【どこよりも本気】現場の目線で考える本当の災害用ライトの選び方

 
【どこよりも本気】現場の目線で考える本当の災害用ライトの選び方
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どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

 

『防災用のライトの選び方』などと検索すると、ランタンが明るくていいとか、ヘッドライトだと両手が使えるとか、ラジオがついてるとか、手回しで充電だとかが出てきます。

 

たしかに、教科書的な発想で災害の時にあると便利なものはそうかもしれませんが、実際の現場で本当に必要なものは少し違うと思うわけです。

 

今回は、本当に被災してしまった時に役に立つライトとは、どのようなものなのかをお伝えしようと思います。

 

非常用持出袋(防災バッグ)が持ち出せるなんて思うな!!

 

非常用持出袋を用意しておくことは大切な事ですが、災害に会うのは職場や、通勤中、遊びに出かけている最中なのか、いつになるのかは全く分かりません。

 

ですので、防災バッグを持ち出すことができればラッキーくらいに考えて、ライトは身近な所に置いておくのがいいと思います。

 

 

また、キャンプ用などの用途でランタンをすでに持っているなら別ですが、持ち出せるか分からない防災バッグの為にランタンや、ヘッドライト(上記写真)をわざわざ購入する必要はありません。

 

ランタンは、懐中電灯の上に水の入ったペットボトルを載せたり、ナイロン袋をかぶせたりで代用できますし、ヘッドライトも便利ではありますが、たいていの事は通常の懐中電灯でまかなえるでしょう。

 

持ち出せるかどうか分からない防災バッグに入れるのではなく、ライトは枕元、職場、車の中など身近なところに準備しておきましょう。

 

災害用のライトに必要な明るさ

災害用のライトに必要な明るさの目安をお伝えするなら30ルーメン(lm)から、100ルーメン(lm)あたりが一番使い勝手がいいと思います。

 

ちなみにルーメンとは明るさ(光束)の単位で、だいたいの目安をお伝えすると以下の様になります

  • 100ルーメン 昔の家庭にあった豆電球式の強力ライト(単一電池4本使用)
  • 50ルーメン   昔の普通の豆電球式のライト(単二電池2本使用)
  • 30ルーメン   昔の自転車用ダイナモライト
  • 1ルーメン  ろうそく1本から1メートル離れたところの明るさが基準とされています

あくまで目安として、薄暗さや、不便さを感じない明るさを余裕をもって考えると30ルーメンあれば十分といった感じなので、普通に使う分には30ルーメン以下でもとくに困ることは無いと思います。

 

これは明るい!!と感じる明るさは何ルーメンなのか?

せっかく買うのであれば、『これは明るい!!』と思えるLEDライトを選びたいと考えることもあるでしょう。

これは明るい!!と感じるのは何ルーメンなのか?を私の感覚で伝えると、以下の様になります。

 

  • 100ルーメン 昔の豆電球式の強力ライトと同じくらい明るい!!
  • 150ルーメン 強力ライトよりも明るいかも???
  • 200ルーメン 完全に強力ライトよりも明るい!!
    人によっては、夜間の散歩での使用だと自分が目立ちすぎていないか不安になる明るさ。
  • 400ルーメン 高い木にいるカブトムシを探し出せる明るさ。
  • 800ルーメン たいていのことは昼間と同じ感覚で作業ができる明るさ。

100ルーメンで十分に明るいのですが、実感を得られる明るさは200ルーメン以上。400ルーメン以上は趣味の領域だと思います。

多くの100ルーメン以上の懐中電灯には(弱・中・強)のような明るさの切り替えスイッチがついているので実際には100ルーメン以下の光量で使うことになると思いますが、いざとなれば不必要なほどの明るさを出すことができるという余裕を感じるのもアリだと思います。

 

