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【株価指標】売上高の活用の仕方と利益との関係について
『コレ、絶対あそこの飲食店で出してる食材やん!!こんなに安い食材があんなに高くなるんやぁ~』
とかブツブツ言いながら、飲食店のメニューの原価を想像するのが趣味の『らしらん』(rasiran)です。
さて、好評の株価指標を丁寧に解説するコーナーですが、今回は『売上高』についてお伝えしようと思います。
前回までの記事は下記からご覧いただけます。
何となく理解していそうな売上高ですが、ちゃんとした意味を知ったうえで指標見ると理解度が違ってきますので今回もみていきたいと思います。
それではまいりましょう。
売上高から何を判断するのか?
売上高は、単体での数字よりも過去から現在までの推移を見て、順調に右肩上がりで増えているのかをまずは確認します。
売上高を計算式に落とし込むと、単価×販売した個数で表すことができるので、
この計算式から、単価の高いものを販売するか、販売した個数が多い。またはその両方が組み合わさることで売上高は上昇することになります。
要は、売上高=企業に入ってくるお金はいくらなのか?という事です。
順調に売上高を伸ばしていれば、値下げ販売や、客離れによる販売個数の減少の可能性は低いと考えられます。
そもそもの企業に入ってくるお金である売上高が少なければ、いくら企業が利益を増やす為に企業努力でコストカットを試みても限界があるのでまずは売上高を順調に伸ばしているかを確認します。
売上高と利益は違う
売り上げと利益は同じように感じるかもしれませんが、実際には違うものですので理解しておく必要があります。
売上高とは、企業に入ってくるお金はいくらなのか?だとお伝えしましたが、
利益とは、売上高から、原価や人件費や光熱費などのコストを差し引いたあと手元に残る利益の事です。
数式にすると、売上高-コスト(商品原価や人件費など)=利益ですね♪
このようにお伝えすると、効率よく利益を残している優良企業とは、コストをほとんどかけていなくて、売上高と利益が限りなく、イコール(=)に近いほうが優良な企業ではないのか?と考える人もいるのですが、少し注意が必要です。
なぜなら、仮に売上高が落ち込んで、利益がゼロに近づいたような場面を想定した場合、
- コストをほとんどかけていない企業は、企業努力でコストをカットしても、そもそものかけていたコストが小さいので、それほど利益を増やすことが出来ない
- 今まで大きくコストをかけていた企業は、企業努力でコストカットを行う事で大きくコストをかけていた分の利益を確保できる可能性が高い
と言うことも出来るからです。
効率の観点から、コストを小さく利益を上げている企業は優れていますが、万が一の際回復する余地はコストをかけながら利益を上げている企業のほうが強い場合もあると頭の片隅に置いておいていただきたいと思います。
そして、その前に、出ていくお金のコストを努力でどうにかするよりも、入ってくるお金の売上高が企業の規模に対して大きい方が、企業の万が一の際にどうにかなる可能性が高いと言えます。
企業が存続するためには利益が重要ですが株の銘柄選びの視点で考えると、私は利益よりも売上高の方が重要で、なおかつ売上高が右肩上がりに推移している株を選ぶ必要があると考えています。
まとめ
今回は、売上高で何を判断するのかについてお伝えしましたが、シンプルに言うなら企業が右肩上がりに売上高を伸ばしていればOK!!くらいに覚えていただければいいと思います。
売上高の計算式は、単価×個数で求められるので、売上高を順調に伸ばしている企業というのは、価格競争に巻き込まれない独自の商品やブランド力、または継続的な顧客の支持を得られている可能性が高いと考えることができます。
※この段階では可能性を知ることができるだけなので、さらなる裏づけを探る必要があります。
今後、売上高に続いて利益について考える必要が出てくるのですが、
売上高-コスト(商品の原価や人件費など)=利益なので、いくらコストを企業努力で小さくしたところで売上高が少なければ利益に与える影響は小さい!!というわけで、売上高は非常に重要な株価指標であるという事です。
株式銘柄の選択において、機械的な判断は時間の節約に有効ですが企業への深い理解や、判断の誤りがどうしても多くなると私は考えています。
少し大変だとは思いますが、一つづつ丁寧に株価指標を活用することで、リスクを小さく損失を出さない投資を行っていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
P.S. 株価指標について私の記事を参考にして頂くのは非常にうれしいことなのですが、貴重な時間をいただくことになります。
もしよろしければ、以下のような四季報の活用法をまとめた書籍を手元にお持ちいただけると効率的な銘柄選びに役立つと思います。
実際に私も読んだのですが、わかりやすい表現が使われていて投資に手を出した初期に読むにはとても適していると感じました。よろしければ参考にしてみて下さい。