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【金子眼鏡】 セルロイドフレームで作成したサングラスをレビュー
どうも!!『らしらん』(rasiran)です。
本日は、私が4~5年前に買った金子眼鏡のサングラスについてお伝えしようと思います。
目次
金子眼鏡の読み方はカネコガンキョウ
金子眼鏡は、福井県鯖江市にある眼鏡の企画・製造・販売を行う企業です。
当初は、眼鏡の卸売だけを行っていて、実はオリジナルの製品の販売を始めたのは比較的最近だったりします。
金子眼鏡の特徴といえば、メガネ作りは分業が常識とされる中、自社での一貫生産に取り組んでいることで、2009年には自社工房である『BACK STAGE』を設立しています。
製品の価格は高価格帯で、比較対象としてはオリバーピープルズや白山眼鏡、999.9(フォーナインズ)があげられることが多いです。
職人シリーズで所有欲を満たす
金子眼鏡には『職人シリーズ』と呼ばれるフルハンドメイドのブランドがあります。
ちなみに私が選んだのは、『恒眸作』のT-254で、サーモントと呼ばれる眉を強調したようなデザインの眼鏡です。
恒眸作のメガネの銀色のパーツにはサンプラチナと呼ばれる素材が使われていて独特な風合いがたまりませんね。
とくにブランドにこだわりはなかったのですが、せっかく購入するならセルロイド製のメガネを一度使ってみたいと思っていたこと。あとはデザインがしっくりきたことから、こちらを選びました。
こちらには薄めのブラウンのカラーレンズを入れてサングラスとして使用しています。
セルロイドとアセテートの艶の違い
一般的にセルロイドのフレームはアセテート製に比べて深い艶が特徴であると言われます。
ただ、あちこちで紹介されているセルロイド独特の特徴的なツヤってなんだか良く判りませんよね?
実際にセルロイドの製品を使っている人の中にも『実際には良くわからんけど、みんなツヤが違うって言ってるから、とりあえず艶が違うって言ってる』みたいな人も絶対いると思うんです。
なので実際にセルロイドのフレームを購入した私が、セルロイド特有のツヤとは何なのか、言葉で表現してみようと思います。
おそらくですが、セルロイドのツヤを構成するのは以下の2点です。
- 表面の光の反射
- キラキラ感
1つ目の表面の光の反射については、表面の滑らかさによって光が乱反射しなくなった状態なので、素材ではなく『磨き方』の問題です。
極端なことを言えば、どろだんごも磨けば艶が出ますよね?
2つ目のキラキラ感については、『透明感』を表現する言葉です。
実際にセルロイドとアセテートの透明感は明確に違っていてセルロイドの方が素材の透明度が高くキラキラ感は強いですね。
もしも、セルロイドのツヤを楽しみたいのであれば、真っ黒ではなく透け感のあるフレームカラーを選ぶといいと思います。
セルロイドのその他の質感の違い
そのほか、セルロイドのフレームを使って感じたのは、『硬い』ということです。
生地の素材感を出すために、フレーム自体が分厚目に仕上げられていることもあるのですが、『かたまり感』を感じます。
また、分厚いことからなのか、若干ではありますが私の所有している他のメガネと比較すると重いです。
ただ、重いことは悪いことではなくて、例えばCherry社の黒軸を使用したパソコンのキーボードや、自動車のハンドルにわざと重めの味付けをしたものが存在するように、『質感を楽しむ』という意味で私は好意的に捉えています。
ブランドロゴが消えてもカッコイイと言えるか?
私が購入した眼鏡には、『金子眼鏡』とは入っておらずテンプルの端に『恒眸作』と入っているのみです。
はじめはシルバーで文字が浮き上がっていたのですが、テンプルの端は耳と擦れるので今ではシルバーの塗料が抜けて、刻印だけになりました。
金子眼鏡の 『恒眸作』 は確かにブランドではありますが、一般的なブランドネームやロゴに価値のある、いわゆるブランド物とは違いブランドのロゴが入っている、いないは格好良さにはあまり関係がない訳です。
何気なくブランド物=カッコイイのような公式が成り立っていますが、ブランドのネームやロゴを取り去っても格好のいいブランド物というのは、私たちの身の回りにどのくらいあるのでしょうか?
金子眼鏡の眼鏡は数少ない製品自体がカッコイイ物の一つなのだと思うわけです。
まとめ
本日は、金子眼鏡のセルロイドフレームについてお伝えしました。
今では眼鏡も低価格で気軽に購入できるようになりましたが、本当に大切にしたいと思えるものを少しだけ所有して長く使うのが一番の贅沢だと個人的には思っています。
樹脂系のフレームは長く使っていると痩せてくるんですよね。
今まで平らだったところが少しづつ凹んできて、離れてみるとウネウネと波打つように見える。
この金子眼鏡のメガネはまだまだ綺麗なままですが、これからしっかり使い込んでやろうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。