強い光が出せる製品はたくさん存在しますが、

  1. 実用的な範囲の明るさ
  2. ライト本体の価格が安い
  3. 持ち歩ける程度の大きさと重さ
  4. 弱い光も出すことができる
  5. 入手性の高い単三乾電池、または単四乾電池を使用

これらの条件で絞り込むと以下の2つの製品が使い勝手が良いです。

 

単三乾電池2本で370ルーメンのRX-032D

RX032Dは最大370ルーメンの光を出すことができます。

このライトの長所と短所をお伝えすると、

  • 安い(約1,800円位)
  • 光量を4段階で切り替え可能、最大370ルーメン 強260ルーメン 中130ルーメン 最小30ルーメン
  • 点灯時間が最大で60時間 光量最大2時間 強5時間 中13時間 最小60時間
  • 単三電池2本使用の為、本体が長く電池込みの重量が150gと若干重い。(文庫本で150~200g程度)

単三電池2本の長さは若干かさばる気もしますが、光の強さと使い勝手の良さはかなり高いです。

 

単四電池3本で240ルーメンのMG-843D

MG-843Dは最大240ルーメンの光を出すことができます。

このライトの長所と短所をお伝えすると、

  • 安い(約2000円位)
  • 光量を3段階で切替え可能、最大240ルーメン 中120ルーメン 最小40ルーメン
  • 点灯時間が最大32時間 光量最大5時間 中11時間 最小32時間
  • 単四電池を3本使用の為、見た目は短くコンパクトになるが、電池込みの重量が143gと若干重い。(文庫本で150~200g程度)

重ささえ納得できるなら、とても使い勝手の良いライトです。

 

30ルーメン以下のライトはどの程度の明るさなのか?

30ルーメン以下の明るさについても私の感覚でお伝えすると以下のようになります。

  • 30ルーメン 足元を照らすには十分な強さの明かりで、読書もできる。
  • 15ルーメン 明るい!!という印象はないけれど普通に足元を照らすくらいなら困ることはない。書類の確認やメモを取る際に手元を照らすには十分な強さ。夜間に枕元を照らす用途にはちょっと明るすぎる。
    長時間の読書には、もう少し明るさが欲しいと感じる
  • 10ルーメン 足元を照らすには少し薄暗さを感じるけれど、とくに支障はない。暗闇に慣れた目であれば十分に使える。

防災の案内には30ルーメン以上を買うように書かれていることもありますが、ろうそくの明かり一本でも、そこそこ周りが照らせると感じた経験がみなさんにもおありだと思います。

荷物を増やしたくないという方は多少光が弱くても以下のような小さくて軽い製品を携帯しておくといいでしょう。本当にあるのとないのは大違いです。

 

点灯時間は何時間くらいがいいか?

ライトのランタイムについてですが、冬の時期だと夕方の17時~早朝の7時あたりの約14時間が夜の時間だったりするので不安に感じるかもしれませんが、

そもそもライトの光が必要な作業を14時間も連続で行うことはありませんし、そのような作業があったところで体力が持たないでしょう。

 

よって5時間から10時間程度を目安に選ぶといいと思います。

点灯時間が長い物を選びたくなりますが、電池の持ちが良いものはその分重くなることが多いので、持ち運びに不便な電池寿命の長いライトよりも、軽く持ち運びの容易な点灯時間の短いライトを節約しながら使う方が実用的です。

 

本気で選ぶ災害用のライト3選!!

たった1つしかライトを選べないのであれば、私は3つの理由からTTR-06を選ぶ

こちらは、ジェントスのTTR-06という製品で、明るさが90ルーメン、点灯時間が7時間の製品で、重さは41gです。

選んだ理由は、以下の通りです。

  1. 日本のメーカーであるジェントスの製品。
    高品質で信頼できるフラッシュライトには、SUREFIRELED LENSERといったブランドがあるのですが、それらの同程度の製品と比較して安価に購入できる。
  2. 単三電池1本で使用できる。
    小型で軽いことと、一番普及率の高い単三電池でなおかつ1本で使えることで、いざとなれば身近な時計や、リモコンなどの電池も流用できる。
  3. 電源スイッチがプッシュ式のスイッチである。
    フラッシュライトには、ライトのヘッドをひねる事でオン・オフできるものがあるのですが、製品によっては本体のヘッドのネジが携行中にゆるんでヘッドとボディがバラバラになり片方を紛失することがあります。そのような心配がないことや使い勝手からプッシュ式が便利だと私は思います。

