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三菱マテリアル【5711】の株価分析と配当や株主優待について
本日は、先日新たな不正の発覚した三菱マテリアルについての株価分析を行いたいと思います。
なお、記事の内容は、私の個人的な考えであり株の購入を進めるものでも安全性を保障するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。
目次
三菱マテリアルとは
企業名から何をしている企業なのかは想像が付きにくいですが、三菱金属と三菱鉱業セメントが合併してできたことから分かるように、主なところは、セメントや銅、アルミや電子材料いった素材を供給している企業です。
余談ですが、三菱マテリアルも、三菱グループの企業であるわけですが、三菱グループ自体の創業は土佐藩が「九十九商会」というのがもとになっているようですね♪
三菱マテリアルの株価を収益の視点から分析する
それでは現在の三菱マテリアルの株価である3645円(2018/02/09 終値)を指標に照らし合わせてみたいと思います。
PER(株価収益率)は13.13倍です。一見安いようにも見えますが、つい最近まで20倍前後であったことや、不正の発覚などを考えると、一時的に下がっている。むしろもう少し下がる可能性があると見れそうです。他の指標も合わせて判断する必要がありますね。
EPS(一株当たり利益)は277.6円ですね。これをもとにPERが10~15倍だった場合を計算すると、2776~4166.4円となります。
収益から見た場合、理屈上はあと521円上昇する可能性があると見れそうですね。
三菱マテリアルの株価を資産の視点から分析する
PBR(株価純資産倍率)は0.75倍です。目安としては1~1.5倍の範囲内だとお得だと言われていますが、お得を通り越して解散価値よりも安い値になっています。
BPS(一株当たり純資産)は4974.68円です。理論上はこの価格が底値ですね。というわけで現在の3645円は、理論上の底値よりも1329.68円安いという事です。
ちなみに、現在のBPS(一株当たり純資産)4974.68円をもとに割安圏とされるPBRの1.5倍を当てはめると、7468.02円まで計算上は割安と判断できそうです。
三菱マテリアルの株価を安定度や効率の視点から分析する
ROE(株主資本利益率)は前期が4.8%今期予想が5.7%と少し低い数値ですが、さらに前の推移を見てみると11%以上の数値で来ていますね。一般的には8%位あれば普通と言われる事を考えると効率よく資本を使えているようです。
ただ、設備が大がかりで根本的に借入金の多くなる業種です。それほど期待は出来ませんんね。
こんな時はROA(総資産利益率)も合わせてみると、より深く考えることができます。するとバラつきはあるものの4.5%位。
悪くはありませんが、良いと言える水準ではありません。
財務欄の自己資本比率は31.8%。平均的には30%あれば普通で、40%あれば倒産の危険性はないと言われますが業種を考えると私は31.8%でも少し低いのではないか?と考えます。
ただし楽観的に見るなら、万一の際にも三菱グループの後ろ盾がある可能性は頭の片隅に置いておいてもいいかもしれません。
直近の流動比率は1.18と出ているのでこちらは問題ありません。
営業キャッシュフローと有利子負債の比率も4.86倍で標準的な値です。
三菱マテリアルの配当や株主優待は?
配当は1株当たり80円ですから、100株だと年間で8000円です。
配当利回りも現在の株価だと2.19倍とかなり高い利率ですね。配当性向から見ても直近で40%越えとかなりの割合を株主に還元していますね。
株主優待は、三菱マテリアルの商品やサービスを優遇価格で利用できるようです。不要なものを送ってこられるよりも好感が持てます♪
三菱マテリアルの売上高と利益について
売上高は波のある横ばいで安定していない印象です。
営業利益は前期を除くと伸びているようにも見えますが、経常利益が売上高に対応して右肩下がりに見えます。
安定性はありますが、どうしても推移をみると成長性を期待してしまうのでいまいちな印象です。
まとめ
株価指標から見たところ、よさそうな印象を受けますが、業績の推移をみてみると売上高の伸びなどいまいちな印象です。
株価推移のチャートを見たところ方向性が見えてきませんが、おそらく株価へもそのあたりが反映されているのでしょう。
指標だけで安易に判断してはいけないと思わせてくれる銘柄の一つと言えそうですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。