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セメダイン【4999】の株価分析と配当や株主優待について
どうも!!FPの『らしらん』(rasiran)です。
本日はセメダイン株式会社の株価を分析していこうと思います。
それでは参りましょう!!
なお、記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を進めるものでも安全性を保証するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。
目次
セメダイン株式会社ってどんな会社?
簡単に言うと接着剤を作っている会社です。
イメージとしては一般家庭用が思い浮かぶかもしれませんが、大部分は建設用や工業用の自動車にも使われているようです。
社名にもなっていますが、セメダインの接着剤を使ったことがない人はいないのではないでしょうか?
個人的には、『スーパーX 』という商品が好きです。
おそらく物と物をくっつける接着剤の需要が無くなる日は来ないでしょうし、『セメダイン』という知名度のある製品を作っているのも強みの一つだと思います。このような企業は個人的に好きです。
あと、面白いところだとエレファンテック(旧AgIC エイジック)というプリンターで電子回路の作成を行う技術をもった企業に出資していますね。
それと、2016年からカネカの連結子会社となっています。カネカはあまり聞きなれないかもしれませんが工業用の原料やパーツ、食用油脂、あとはコエンザイムQ10を製造して各社に供給している企業です。
このあたりは少し注目しておきたいですね。
セメダインの株価を収益の視点から分析する
それでは、現在の株価1059円(2018/02/01 記事作成時点)を基準に見ていきたいとおもいます。
まずは、一株当たりの利益の割合を表す、PER(株価収益率)をみてみると30.82倍ですから、お得だと判断される15倍を大きく超えているので割高ですね。
EPS(一株当たり利益)も33円と小さな値です。
EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15パーセントを掛けると、妥当な株価は330円~495円とでてきますから、収益の観点から判断するとかなり割高であると判断できます。
セメダインの株価を資産の観点から分析する
では引き続いて資産からみていきましょう。
株価が一株当たり純資産の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、1.49倍ですから、一般にお得とされる1~1.5倍の範囲なので、そこそこお得の範囲だと思います。
BPSが684.2円だという事から、万が一倒産してしまうようなことがあっても684.2円は受け取る権利があるという事ですね。
684円を株価の底値と見ることもできます。
企業の資産からの安定度や、社会の接着剤への需要。また『セメダイン』という社名の知名度を考えると株価はそれほど高くないとも考えられそうです。
セメダインの配当や株主優待はどうなのか?
セメダインの一株当たり配当は、10円なので100株持っていたなら年間で1000円の配当が得られることになります。
配当利回りは、0.98%と低いですね。配当性向は30.3%なので収益から考えるとこんなものでしょう。
株主優待は、
- 100株以上1000株未満で500円相当の自社商品である接着剤
- 1000株以上でさらに、900円から1000円相当の食品や雑貨が選べる
とされていますが、毎年接着剤をいただいても使い道に困りますね。
でも、プラスに受け取るならば、優待や配当金目的で売買されることが少ないので変な値動きをする可能性が小さい安心感はあるといえます。
セメダインの売上高と利益はどうなのか?
売上高は過去から現在への推移をみると、まさに一定です。減ってはいませんが増えている様子もありません。
利益も安定しているようでは無いですね。
流行に左右される製品を取り扱っている訳ではないので、急激な売り上げの上昇は期待しないにしても、もう少し安定して利益を上げて欲しいように思います。
セメダインの株価をROEと流動比率から分析する
ROEの値も一定しておらず、また低い水準で推移しています。短期的な支払い能力としての流動比率は1.63で短期的な資金の支払い能力はあるようです。
自己資本比率も49.9%と倒産する危険性はなさそうですね。
まとめ
個人的に、このような知名度の高さと変動の少ない需要がある企業は好きです。多少の事ではブレない安定感がある事は分かりましたが、もう少し収益力が欲しいように思います。
ただし、株価の推移を見ても企業の安定性から値下がりする可能性は小さいように思います。
かなり長めのスパンで保有するにはいいかもしれませんね♪