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【レーシングゼロ】ラチェット音の消音化の為のグリスアップ
私が使っているフルクラムのレーシングゼロですが、最近ラチェット音がうるさくなってきました。
ラチェット音というのは、自転車が惰性で走っているときにペダルの足を止めると聞こえる「ジィーーーー」って音のことです。
今回は、このラチェット音を静かにする為に硬めのグリスであるシマノのプレミアムグリス(デュラグリス)を用いてグリスアップをしたいと思います。
少し敷居が高いように感じるかもしれませんが、それほど難しい作業ではないのでひとつずつ見ていきましょう。
なぜ音が発生するのか?
この音は、ホイールのハブに組み付けてあるフリーボディと呼ばれるパーツから発せられています。
これはスプロケとホイールの回転を切り離すための構造によるもので、スプリングに取り付けられた爪がホイール内側の溝をはじくことで発生します。
完全に無音にすることはできないのですが、以前よりも音が大きくなった場合、グリスが切れている可能性があります。
これではいくら高価なベアリングであっても回転効率を悪化させかねないので早めにメンテナンスした方がいいと思います。
ラチェットのグリスアップのやり方
まずは、スプロケットを外す為にホイールの中心のロックリングを取り外す必要があります。
見慣れないフリーホイール外し(フリーホイールリムーバー)という工具を使うので難しく感じるかもしれませんが作業自体は単純です。
私は下記の安価な製品を購入しましたが使い勝手に問題はありませんでした。
メンテナンスの為に一つ購入しておいてもイイかもしれません。
通常のネジと同様にロックリングを左回りで緩むのですが、スプロケが回転してしまうのでスプロケを抑えるチェーンのついた工具を使います。
撮影のために新聞紙の上にホイールを寝かせていていますが、中心のロックリングはかなり硬く締め付けられているので、実際はホイールを起こした状態で体重をかけて緩めます。
このまま、スプロケットをゴソッと外したくなりますが、バラけてスポークの上に落とすとスポークに傷が入る恐れがあるので、一枚ずつ外せるところまでバラで外します。
これで安心して取り外せます。
そして、フリーボディーについている銀色のリングが、8速~10速のコンポに組み合わせる時に使うアダプターです。
11速のコンポであればこれは使用しません。
特に取り外す必要はないのですが、見てみると[use only 9/10s]と書かれています。私のコンポはクラリスなので8速なのですが、幅は同じなのでこのアダプターで使えます。
それよりも8速のことが書かれていないのが少し悲しいですね。
で、今度はフリーボディのナットを緩めるのですが、今度は右回り=逆ネジです。アーレンキーで左回り、モンキーレンチを右回りに回します。今回は力はいりません。
今度は、金属の筒状のパーツを外します。指でつまんで引っ張るだけです。
これで、フリーボディを取り外すことが出来ました。汚れを洗浄したのち、矢印のフリーボディ先端のツメとホイール側のツメの接触する箇所にグリスを塗ります。
あとは逆の手順でくみ上げれば完成です。
グリスアップの注意点
グリスアップの目的は、パーツの接触面の潤滑と汚れや水分が入るのを予防するためです。
グリスを大量に入れると、音の共鳴する範囲が狭くなるので音は小さくなるとは思いますがかえって抵抗は増えるので注意が必要です。
まとめ
今回の作業をまとめると
- ロックリングの取り外し(チェーンのついた工具を使う)
- スプロケット取り外し
- フリーボディのナット(逆ネジ)と筒状のパーツの取り外し
- グリスを必要量を必要箇所に塗る
一番難しいのは、ロックリングの取り外し位です。単純に硬くて力がいるだけで難しくはありません。
工具も安く手に入るもので十分なのでもしよろしければ挑戦してみて下さい。
もし作業で分からない事がございましたらお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回使用したパーツなどのリンクを張っておきます。