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神戸製鋼所【5406】の株価分析と配当や株主優待について
本日は『神戸製鋼所』の株価を分析していこうと思います。
アメリカのトランプ大統領が、鉄に25%とアルミに10%の関税をかける計画があると発表しましたが、今後の株価はどうなのでしょうか?
最近データ偽装の不祥事もあったところで、影響が予想されます。
それでは参りましょう!!
なお、記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を進めるものでも安全性を保証するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。
目次
神戸製鋼所ってどんな会社?
国際ブランド名は、『KOBELCO』で展開している鉄鋼関連の企業で時価総額は52社中4位の規模です。
ちなみに、『KOBELCO』は何の略かというと、『KOBE』『STEEL』『COMPANY』からなる造語です。
ラグビーの「神戸製鋼コベルコスティーラーズ」を思い浮かべる人もいるかもしれません。現在の安倍晋三首相が勤めていた事でも有名ですね。
神戸製鋼所という企業名から鉄鋼を主とする企業を連想しますが、連結事業を見ると、鉄鋼、溶接、アルミ・銅、機械、エンジニアリング、建設機械、電力と7つの事業の複合体であることがわかります。
また、その中でも売上高利益率の高いのは電力です。
神戸製鋼所の株価を収益の視点から分析する
それでは、現在の株価1126円(2018/03/02終値)を基準に見ていきましょう。
まずは、一株当たりの利益の割合を表す、PER(株価収益率)をみると9.12倍ですから、かなりお得です。
EPS(一株当たり利益)は123.5円です。
EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15パーセントを掛けると、1235円~1852.5円です。
ちなみに、現在の株価1126円とEPS15倍の差は726.5円ですからEPS15倍まで株価が上昇するとすると、726.5円の利益が得られることになります。
神戸製鋼所の株価を資産の観点から分析する
株価が一株当たり純資産の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、0.57倍ですから、理論上の解散価値を下回る株価であることが分かります。
BPSが1975.55円ですから、計算上ではありますが、万が一倒産してしまうようなことがあった場合、現在の株価1126円に対して1975円が株主の手元に支払われる。すなわち849円多く手元に戻ってくることになります。
このような不自然な指標の数値は企業の期待や信頼が薄れている事の表れでもあるので注意が必要です。
理論上の株価の底値は1975円です。
BPSの1.5倍までが、株価としてお得と見ることが出来るので計算しておきましょう。
1975.55(BPS)×1.5=2963.32円
企業としての成長性と期待が回復すれば、2963円あたりまでは株価が上昇してもおかしくはないという事です。
神戸製鋼所の配当や株主優待はどうなのか?
残念ながら、神戸製鋼所の配当はありません。
最後に配当を行ったのは2015年で当時は、一株当たり年間4円で100株当たり400円の配当でした。
株主優待も行っておりません。
神戸製鋼所の売上高と利益はどうなのか?
売上高は過去十年ほぼ横ばいです。今期と来期で売上高が伸びる予想は出ていますがあまり期待は出来ないでしょう。
営業利益は、右肩下がりです。利益を確保するためにも売上高を伸ばす必要がありますね。
神戸製鋼所の株価を利益率と流動比率から分析する
資産をうまく使えていません。
流動比率は1.09倍で私が優良の基準とする1.5倍を下回っています。短期的な資金に問題はないとは思いますが安心はできません。自己資本比率は前期より上昇していますが32.2%です。
これは一般的な数値です。
まとめ
指標を見たところ、お得とみることも出来ますが、収益率の悪さは気になります。
また、時価総額も10年前と比較すると大きく下落しています。株価チャートも過去30年の推移は下落しています。
業種的にも今後の成長性は見込めません。長期保有には厳しいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
P.S. 投資初心者が一番に読むべき本は何かと質問されるので、こちらをオススメしておきます。
専門書を読むよりも実践的なので知識ゼロの状態でも一番取り入れやすいと思います。よろしければ活用してみて下さい。