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SUBARU【7270】の株価分析と配当や株主優待について
本日は『SUBARU』(スバル)の株価を分析していこうと思います。
つい先日、出荷前の車両検査で、燃費や排ガスのデータの書き換えが発覚しましたが、2017年の10月にも検査資格を持たない検査員を使用していた不正が発覚したばかりです。
さて、株価にも大きな影響がみられそうですが、投資をする立場からどのような判断をするべきか考えてみたいと思います。
なお、記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を進めるものでも安全性を保証するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。
目次
SUBARUってどんな会社?
この『スバル』ですが、2017年4月1日までは『富士重工業株式会社』という企業名でした。
自動車で浸透していたブランド名を採用したという訳です。
時価総額は自動車8社中4位、筆頭株主はトヨタ自動車で、海外売上比率は81%と高いです。
また、四駆の走行性能の高さや、2つのカメラを使って歩行者を事前に察知する『アイサイト』などの安全技術に強みを持っています。
どちらかというと、『運転することの楽しさ』を重視した車づくりをしている企業です。
投資対象としても、万人受けする製品を作っている企業よりも一部のファンから強烈に愛される製品を作っている企業はポイントが高いです。
SUBARUの株価を収益の視点から分析する
それでは、現在の株価3606円(2018/03/05終値)を基準に見ていきましょう。
まずは、一株当たりの利益の割合を表す、PER(株価収益率)をみると13.56倍ですから、お得の範囲内だと思います。
EPS(一株当たり利益)は269.1円です。
EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15パーセントを掛けると、2691円~4036.5円です。
ちなみに、現在の株価3606円とEPS15倍の差は430.5円ですからEPS15倍まで株価が上昇するとすると、100株で43050円の利益が得られることになります。
SUBARUの株価を資産の観点から分析する
株価が一株当たり純資産の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、1.85倍ですから、一般的にお得とされる1.5倍をやや上回っています。
BPSが1953.8円ですから、お得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると2930.7円ですから、現在の株価3606円と比較すると資産面からは367.3円割高だと言えます。
理論上の株価の底値は2930.7円です。
SUBARUの配当や株主優待はどうなのか?
配当は、年間で144~180円を予定しているので、100株だと14400~18000円もらえることになります。
配当利回りは、3.99%です。これはかなりの高配当銘柄です。
ここまで配当が高いと、長期間保有しているだけでも十分な利益が得られますし、株価の下落の際にも下落分の埋め合わせにも足りそうです。
株主優待は、行っていません。
SUBARUの売上高と利益はどうなのか?
売上高は綺麗な右肩上がりです。とくに2013年からの上昇率がすばらしいです。
営業利益も2017年はタカタの特損などの影響で下落していますが、それ以外は売上同様に右肩上がりです。下落は一時的なものだと考えられます。
SUBARUの株価を利益率と流動比率から分析する
ROEは前期が20.2%、ROAは10.2%とかなり資産を有効活用していることが分かります。
今期予想は減少していますが、それでもROEが13.4%、ROAが7.1%です。これでも優良の範囲といえます。
すばらしいです。
流動比率は1.81倍で短期的な資金は問題ありません。
自己資本比率は53.1%で、こちらも一時的なものではなく毎年右肩上がりに推移しています。40%あれば倒産の危険性がないと言われますがまったく問題なしのレベルです。
まとめ
収益、資産、利益率とみても、素晴らしくバランスの取れた企業でした。
また高配当の企業なので、2014年の株価の3000円の水準まで株価が下落しても、現在の配当を維持していたなら5年ほど保有しているだけで損失分を補える計算が立ちます。
※記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を進めるものでも安全性を保証するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。
いろいろと問題が起こりましたが、この機会に改善していくことを期待したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
P.S. 投資初心者が一番に読むべき本は何かと質問されるので、こちらをオススメしておきます。
専門書を読むよりも実践的なので知識ゼロの状態でも一番取り入れやすいと思います。よろしければ活用してみて下さい。