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カルビー【2229】の株価分析と配当や株主優待について

 
カルビープラス ポテトチップス 神戸
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どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

 

本日は、私がポテトチップスが好きだという理由からカルビーの株価分析を行おうと思います。

昨年のジャガイモの不作の影響は回復しましたが、今期の減益予想がさらに下振れする可能性も出ているようです。

そのあたりを詳しく見ていきたいと思います。

 

なお、記事の内容は私の個人的な考えであり株の購入をすすめるものでも、安全性を保障するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

 

カルビーとはどんな会社?

カルビーは、1949年に広島で設立した企業です。

 

皆さんもご存知の通り、『ポテトチップス』や『じゃがりこ』、『フルグラ』などのスナック菓子を主に製造している企業です。

 

企業としても素晴らしく、2005年に同族経営を辞めて創業家以外の社長が就任していたり、2009年にはジャパンフリトレーを買収したりと日本国内だけに目を向ける企業が多い中しっかりと海外を意識している企業です。

 

なお、現在の社長は、元ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人社長だった松本 晃さんが就いています。

 

圧倒的な知名度と日常生活のなかで消費するものを作っているのは個人的にもポイントが高いです。

カルビーの株価を収益の視点から分析する

カルビーの株価は3600円(2018/02/28終値)ですので、こちらを基準に見ていきましょう。

 

まずは、PER(株価収益率)をみると、28.35倍ですのでちょっと割高です。

EPS(一株当たり利益)は127円ですから、EPSをもとに妥当とされるPERの値の10~15倍をかけて計算してみると、一般に妥当だとされる株価は、1270~1905円と出てきます。

 

収益を元に株価をみると、PER15倍までの値と、現在の株価を比較すると1695円の差があります。収益だけで考えると株価は割安と判断される価格の2倍近くに高騰していることになります。

 

カルビーの株価を資産の視点から分析する

PBR(株価純資産倍率)は3.72倍とこちらも割高です。

BPS(一株当たり純資産)は967.74円ですから仮にPBRが1~1.5倍だったとすると、967.4~1451.6円が妥当な株価となります。

PBR1.5倍と、現在の株価の3600円と比較すると2148円高いことになります。

資産から見ても収益の時と同様に割高ですね。理論上は現在のBPSの967円が株価の底値と考えることが出来ます。

カルビー ポテトチップス

カルビーの株価を安定度や効率の視点から分析する

ROEROAの推移を確認したところ、順調に伸びていて、来期予想でROEが13.5%ROAが9.4%です。前期から比べると減少しているのですが、それでも優良な数値と言えます。

 

自己資本比率の推移をみると、前期で70.4%。2015年に一度落ち込んでいるのですが、それでも67.7%ですから資本としても十分です。

 

流動比率は、2.917倍です。1.5倍以上であれば良いとされる中、その値の倍近くですから素晴らしいです。

営業キャッシュフローと有利子負債の比率も0.27年ですから、前回のシオノギ製薬と同様に営業キャッシュフローも十分です。5年以下が一つの目安ですが1年以下と出ています。

カルビーの配当や株主優待はどうなのか?

カルビーの一株当たり配当は、42円ですから100株所有していた場合、一年で4200円が得られます。

 

配当利回りは1.17%で、そこまで悪くはないと思います。配当性向も前期で33%です、過去にさかのぼると毎年比率を伸ばしているところも評価できます。

 

株主優待として公表はされていないのですが、隠れ優待としてフルグラを始めとするお菓子の詰め合わせが手に入るようです。

もちろん公表されているものではないので取りやめになることも考えられますが嬉しいですね。

カルビーの売上高と利益について

過去十年の売上高を振り返ると順調に伸びています。営業利益もきれいな右肩上がりです。

全く問題はないですね。

まとめ

株価のチャートを見てみると2011年の上場から2015年にかけて5600円あたりまで株価は上昇していますが、その後はひたすら下降しています。

私の感覚では、株価が下落しているというよりも、適正な価格に落ち戻ってきているといった印象です。

根拠のない期待によって作られた株価は、根拠のある企業の価値に見合ったところに落ち着くという事ですね。

 

企業としては素晴らしい企業ですが、長期の投資対象としては少し厳しい印象でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 



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