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良品計画【7453】の株価分析と配当や株主優待について

 
良品計画【7453】の株価分析と配当や株主優待について
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どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

 

私が無印良品に初めて出会ったのは中学生の頃で、とにかく強烈な印象を受けたのを覚えています。

 

無駄なブランドのロゴや着色がなく、シンプルでやや角ばったデザインに漠然とした都会っぽさを感じ、

その後一人暮らしの際にはキッチン用品やベッドカバー、シャンプーボトルを無印良品で買いそろえたのを思い出します。

 

というわけで、今回は『良品計画』【7453】の株価分析を行います。

 

記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を勧めるものでも安全性を保障するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

また、企業の一般公開情報によって判断を行ったため、事実と異なる点が存在する可能税があります。どのような考えを持って投資を行うかの『考え方の流れ』を参考に頂ければと思います。

参考にしたうえでの不利益を当方で負うものではありません。ご自身の判断によって投資は行ってください。

 

良品計画とは

良品計画とは、『無印良品』ブランドで衣料、雑貨、食品の卸・小売りを行う企業です。

 

もともとは、1980年に西友のプライベートブランドとして食品を中心とした40品目からスタートしたのが始まりです。

 

事業構成は衣服・雑貨43、生活雑貨47、食品7、他3であり、海外比率は37%。

時価総額は4489憶円で、他消費財小売りの分野で120社中4位の企業です。

 



ブランド力

同社の強みはブランド力です。

 

無印のブランド力を一言で表現するのは難しいですが、デザイン、質感、ナチュラルさが上手く合わさることで無印良品らしさが出来上がっているのでしょう。

 

デザインについては、ジャスパーモリソン、山本耀司、深澤直人ら有名デザイナーがデザインしたものも多く、ニューヨーク近代美術博物館(MoMA)の中の売店で多数の製品が販売されるほど評価されております。

 

複数のデザイナーが関わりながらも、同社の製品は無印良品らしさのフィルターを通した統一感のあるデザインであるため、所有物を無印良品の製品で統一したいと考える『ムジラー』と呼ばれる熱狂的な無印良品ファンも存在するようです。

 

多くの値下げ商品

同社の店舗に出かけて気になったのは値札を張り替えられて値引き販売された商品の多さです。

 

店舗で見かけた商品と直接関係がないのかもしれませんが、2020年度の決算説明会の説明によると、在庫処分と価格施策増加により、営業総利益が前期差-2.0%となっております。

 

また、在庫についても同社の導き出したあるべき在庫水準よりも200憶円高いようで、そのうちシーズン在庫が10憶円を占めることから、それらが値下げ商品として販売されたものと予想できます。

 

そのほかにも適価(価格見直し)のようなお手頃価格を目指す施策を行っているようですが、私は無印良品に顧客が求めるものが『低価格』ではないと考えている為、あまり評価できるものではないと考えます。

 

価格施策の結果、来店客数と販売アイテム数の増加につながっているようですが、客単価は減少しており薄利多売になっていると言えます。

 

無印良品をアマゾンでも販売スタート

2020年5月1日より同社は、アマゾンにて約250商品の販売を開始しております。

 

ニュースリリースによると、新型コロナウイルスによる店舗の営業自粛に対する顧客への利便性の向上の為としておりますが、2019年の1月にファミリーマートでの商品取り扱いの取りやめを行ったため新たな販売先の確保という面もあるのでしょう。

 

ただし、同社の運送、配送費のコストが上昇している現状を考えると配送費の影響のあるECサイトよりも他業種の店舗と組むことで販売先を広げる方が有効であると考えます。

※2020年6月17日より無印良品ブランド商品をローソン3店舗にて実験販売スタート

 

 

良品計画を収益の視点から分析する

それでは、現在の株価1778(2020/09/07終値)を基準に株価分析を行います。

一株当たりの利益の割合をあらわす、PER(株価収益率)ですが、赤字であるため数値が存在しません。

 

EPS(一株当たり利益)は、-14.8円です。

 

EPSの過去の推移を見たところ綺麗な右肩上がりでの推移であったため、今回の赤字の要因が限定的な物であれば特に問題はないでしょう。

 

良品計画を資産の観点から分析する

株価BPS(一株当たり純資産)の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、2.29です。

少し割高にも思えますが許容範囲でしょう。

 

BPSは、775.77円なので、一般的にお得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると、1163.66円ですから現在の株価1778円と比較すると資産面からは、614.34円割高だと言えます。

 

BPS(一株当たり純資産)についての過去から現在までの推移ですが、こちらもEPS同様に非常に綺麗な右肩上がりのグラフです。

 

理論上の株価の底値は、775.77円です。

 

 

良品計画の配当や株主優待はどうなのか?

配当は、一株あたり5円を予定しているので、100株保有していたとすると配当は500円です。

配当利回りは、0.28%とかなり低めの数値です。

ただし2019年度まではきっちりと毎年増額されており、今回の配当利回りは企業の現状が反映されての減額ですので、私は無理をして配当を支払い続ける企業よりはむしろ好感がもてます。

 

配当性向は、30%を基準に行っているようなので妥当なところでしょう。

 

株主優待は、おこなっていないようです。

 

良品計画の売上高と利益はどうなのか?

売上高についても、2020年2月期まで順調に増加しておりました。

ここまでキレイなグラフの推移だと、2021年2月期予想の売上高減少は偶然のアクシデントと考えてもいいのでは?と思えるほどです。

 

営業利益についても、2019年2月期までは上昇傾向であり、営業利益率については平均10%で推移していることを考えると、経営状況も良好であったと考えることができます。

 

良品計画の株価を利益率と流動比率から分析する。

ROEの推移についても基本的には上昇傾向での推移であり、2019年2月期には17%をこえております。

ROAについても2020年2月期時点で7.6%であり資本はうまく使えているといえます。

 

流動比率は、4.33倍であり短期的な資金にも十分な余裕があります。

 

自己資本比率は、66.6%と一般的に倒産の危険性がないと言われる40%を超えており安全性が高いと言えます。

 

有利子負債キャッシュフロー倍率は、0.2倍であり負債の返済能力も問題ありません。

 

まとめ

今回は『良品計画』の株価分析を行いました。

 

かなり株価を落しているので不安もありましたが、実際に調べてみると収益性や安定性が高いことが分かりました。

 

イメージとしては、100点中95点の企業と言ったところでしょうか?

すでに成長というよりも安定に入る時期に近づいているイメージです。

 

そのような伸びしろの少なくなった状況で今回の価格見直しは、新たな顧客層の取り込みの為の実験段階にあるのかもしれません。

 

長期保有の視点での投資対象としては、株価1000円あたりを損切りラインに設定して、現在の株価1778円だと100株単位で7万8000円程度の損失を許容できるのであれば、株価が上昇するまで保有し続けるという買い方なら有りかもと言ったところですね。

 

大きく上昇する銘柄というよりは、安定して配当をコツコツもらい続ける買い方があった銘柄でしょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 



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