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カルビーからの配当と、失敗せずに株を購入する為の4つのポイント

 
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先日カルビーから、配当の通知が届いたので紹介したいと思います。

少し見にくいですが、1株当たり42円×200株で、8400円の配当です。

実際のところは税金が20%程ひかれるので6700円位になると思います。8千円台から、6千円台への落差はショックが大きいですが、配当というものは素直にうれしいものです。

 

カルビーの配当は?

配当の権利確定日は3月31日なので、平日の場合3月28日までに株を購入していれば配当が手に入るという事になります。

 

予想配当利回り(1株の株価に対して何%の配当か?)は1.04%なので東証1部上場企業の中では低い方です。

ただ、同業種の比較で考えるとそこまで悪くは無いと思います。

 

それでは、カルビーの株を参考に、私が株を購入する際にチェックしているポイントを紹介したいと思います。

 

 

私が株を購入する際にチェックするポイント

その企業が好きか?

不確かな精神論みたいな話は基本的に嫌いなのですが、私は、好きな企業の株を買うのが大切だと思っています。

 

株で勝つ一番の方法は何が起こっても冷静でいる事だと思います。冷静でいるためには自分の好きな企業を選ぶことがコツです。

 

例えば、好意を持っている相手が何かを失敗したような場面で、思わず許してしまったような経験は誰でもあるのではないでしょうか?

 

 

企業でも同じで実際にはそんなに大したことではないのに、『ニュースで叩きやすい問題』が起こるとガツンと株価が下がることがあります。

 

そんなに好きでもない企業の株を持っている場合だと、ガツンと下がると反射的に株を手放そうと思ってしまいますが、

好きな企業の株を持っている場合だと冷静に『今ニュースで叩かれている問題はどのくらい深刻で、回復できる可能性と期間はどのくらいか?』と考えることができます。

考えたうえで回復できる可能性が低いのであれば冷静に手放すという判断をすればいいわけです。

 

投資なんて所詮は不確かなものに勝手な予想をつけるだけの行為なので、勝手な予想の精度を少しでも上げようと思うなら、客観的に状況を見る必要があるわけです。

 

指標に照らし合わせてどうなのか?

ニュースで『年初来高値を更新!!』と聞くと、なんだかスゴイような気がしますが、最長でも過去365日(証券取引所の休業日考慮せず)の中で株価が一番高くなっているだけの話です。

可能性としては、

  1. 昨年の年末に、大きな不祥事をおこして以来、株価は昨年までの半額の水準まで下落。やっと昨年の6割の水準に戻った。
  2. 5年前から、ダラダラと株価は下がり続けている。とくに要因は見当たらないけれど瞬間的に『ポッ』と株価が急上昇した。

など、さまざまな要因も考えられるわけです。1,はこれから回復しそうな気もしますが、2,は下がり基調に戻りそうな気もします。

 

何が言いたいかと言いますと、通常のニュースなどで伝えられる情報には限界があるので株の購入の判断材料としては基準があいまいである事が多いという事です。

 

そこで、客観的に判断するために指標を活用しましょうという事です。

 

私が見るのは売上高

 

その中でも、私が一番に見るのは売上高のグラフです。カルビーのグラフも『This is 右肩上がりグラフ』といった具合にとてもきれいな右肩上がりです。

 

言うならば企業の成績表のようなもので、今まで売り上げを伸ばしてこられたなら、今後も売り上げの伸びる可能性は高いという確率論的な判断です。

 

私は、10年ほどさかのぼって、リーマンショックの影響はどうだったのか?というところもサラッとですが見るようにしています。

 

全く影響を受けなかったのか、影響を受けても素早く立て直せたのか?

日本最長のいざなみ景気の影響で最終年の2007年あたりの業績の良かった企業が多いですがリーマンショック後、その水準まで戻せていない企業は、少し注意して扱う事にしています。

 

指標は基本的なものだけ

その他、『PER(株価収益率)』、『ROE(自己資本利益率)』…と、基本的な指標を一つづつ見て総合的に納得できる場合だけ購入しています。

何となくでもいいので、ROEは、10%ほしいなぁ位に自分の基準を決めていると選びやすいと思います。

専門用語感がかなり出ますが、私は『会社四季報』で手に入る程度の情報しか見ていないので大したことはしていません。



 

経営方針はどうなのか?

経営方針というとたいそうに聞こえますが、経営に影響力のあるものは何か?を考えるわけです。

私が一番に見るのは役員です。カルビーの場合、現在の会長は松本晃氏で、ジョンソン・エンド・ジョンソン出身です。このことによりアメリカ方式の経営が取り入れられることは予想が付きます。

で、株主を見るとフリトレーグローバルインベストメンツとあります。フリトレーはマイクポップコーンで有名ですね。ピンとこないかもしれませんが一度は食べたことがあるはずです。

 

これだけでは読み取れませんが、検索窓に『フリトレー カルビー』と入れて検索した内容をまとめると、

要はジャパンフリトレーは、カルビーの完全子会社で、同時にフリトレーもカルビーの株を20%保有しているというお互いに資本提携しているという関係が見えてきます。

 

日本の企業でありながら、方針はかなりアメリカンな企業であるという事です。

 

で、その方針を取り始めたのはいつなのか?その結果、業績に対する効果はどうだったのか?という事を調べたうえで経営方針は正しいのか?という事を私は判断しています。

 

現在の株価は安いのか?

上場来高値は2015年4月10日の5570円のようです。指標などから見るポテンシャルを総合すると今後5570円の水準まで再び回復する可能性は3年くらいの猶予を見るならあり得なくはないと思います。

ただし、2017年6月26日の終値は4485円ですので、今から購入するというのは若干割高な気もします。

 

PERの高さが気になるので、これから買い増しするなら4000円位まで下がれば考えるかなといったところです。

 

フリトレーの販売網がまだ生かし切れていないのでこれから伸びるだろうという予想で持ち続けたいと思います。

 

まとめ

私が株を購入するときにチェックしているポイントは、

  • 買おうとしている企業の事が好きである事(感情にまかせた投資をしない為)
  • 指標
  • 経営方針 何か転換点があったか?その転換点以降の業績が上がっていれば、正しい経営が行われていると判断
  • 現在の株価

大きくはこの4点です。もしも一つだけ選ぶならば、無感情に近いくらい冷静に落ち着くことでしょうか。

感じた通りに株を買うのではなく、考えた上で株を買う。

ブルースリーとは逆に『Don’t feel, think!』で投資をすれば大きく間違った結果にはならないと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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