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【完全版】車屋が限界までバラした!!車を一番高く買い取らせる方法
どうも!!元自動車屋の『らしらん』(rasiran)です。
車を手放すとなると、誰もが少しでも高く買い取ってほしいと考えるのではないでしょうか?
というわけで、今回は元自動車ディーラーで働いていた私が前回の続編として、自動車を高く売る方法をお伝えして行こうと思います。
かなり長い記事ですので、車を高く買ってもらう方法をサクッと知りたい方は最後の【まとめ】からお読みください。
前回の記事では、買う側として何年落ちの中古車がお得感が高いかについてお伝えしました。
→【極秘】車屋がバラした!!最強にお得な中古車は〇〇年落ち!!
目次
車を高く買ってもらう方法は『丁寧に使っていた事』をアピールする
車のアピールがどうのこうのじゃなくて、聞きたいのは
- 元自動車ディーラーで働いていた、私しか知らない車を高く売るための極秘情報
- 車検を通してから売った方がいいのか?
- 小さな傷は修理するべきか?
- 何月に売ると高く売れるのか?
このあたりだと思います。
ですが結論から言うと、車を高く売る方法は『車への愛』。すなわち自動車を丁寧に扱っていたことを査定士(車の買取の際、車の価値を判定してくれる人)にアピールすることしかできません。
→ 車検を通してから売った方がいいのか?車のボディへの傷は直してから売るのか?何月が売り時か?などは最後にまとめてお伝えします。
正しいアピールのやり方と、査定士の仕事とは?
まずは、査定士(自動車買取の際、車の価値を判定する人)の仕事を理解する必要があります。
身も蓋もない話ですが、査定士の仕事は車を少しでも安く査定することです。
もちろん詐欺を働くことはありませんが、小さな傷を見逃してしまったり、走行距離を読み間違えたりするようなミスをすることはなく基本的にとても厳しくチェックします。
ですので、何か小細工をしたところで通用するわけもなく、ただ一つできるのは、査定士の本気モードを引き出させてしまわないことだけです。
どういうことかと言うと、査定士は長年の『勘』によって、雑に使われた形跡のある車は問題があることが多いことを知っています。
具体的には、
- コーヒーをこぼして拭き取られず、そのまま乾燥したような跡が見つかる
- ハンドルなどが、ネバネバ、ベタベタしている
- 異常なほどホコリがたまっていたり、ごみが散乱している
- 臭いがする
言い換えると、不衛生でだらしない感じとも言えるでしょう。このような車は、
- 後部座席のドアバイザーへのタバコの焦げ跡
- シートベルトをドアとボディの間に挟み込んだ形跡
- 車体の下回りへの傷
- 後輪のタイヤ内側に駐車場の輪留めで擦ったと見られる傷
ほかにもありますが、このようなマイナスポイントが見つかる可能性が高いので『念入りにチェック』されることになります。(言い換えると、いつもはチェックしていないこともあるということ)
普通の感覚でいいので、簡単な掃除はしておいた方がいいでしょう。
査定士のチェックがゆるくなることも、、、無くはない
お伝えしたように査定士のチェックは、とても厳しいです。
ですが、人間のやることなので少し査定が甘くなることもあります。それはしっかりと手入れがされていることが分かる場合です。
- ボディーがツヤツヤに磨き上げられている
- ホイールの内側まできれいに磨かれている
- ボンネットや給油口のフタの内側までキレイに拭き上げられている
このような感じだとかなり好印象です。
手入れがされている≒大切にされている≒車に問題が見つかることはないってことですね。
どうやって買取の価格が決まるのか?
