金には問題ない。というよりも企業としての収益が完全にストップしてもまったく問題がないほどの余裕があると言えます。

 

流動比率を簡単に説明すると、一年以内に現金化できる資産である『流動資産』を一年以内に支払う必要のある負債である『流動負債』で割って以下のような式で求めます。

 

流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債

 

よって流動比率の値が大きくなるということは、非常に低燃費で効率の良い経営を行っていると言えます。

 

自己資本比率は96.7%とこちらもとんでもない数値です。

営業キャッシュフローと有利子負債の割合についても、そもそも有利子負債がありませんからキャッシュフローにも十分な余裕があります。

 

まとめ

今回は『キーエンス』の株価分析を行いました。

 

さすがは日本を代表する優良企業と言われるように非常に健全で効率的な経営が行われていることが分かりました。

 

ただし投資対象として考えると、いくら長期的視点で成長が見込まれるとしても現在の株価はあまりにも高額です。

長期投資の視点で考えても、厳しいのではないでしょうか?

 

現在のような高額な株価の原因は、

  1. 優れた企業であることから投資家の人気が高まる
  2. 人気が高まり株が購入されることで、株価がさらに上昇する
  3. 株価が上昇すればさらに投資家の期待が高まる
  4. 期待が高まるとさらに株が購入される、、、、、、

といった具合ですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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