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ビンディングペダルの必要性は調べても無駄!!実際に今すぐ体感すべし!!

 
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どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

すでにロードバイクに乗っている人に聞くと、『ロードバイクにはビンディングペダルが必要!!』という答えが返ってくるものですが、本当にそうなのでしょうか?

 

『本当にあなた自身がビンディングペダルが必要だと思っていますか?』『本当にビンディングペダルの効果を感じていますか?』とさらに聞くと

『いや…やっぱり必要だと思うよ??』、『引き足が使えるから…』『まぁ、別にフラットペダルでもいいと思うけど…』と結構うまく説明の出来ないものだったりします。

今回の記事では、そのあたりについて書いていきたいと思います。

ビンディングのメリット

引き足が使える

仮に、踏み込む力と同じだけの力で引き足が使えたならば、2倍の力でペダルを回すことができることになります。

例えばフラットペダルで30㎞で走れるならば、ビンディングにすると60㎞で走れるといった具合です。

 

実際のところは、人間の引き足に使える筋肉はそれほど発達していないので、2倍にはなりませんが、実際にツールドフランスなどのレースでも使用されていることから、効果は間違いなくあるわけです。

じゃあプロではなく、一般の素人がビンディングにするとどの位効果があるのか?という事ですよね?

 

あくまで、私の感覚ですが、25~30㎞の速度で走っている時に、引き足を意識してペダルを回すとプラス2㎞位スピードがあがるかなといった感覚です。

たった2㎞と思うかもしれませんが、実際に走ってみると体にうける風の感覚や、タイヤからの「ザーっ」とか「ゴーっ」って音が変化するので、「あっ少し早く走れているかも!!」と意外と体感できたりします。

 

引き足の効率を上げるには?

意識することが大切

さきほど、引き足を意識するとプラス2㎞と書きましたが、ソコなんです。

私は、ビンディングペダルを使用していますが実際のところは、引き足をほぼ使えていないと思います。

ビンディングを使えば早くなるのではなく、引き足も意識して使うから早くなるんです。早くなるには練習が必要だという事です。

クリートの位置

クリートの位置というのは、踏み込むことをメインに考えて取り付けるのではないでしょうか?

ビンディングシューズは頻繁に買い替えるものではなく、ビンディングを初めて使う場合はママチャリなどのフラットペダルからの乗り換えなので、踏み込みやすい所にクリートをとりつけて、それ以来そのままという人も多いと思います。

 

ですが、引き足に関しても引き足のしやすいクリートの位置というのが存在します。

クリートを動かして試すとよくわかるのですが、踏み込みの力のかけやすいのはつま先側で、引き足のやりやすいのはかかと側。足の構造を考えると多くの人がこのようになると思います。

 

クリートの位置は様々な説があるので、私の仮説でしかありませんが、これを活用するには、脚力が強い人は、脚力を活かしきる為につま先側、脚力がどちらかというと弱い場合やヒルクライムなどの高負荷で走ることが多い場合は、踏み込みの力を補う為にかかと側に寄せて取り付ければ良いのではないかと感じました。

 

ただ、私の体験では引き足の効果は、1割未満なのでそのあたりも意識するとクリートの位置の調整は奥が深いですね。

ファッションとしてのメリット

私がビンディングを購入したのは、早く走りたいという必要性よりも、見た目やクリートを取り付ける際の『パキッ』という音などのファッション的なことが要因でした。

 

例えば、ちょっと豪華なところに食事を食べに行くとテーブルマナー以外に、ドレスコードが存在します。食事をするのに何を着ていようが「味」は変わりませんし、多少はお店の方も見逃してくれるようです。

 

でも、ちょっと違和感がありますし、お店自体の雰囲気も壊れるので微妙ですよね?

郷に入れば郷に従えではありませんが、誰かと集まって走ったりする場面では、ビンディングや、ヘルメット、サイクルジャージ、手袋とみんなと同じ服装をそろえたほうが、輪に入りやすいように思います。

ビンディングのデメリット

ビンディングのデメリットと言えば、危ないことと、歩きにくいことだと思います。

フラットペダルであれば、とっさの時に足を着くことができますが、ビンディングの場合は、うまく外す事が出来ないと転んでしまう事になります。

また、コンビニなどもそうですが、お店に立ち寄る場面では、普通のスニーカーと比べて歩きにくいです。

 

ただ、『とっさの場合っていつなの?』『ビンディングだから転んでしまう事ってどれくらいあるの?』ってことを考えると、慣れるまでの立ちごけを除くとほとんどない。むしろ無いと言っていいくらいだと思います。

都会の街中で一日に何キロも走るメッセンジャーの人たちも、ほとんどがビンディング(歩くことが多いので靴底が平らなマウンテンバイク用)を使っていますし、慣れと安全管理力は必要ですが、危険性については工夫次第でかなり下げられるんではないでしょうか?

安全管理力なんて言うと難しいですが、

  • 街中や人の多い場所ではスピードを控える
  • 道路の横断時はしっかり前後左右の確認を行う。(走りながらが難しければ、横断前に一時停止する)
  • 2段階右折などのルールを守る

ビンディングだろうがフラットペダルだろうが基本的な事は同じです。

 

歩きにくさについては、マウンテンバイク用のビンディングをつかうか、 クリートカバーでかなり防げるはずです。

このクリートカバーは、メチャクチャ使えます。輪行の時なんかは絶対に手放せないですね。

 

 

ビンディングペダルの効果が微妙な理由

なぜ、ビンディングペダルが必要か、不必要かで意見が分かれるのかと言うと、効果が表現しづらいことが挙げられます。

例として、10㎞と20㎞の距離を、時速25㎞と27km(2㎞アップ)と、同じく10㎞と20㎞の距離を時速30㎞と32㎞(2㎞アップ)で走った場合それぞれ時間がどれだけかかるのか見てみましょう。

距離 時速 時間
 

10㎞

25㎞ 24分
27㎞ 22分13秒
30㎞ 20分
32㎞ 18分45秒
20㎞ 25㎞ 48分
27㎞ 44分26秒
30㎞ 40分
32㎞ 37分30秒

この表を見ると、一番差の大きいのは、距離が20キロで、時速が25㎞から27㎞に変わった時で、3分34秒の差でした。

ロードバイクで、平均時速を2キロ上げるのは、結構な努力が必要ですが、時間として現れるのは(20㎞の距離を時速25㎞→30㎞のとき)わずか3分34秒。

この差を大きいととるのは、レースなどで誰かと競うときに限られると思います。通常の走り方では誤差で片づけられるのが一般的でしょう。

このあたりが、ビンディングが必要か、不要かの意見が分かれる原因だと思います。やはり数字や文章で表現できることには限界があるので、実際に体感しないと楽しさなどは分からないという事でしょう。

まとめ

私としては、ビンディングペダルは手放せないアイテムの一つで、フラットペダルには出せない加速感は魅力ですし、ロングライドでの疲労感の少なさなどのメリットを感じています。

初めの付け外しの練習と危機管理ができれば十分に挑戦する価値のあるアイテムだと思います。もしも迷っているのであれば、是非とも取り入れていただきたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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