中古車の買い取りの場合、簡単に言ってしまうと、欲しい人がたくさんいる車は高くなり、欲しい人があまりいない車は安くなります。
実例を挙げると、新車の価格を基準にすると、軽自動車は全般的に買い取り額が高く、超高級車であるトヨタのセンチュリーなんかは買う人を探すのが大変なので買い取り額が新車価格からすると安い傾向にあります。
そして、基本的には以下の4点で割り出します。
- 車種
- 年式
- グレード
- ボディカラー
少し具体的にお伝えしていきます。
車種
人気車種であれば、価格は高くなります。
メーカーで差がつく
大きなくくりで言ってしまうと、新車当時の価格が同じだった場合、『トヨタ』の車は高く買い取られる傾向にあります。
『ホンダ』や『マツダ』も良い車を作っていますが買取価格は安くなってしまいます。
輸入車のなかで人気の高いドイツ車に限っても、『メルセデス』、『BMW』、『アウディ』の順に少しづつ買い取り額は下がりますし、
少しマイナーな『ジャガー』、『プジョー』、『ボルボ』となると、お伝えするのが気の毒に思えるような買い取り額がつくこともあります。
国産の人気車種
国産車でリセールバリューの高い車と言えば、『アルファード』、『ヴェルファイア』、『プリウス』あたりが強いです。
あと、『ハリアー』の人気はすさまじく、私がディーラーにいたころも査定額の高い車としては有名でした。
あと、番外編としては、『ランドクルーザー』ですね。
海外での人気が高いので、年式が古くて、走行距離が多くて、少しくらいキズがついていても高く売れるというとんでもない車です。
まぁ、みごとに『トヨタ』の車ばかりなのですが知名度の高い車メーカーは買い取りの際にも有利であるということです。
年式
当然、年式が新しいほど買取価格は高くなります。
前回の、【極秘】車屋がバラした!!最強にお得な中古車は〇〇年落ち!!のなかでもお伝えしましたが需要と供給の観点から、新車登録から5年を超えるか超えないかで買取価格に差が出てきます。
売るか売らないかは別として一度新車登録から5年あたりで査定に出してみることをお勧めします。意外と納得できる買い取り額がつくかもしれません。
グレード
車のグレードは少し複雑です。と言うのも、グレードが高い(装備が充実している)=排気量が大きい事が多いからです。
ややこしいので、まずは排気量が同じでグレードが高い場合についてお伝えしていこうと思います。
排気量が同じでグレードが高い場合
基本的に排気量が同じである場合、人気グレードの車の買い取り額は高い傾向にあります。
例えば、スポーツカーであれば、エアロパーツやホイール、サスペンション(バネ)にスポーティーな仕様のパーツが採用されているモデルが人気がありますし、
高級車であれば、レザーシート、サンルーフ、上質なオーディオの採用されているモデルは人気が高いです。
両者ともに、ターボエンジンは車種によって指名買いされることがあるので買い取り額に大きく反映されることがあります。
同じ車種でも排気量によってはグレードが高くても買い取り額が安くなることもある
品質と価格なんて言葉がありますが、中古車の需要をまとめると以下のようになります。【中古車に品質を求める人】
- 年式が新しい
- 上級グレード
- 大排気量
【中古車に低価格を求める人】
- お得感を感じられる価格
- グレードは少し妥協
- 維持費を考えると排気量の小さい車がいい
よって、感覚的には新車から3年以内に売るなら上級グレード、大排気量の車の買い取り額が高くなり、5年以上乗っている車を売るなら低排気量車の買い取り額が高く、グレードの違いは買い取り額に反映されにくくなると言うことが起こります。
実例を挙げると、トヨタのクラウンは新車価格が2500ccのグレードと3500㏄のグレードで約100万円違いがあるのですが、
正直なところ中古車の相場ではそれほど価格に開きがなく、場合によっては2500ccの方が高く買い取られるなんてこともおこります。
毎年の自動車税を考えると※2500ccが43500円に対し、3500ccが57000円であることを考えると13500円の差が生まれることになるので維持費を考えると同じ車種であれば排気量の小さいグレードに人気が出るということですね。
※2019年10月1日以降新車登録の場合
ボディカラー
正直にお話ししますが、白・黒・シルバー以外の車の買い取り額はかなり落ちます。
例外的に、スバルのインプレッサの青色のようなイメージカラーとして定着している場合は除きますが、それでも私の記憶では、白や黒の方が青色よりも買い取り額がよかったように思います。
新車購入の際に、アホな営業マンから『お客様にピッタリな色でございます』とか言われて、良く分からない微妙なワインレッドとか、みどり色なんかをわざわざ有料色のオプションで選ぶ人がいますが、
売却の際に、みなさん泣いておられます。
売却の際の査定額を考えるのであれば白か黒が無難です。シルバーも若干ですが白や黒に比べると査定額が下がる印象です。
ちょっと、裏話ですがやたらとシルバーの車を勧める営業マンがいます。
理由はシルバーの車は汚れが一番目立ちにくいので、納車時の洗車が楽になるから(黒色のボディに比べると手が抜けるから)なのですが、、、信じるか信じないかはあなた次第です。ということにさせて下さい。
査定額のアップが期待される都市伝説の数々
査定をしていると、お客様から
『え?この車まだ車検1年半もあるんやで!!もっと高くならへんの?』と、そんなん期待外れやわぁ、、、と言った具合にガッカリされることがあるのですが、
世間では高く買い取ってもらえると言われているけれど現実には、あまり査定額に影響のないことをお伝えしていきます。
【車検の残りが長い】