※ 点灯時間が若干短いことが不安に感じるなら、職場や枕元、カバンの中などに予備の電池を置いておくことでカバーすれば問題ありません。本体の機能の高さよりも持ち運びがしやすいことを重視した方がいいと思います。

 

機能よりも持ち運びやすさ。連続点灯15時間のABITAX 0510 タグライト

ファスナーのタブに付けられるサイズのABITAX 0510 TagLightMade in Japanの製品です。

明るさは記載されていませんでしたが、感覚的には10~15ルーメン程度の明るさで、点灯時間が15時間。重さは電池込みで4gです。

選んだ理由は、以下の通りです。

  1. 肌身離さず携行することが全く苦にならない。
    わずか31.5×14.7×7.9ミリと小さく、重さも4gしかないので持ち歩きに便利で、いざというときに『いや~家に帰ったらえぇヤツ(良いライト)置いてあるんやでぇ、、、』と手元にライトがない言い訳をする必要がありません。
  2. 電池交換が工具なしで行える
    私の好きなジェントスからもSK-8Gという製品が出ていますが、電池交換にはプラスドライバーが必要です。ボタン型電池の入手性は全般的に悪いですが電池が薄くて軽いので予備を持ち歩いても苦にならないでしょう。
  3. 遠くを照らすには弱くても、手元の視界を確保するには十分な強さの明かり
    災害という不安から強い光のライトを選びたくなるものですが、実際のところ明るすぎるライトは他人の迷惑になりやすく、この製品のように使いやすさとしては15ルーメンくらいがちょうどよかったりします。

 

被災した状況で手回し充電式のライトは使えない

電池不要で使えて安心♪というわけで魅力的な製品なのですが、ハンドルを回して充電する際にはそれなりの音がします。

被災というストレスのかかった状況であの音を聞かされるは、なかなか不快なのではないでしょうか?

あと、発電機の分だけ構造が複雑になるので故障のリスクが高くなります。シンプルに乾電池の予備を保管しておけばいいと思います。

 

ラジオ機能付きソーラー発電付きのスマホも充電できるライトは買うな!!

怒られる覚悟で言いますが、このような製品は人々の不安につけこんだ商品で、企業は売れるから売っているだけです。

全部ダメなのですが細かく言うと、

  1. ライトが中途半端
  2. ソーラーの充電が弱い
  3. スマホ(特にi-Phone)が相性によって充電できない製品が多い
  4. 重くてデカい
  5. スピーカーはついているのに、イヤホンジャックがついていない製品がある
  6. ライト、ラジオ、充電器をバラバラに買った方が『軽くて、小さくて、機能が良くて、安い』場合がある。

スマホの充電が心配なのはわかるのですが、電気を作り出す発想よりも、避難先で供給されている電力をスムーズに使えるようにコンセント用のUSBアダプタを準備しておいた方が役立つと思います。

 

まとめ

今回は、防災に本当に役立つライトはどのようなものなのかについてお伝えしました。

たくさんの製品が出てきて迷った方もいると思うので再度まとめると、

  • 単三電池一本で使えるジェントスのTTR-06が電池の確保がしやすく軽いので一番オススメ
  • 荷物を増やしたくないなら、4gの重さで15時間使えるABITAX 0510 TagLightを持っておく
  • 少し重いけれど、強い光と点灯時間の長さからRX032DMG-843Dを選ぶのもアリ

ぜひとも、何となく安心できるだけの使えない物より、本当に使えるものを選んで頂きたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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