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ソニー【6758】の株価分析と配当や株主優待について
ソニーと言えばウォークマンが思い浮かびますね。私の頃はカセットテープからMD(ミニディスク)に切り替わるころだったので、カセットもMDも両方経験しています。
ただ、当時の印象としては『ソニーはちょっとえぇやつ』で、価格も高く手が届きませんでした。
ソニーを買いたいなと憧れながら他社のポータブルオーディオを購入したのを覚えています。
『It’s a SONY』のキャッチコピーをやめたあたりから一旦経営があやしくなったりしましたが、最近では、aibo(アイボ)が復活したりと勢いを取り戻しているソニーの株価分析を行いたいと思います。
なお、記事の内容は、私の個人的な考えであり株の購入を進めるものでも安全性を保障するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。
目次
ソニーとは
時価総額では民生品エレクトロニクス15社中、第一位の規模です。
最近だとフルサイズのミラーレス一眼カメラ『a7 Ⅲ』の発表を行ったりと、映像や音楽分野に重点を置く企業です。
身近なところだとゲームの『プレイステーション4』が好調でソニー損保、ソニー生命と保険や金融と幅広く事業を展開しています。
あと、今では見かけなくなった3.5インチのフロッピーや、四角い9ボルト乾電池、3.5mmのフォーンプラグ(イヤホンの差し込むところ)など市場での基準とされているものも、ソニーがきっかけとなっています。
ネームバリューがあるのは評価できますが、業種から見ると常に新製品の求められる分野です。いったん取りやめたaiboの復活がありましたが、今からで後れを取らないのか気になるところです。
それではまいりましょう。
ソニーの株価を収益の視点から分析する
それではソニーの株価である5442円(2018/02/28 終値)を指標に照らし合わせてみたいと思います。
PER(株価収益率)は14.34倍です。かなり割安で購入できるようです。
EPS(一株当たり利益)は379.2円ですね。これをもとにPERが10~15倍だった場合を計算すると、3792~5688円となります。
収益から見た場合、理屈上はあと249円上昇する可能性があると見れそうですね。
ソニーの株価を資産の視点から分析する
PBR(株価純資産倍率)は2.52倍です。目安となる1~1.5倍の範囲を大きく上回っています。
BPS(一株当たり純資産)は2156.76円です。理論上はこの価格が底値ですね。というわけで現在の5439円は、理論上の底値よりも3283円高いという事です。
ちなみに、現在のBPS(一株当たり純資産)2156.76円をもとに割安圏とされるPBRの1.5倍を当てはめると、3235.14円まで計算上は割安と判断できそうです。
ソニーの株価を安定度や効率の視点から分析する
ROE(株主資本利益率)は前期が3.0%今期予想が14.5%と前期は少し低い数値ですが、今期で大きく挽回しています。
ただ、推移から見たところバラつきが目立つので安定感は薄い印象です。
ROA(総資産利益率)は前期が0.4%、今期の予想は2.1%と、あまり効率よく資産を収益に繋げているようには見えません。
財務欄の自己資本比率は14.5%。平均的には30%あれば普通で、40%あれば倒産の危険性はないと言われますが万が一の際に耐えるだけの金銭的余裕は少ないという事ですね。
直近の流動比率は0.92倍です。短期的なお金の余裕もない状況です。
営業キャッシュフローと有利子負債の比率は1.65倍ですから、5倍を下回れば良いとされるので、かなり良好です。
ソニーの配当や株主優待は?
配当は1株当たり25円ですから、100株だと年間で2500円です。
配当利回りは0.46%ですから、低い利率ですね。配当性向は直近で19.67%と標準的なラインですが利益の推移をみると、バラつきがあるため安定しているようには見えません。
株主優待は、自社商品の割引券です。ソニーストアの実店舗とオンラインで使えるようなので、ソニーの製品が好きな人にはありがたいですね。
ソニーの売上高と利益について
売上高は印象としては横ばいです。
営業利益は上がっているようにも見えなくもないですが、バラバラです。
まとめ
かつてのソニーのイメージと、最近のアイボの話題を絡めて低PERだという理由から、お宝株だと紹介されることもありますが、財務状況は健全とは言えません。
個人的に応援したい企業ですが、投資対象としては何とも言えない印象でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。