これは査定書のチェック項目にもあるので、車検の残りが長ければそれだけ査定額がアップします。
ただし、それも誤差の範囲です。アップしても数千円の範囲だと思って間違いないでしょう。
【小さな傷位なら修理しておいた方がいい】
確かに綺麗に直してあれば査定額は上がります。ただし修理にかけた費用を回収できるほど査定額が上がることは絶対にありません。
あと、タッチペンや缶スプレーで直す人もいるのですが、査定ではキズや、不完全な修理跡は大きさでマイナス判定します。間違っても広範囲にスプレーを吹きかけてボカシをかけようなんて修理はおやめください。
【3月と9月に売ると高く売れる】
若干のずれはありますが、だいたい3月と9月あたりで自動車買い取り額の相場は上昇します。
ですが、車の売却の基本は鮮度の新しいうちにです。
間違っても、『6月に車を売ろうと思ったけれど、9月に売った方が相場が上がるから、あと3か月乗ろう』なんて考えはおやめください。
6月に売るのが正解です。
あと、いないとは思いますが11月に売ろうと思ったけれど3月に売ると高く売れると聞いたから、、、と年越しをして3月まで粘ると、さらに年式がプラス1年落ちで古くなったと認識されて買い取り額がガッツリ下がるなんてこともあるのでお気を付けください。
【ボディコーティングでツヤツヤのピカピカだと査定額がアップする】
これですが、『ボディコーティングをしておくと車を売る時に査定額がアップしますよ!!』と言ってコーティング屋さんが営業をかけることが原因だと思うのですが、
残念ながら査定書にコーティングを施工してあるからプラス評価にするという項目は無い訳です。
店頭に並べてお客さんに見てもらえる状態で車を再販する買取店なら多少の査定額のアップはあるでしょうけれど、買い取った車をオークションに流すような買取店だとあまり期待しない方がいいでしょう。
【ナビ・ETC・ドライブレコーダー・社外品ハンドル・シート・エアロ・アルミホイール】
記事の初めの方に書いた『どうやって買取の価格が決まるのか?』の項目の『グレード』のところでお伝えしましたが、査定額の基本は車種とグレードです。
仮に『ノーマルグレード』の車を買って、後から『スポーツグレード』に取り付けられている『エアロパーツ』や『ホイール』などを取り付けた場合、見た目はほぼ、『スポーツグレード』なのですが、買い取り額はほぼ、『ノーマルグレード』と同じか、わずかに気持ち程度にアップする程度です。
細かな所を言うと、純正の埋め込み型ナビ、後付けのナビ、アルミホイールなども査定書の項目にはありますが、【有無の判定】だけで取り付け時の価格は全く考慮されません。よって気持ち程度しか査定額が増えない訳です。
私も車好きですし、みなさん思い入れがあって様々なパーツを取り付けておられるのがわかるので、毎回申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
【走行距離が少ない】
査定の項目にもあるのですが、基準は使用年数×1万キロです。
それ以下であれば普通という判断で、それ以上の走行距離であればマイナス査定となります。
では、走行距離の少ない場合ですが、自動車のコンディションの話をすると全く乗られてない車よりも、適度に乗られている車の方が程度が良い場合が多かったりします。
確かに走行距離5万キロを超えるか超えないかで『差』があるのは事実ですが、あまり期待しない方が良いと思います。
結局、再販する能力の高い店で売るのが正解
ここまで長い記事を読んでいただきましたが、
結局は再販力が高い店は車を高く売れるので、高く買い取ることもできるのが現状です。
一概に中古車販売店とは言っても、
- 全国展開している有名な中古車販売のチェーン店
- 低走行、高年式(新しい)、内外装ピカピカの極上車専門店
- 他走行、低年式、低価格のお店
- カスタムカー(改造車)に強いお店
- スポーツカー専門店
- 軽自動車専門店
- 輸入車専門店
- あまり活気があるように見えないけれど、実は海外に高値で販売するルートを持ってるお店
- 買取だけを専門に行っている店
このほかにも様々な種類があって、販売を得意とする自動車の種類はまさにバラバラです。
よって、とにかく多くのお店で査定を受けるというのが正解です。
解決策としては、あまり言うと怒られるのですが、カーセンサーの一括買取査定を使うのが一番手っ取り早いですね。運営がリクルートであり大手であることと、
裏情報的には、一括査定は複数の買い取り業者の競り合いが激しく、買い取り業者もギリギリまで査定額を上げないと買取ができない状況になっているようです。
少し前だと、直接買い取り専門店に出向いて査定士を口説き落として査定額をアップしてもらう方が高く買い取ってもらえたこともありましたが、一括査定が広まってからは交渉なしに各社の限界査定額が引き出せるようです。
まとめ
今回は、自動車を一番高く買い取ってもらうにはどうすればいいのか?についてお伝えしました。
結論としては、
- 自動車を軽くで構わないので掃除しておく(時間がないなら窓とミラーをタオルで拭くだけでOK。塗装よりもガラス面の方が分かりやすく光が反射するので印象が大きく変わります。)
- 複数の買い取り業者への一括査定で買い取り業者に競り合わせる。
- 新車登録から5年、走行距離5万キロ以下の場合、流通量よりも需要が上回っている状況なので満足のいく査定額を聞き出せる可能性が高い(自動車の買取は鮮度が重視されるので車検のタイミングごとに査定をうけて検討してもいいと思います。もちろん査定は無料です。)
これら3点が重要であることについてお伝えしました。
最後までお読みいただきありがとうございます。