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なぜ『お金は銀行に預けるな』なのか解説しようと思う。
お金の知識をつけたいなら、勝間和代さんの著書の『お金は銀行に預けるな』を読むことをゴリ押ししているのですが、
先日読み終わったという知人のSさんが、投資のメリットを解説しているのは分かるけれど、お金を銀行に預けるリスクは何なのか?がわからないなかったと話してきたので解説してみたいと思います。
今回の前置きはこのくらいで、いきなり本題に入りましょう。
目次
なぜお金を銀行に預けてはいけないのか?
物価は長期的に見ると上昇している
前回の記事にも書きましたが、20年くらい前だと100円で買えた缶ジュースは今だと130円で販売されています。
おそらく今後も物価は上昇を続けるので缶ジュースの価格は140円、150円と上がると思います。
今後を予想すると、現在の8%から10%への消費税の増税が2019年の10月に予定されているので、そのタイミングで140円にはなるのではないかと勝手に思っています。
余談ですが、130円に対する10円は約7.7%の値上げになるので便乗値上げ感はあります。
ですが賢い消費者になりたいならば便乗値上げをした飲料メーカーを悪者にすることにエネルギーを使うのではなく、飲料メーカーの収益が上がることを予想して飲料メーカーに投資しようと考える方が健全だとおもいます 。
銀行の利率は、100万円預けて1年後には7円にしかならない
話がそれましたが、2017年6月12日時点で銀行の利率は都市銀行で0.001%。税引き後だと0.0007%ですので100万円預けたとして1年後は7円の利子しかつかないことになります。
どういうことかと言いますと、物価上昇率に対して銀行の利率がまったく追い付いていないという事です。
仮に今100万円を銀行に預けたとすると10年後には、複利で運用しても70円の利子にしかならないので100万70円。
物価上昇率がアベノミクスが目標として掲げる2%で推移した場合、1年後の100万円の価値は、100万円÷1.02で求められるのでその計算式に当てはめると
現在の100万円の価値は10年後には82万348円+70円(利子)=82万418円と17万9652円も目減りすることになります。
額面上は100万70円と少ないなりにも増えていますが、価値としては大きく目減りしています。このあたりが銀行に預金をすることのリスクだといえます。
言い換えるならば、現在の100万円を10年後も100万円の価値を維持したいのであれば1年あたり1万7965円ずつ増やす必要があるわけです。(複利運用考慮せず)
長くなりましたが、このことから『銀行にお金を預けるな!!』というキャッチコピーの裏側には、預金しておいても額面上の金額の価値を維持し続けられないというリスクがあるから投資などで運用した方がリスクを下げられる可能性がありますよ!!という真意があるという訳です。
目減りのリスクか?、元本割れのリスクか?
ここまでくると、銀行に預けることがリスクであると理解していただけたと思うのですが、同じように投資を行う事もリスクがあるのではないか?という疑問が生まれると思います。
確かに投資に失敗したなら、額面自体を減らしてしまう事になるので投資を行う事は、より大きなリスクがあると言えるかもしれません。
リスクではなく、メリットをベースに考える
ただ、このことについてはぜひ、リスクベースではなく、メリットベースで考えていただきたいと思います。
例えば、田舎の3時間に一本のバスしか交通機関がないところに住んでいたとすると、車に乗るという事は、好きな時に好きな場所に早く移動できるというメリットがあります。
その反面、維持費の問題や事故といったリスクも確かに存在します。確かに田舎で車に乗らない事は維持費や事故のリスクは何もありませんが、メリットも同時に失っていることになります。
もう一つ例を挙げるならば、スマートフォンのデメリットを考えてスマートフォンを使わない人はいるでしょうか?Wi-Fiルーターとタブレットを持ち歩いているような代替手段がない限り普通の人はありえないとおもいます。
投資も同じように、元本割れのリスクはありますが、同時に資産を増やせる可能性というメリットもあるわけです。
リスクはやり方次第でいくらでも小さくできるのでそれほど怖がる必要はないかと思います。
まとめ
今回の記事では、お金を銀行に預けることのリスクについてお伝えしました。
内容をおさらいすると、物価の上昇率と銀行の利率がイコールでない事によって目減りが生じて、預けたお金が額面の価値を維持することができなくなる。という事が銀行にお金を預けることのリスクの理由です。
銀行のリスクを理解した後は、
- お金の額面は維持しながらも、価値は維持することのできない銀行
- 額面の保証のない代わりに額面そのものを増やせる可能性のある投資
このどちらかを選ぶことになります。
もしも、リスクを最小限にしながら額面金額を増やせる可能性の高い投資が存在するならばいかがでしょうか?今後は投資の具体的な方法についてもお伝えしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。