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スズキ【7269】の株価分析と配当や株主優待について
どうも!!『らしらん』(rasiran)です。
本日は、営業利益が前年同期比55.3%増だった『スズキ』【7269】の株価分析をしたいと思います。
それでは、さっそく本題にまいりましょう。
なお、記事の内容は私の個人的な考えであり株の購入をすすめるものでも、安全性を保障するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。
目次
スズキとはどんな会社?
1909年に織機のメーカーとして創業したようです。
主な製品としては、自動車がメインですが、二輪車や船舶用の船外機も製造しています。
現在では解消しましたが、ゼネラルモーターズ(GM)やフォルクスワーゲンと提携していたこともありました。
国内だと2017年の11月に、トヨタとインド市場向けの電気自動車(EV)投入で覚書を締結していたり、日産や、三菱、マツダへはOEMの供給を行っています。
OEMは、他社が開発した製品を製造することで、例えば日産の『モコ』という車で言うなら、製造者がスズキで、販売者が日産という関係の事です。
このように見てみると、同業でありながら多くの企業と関わっているのが分かりますね。
スズキの株価を収益の視点から分析する
スズキの株価は6091円(2018/02/05終値)ですので、こちらを基準に見ていきましょう。
まずは、PER(株価収益率)をみると、15.66倍ですので、それほど割高といったこともないようです。
EPS(一株当たり利益)は389円ですから、EPSをもとに妥当とされるPERの値の10~15倍をかけて計算してみると、一般に妥当だとされる株価は、3890~5835円とでます。
収益を元に株価をみると、256円高いようです。
スズキの株価を資産の視点から分析する
PBR(株価純資産倍率)は2.16倍と一般的に割安とされる1~1.5倍を上回っています。
BPS(一株当たり純資産)は2818.85円ですから仮にPBRが1~1.5倍だったとすると、2818.85~4228.75円が妥当な株価となります。
4228.75円は、現在の株価の6091円と比較すると1862円割高だと言えます。
ちょっと割高な印象ですね。理論上は現在のBPSの2818円が株価の底値と考えることが出来ます。
スズキの株価を安定度や効率の視点から分析する
ROEの推移を確認したところ、順調に伸びていて、17年の3月期は15.4%ですから株主の資本をかなりうまく活用できているようです。
自己資本比率の推移をみると、前期と前々期が35%強と少し減少していますが、そのまえの推移をみると倒産の危険性のないと言われる40%を超えていますから、注意は必要ですが一時的なものと考えられると思います。
流動比率を決算短信から読み取ると1.66倍です。短期的なお金の流れも十分です。
営業キャッシュフローと有利子負債の比率も1.75年ですから目安となる5年を大きく下回っているので問題ありません
スズキの配当や株主優待はどうなのか?
スズキの一株当たり配当は、60~64円ですから100株所有していた場合、一年で6000~6400円が頂けることになります。
配当利回りは0.98%で、配当性向は22.14%ですから長期保有で配当を狙う場合配当の増額も期待できるかもしれませんね。
株主優待は、100株以上でグループ会社輸入販売商品の岩塩と蜂蜜の詰め合わせがいただけるようです。おそらくスズキビジネスの製品でしょう。
日常的に使うものですからもらってもうれしいですね♪
スズキの売上高と利益について
過去十年の売上高の推移をみると、正直なところパッとしない感じの横ばいなのですが、経営利益、経常利益ともに綺麗に上昇しています。
これだけの規模になりながら、本社を東京ではなく静岡の浜松に置き続けることや、役員の新幹線移動も自由席という会長の徹底した中小企業魂が効いているのだと思います。
このような企業は投資先として、かなり好感が持てますね。
まとめ
チャートを見ると綺麗な右肩上がりで、指標からみたところ割高には思えますが、期待のできそうな企業に見えます。
ただ、それが成り立っているのは、現在の会長の力によるもので、指標には現れない後継者の問題などを考えると投資の対象としては少し慎重になるべきだと感じました。
今後のトヨタとの提携がどのように進むのかもしっかりと見ていきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。