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分散投資の余裕がない場合、1銘柄から投資は始められるのか?
私はいつも、株式投資を行うのであれば複数の銘柄への分散投資を行うようにお伝えしています。
しかし、人によって状況は異なるもので以下のようなご質問をいただくことがあるのですが、
投資にまわすお金が用意できないので、3~5万円程度の銘柄で投資していこうと思うのですがどう思いますか?1度に1銘柄の投資を時間をかけて何度も繰り返そうと思っています。
今回は上記のような内容の質問について、お答えしようと思います。
まず、結論から言うと、
- 1銘柄から投資は始める事はできるけれど、リスクが大きいのでオススメできない。
- 1銘柄から株式投資を始めるよりも効率のいい投資が存在する。
上記2点が回答となります。要は株式投資はやめて、ほかの投資から始めたほうがいいという事です。
それでは解説していこうと思います。
目次
単一銘柄での投資をおすすめできない理由
投資額に対する損失の割合が大きくなる可能性がある
『卵は一つの籠(カゴ)にもるな』という投資の格言にもあるように、分散投資を行う理由は、1度の投資で大きく資産を失わない為の手法です。
確かに、一度に複数の銘柄に分散投資を行うのと、1度に1銘柄の投資を時間をかけて何度も繰り返すのは同じようにも見えますが、
投資額に対する損失の割合に注目していただきたいと思います。
株価には制限値幅(市場の極端な加熱を防止する目的で一定額以上の値動きがあった場合取引が強制的に停止される仕組み)が儲けられていて、1日で株価がゼロ円になる可能性はほぼありませんが、
それでも制限値幅いっぱいまで株価が下落した場合、株価の20~30%を失う事になります。
1日で30%程度も失う可能性のある投資を行うというのはリスク管理の観点から大きなリスクを取りすぎだと私は考えます。
また、制限値幅に限らず半年程度の期間で投資を行おうとするとどうしても数日から数か月かけて株価が購入価格の30%程度下落することが出てきます。
もちろん場合にもよるのですが、私の感覚では30%の下落というのは十分に回復する可能性のある価格変動で極端な損切り(ロスカット)を行うのはかえってリスクにつながることもあると考えています。
※あくまで私の経験に基づいたもので、全ての場合においてロスカットはリスクであるとお伝えするものではありません。選択した銘柄の特性や市場の状況によってはご自身の判断でロスカットを行ってください。
1株で見ると30%の値動きですが、複数の銘柄を所有していれば他の利益を出している銘柄と相殺できるので総投資額に対する損失の割合を小さくすることが出来るのです。
1株での投資だと価格変動が極端になりがちなので、そのような価格変動にも動じないメンタルをお持ちでない場合はオススメできません。
投資に時間がかかりすぎる
仮に投資の期間を半年で複数の銘柄を運用する場合、仮に5銘柄で運用しても、10銘柄で運用してもかかる期間は半年のままです。
でも、1銘柄ずつ半年の期間を掛けて運用を行った場合、5銘柄で運用しようとすると2年半もかかってしまいます。
10銘柄なら5年かかりますね。
そもそもの話なのですが、株式投資の銘柄選択において株価の上昇する銘柄を100%的中させるのは不可能ですから銘柄数or取引回数で運用効率を上げる必要があるわけです。
ちょっと現実的ではありませんね。
実は効率よく投資をする方法が存在する
どういうことかというと、投資信託を活用するという事です。
投資信託であれば、例えばTOPIXに連動した※ファンドに投資すれば、東証一部上場企業の2000銘柄以上に分散投資を行っているのとほぼ同じ効果があります。
※ファンド=投資家の代わりに資産を運用してくれる仕組み。
もちろん、TOPIX以外のファンドも用意されていて、積み立て型の投資信託であれば月額100円から株を購入することも出来ます。
これであれば、金銭的にも時間的にも効率よく運用することが出来ます。
投資信託のメリット
何よりも手軽に投資に参加できることが大きいです。
投資の初期の頃は、いくら投資に関する書籍を読み込んだところで理解は出来ても実際の活用は難しかったりします。
例えば、自転車の乗り方を文章や言葉で説明してもらって理解できても、一度もこけずに乗れるようになるなんて不可能ですよね?
投資も同じで、実際に投資を始めてみないと分からない事が本当に多いのです。
例えば、利益や損益が出たとき、どれくらい自分が冷静さを失うのか?や、自分がやりがちな投資判断を間違うパターン。そのほかにも実際に投資を行ってみないと分からない事というのはたくさんあります。
その様な場面で、投資信託からはじめておけば、多少の損失を出すことはもちろんありますが、株式投資と比べると比較的小さな損失の範囲で実際の投資の場面を経験することが出来ます。
とにかく、リスクをできるだけ限定化して投資に参加することが投資感覚を身に着ける一番の近道なわけです。
その前に証券口座を開設する必要があるのですが、始めて口座を開設するのであれば、手数料の安さと、四季報が無料で読める事からGMOクリック証券ですね。
ぶっちゃけ手数料は誤差だと思っているので大したことはないのですが、四季報は重要になってきます。
ほかに四季報が自由に読める証券会社といえばマネックス証券です。
ここは、アメリカの株の取扱数が多いのが強みです。ウォーレンバフェットの投資している銘柄もここなら買えそうですね。
このあたりで口座を開設して手堅く始めるといいと思います。
まとめ
本日は、投資予算を捻出することが難しい場合において、1銘柄ずつ売買を繰り返す株式投資よりも、投資信託の方がオススメであるとお伝えしました。
投資に興味を持っていただくのは本当にありがたいのですが、やはりリスクの大きい投資はして欲しくないので、ある程度の金額を用意してから株式投資に移行していただきたいと思います。
もちろんおすすめした投資信託にも元本保証がないなどのリスクは存在するので慎重に投資判断は行っていただきたいと思います。
よろしければ投資信託で1年半放置した結果を公開していますので参考にしてみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。