※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。
※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。
フマキラー【4998】の株価分析と配当や株主優待について
どうも!!虫がコワくて仕方ない『らしらん』(rasiran)です。
本日は、『フマキラー』【4998】の株価を分析していこうと思います。
フマキラーと言えば殺虫剤で有名な企業ですね。
企業名は、フライ(ハエ)とマスキート(蚊)+キラーで、フマキラーだそうです。なかなかのネーミングセンスですね(笑)
ほかには、『どこでもベープ 携帯虫よけ №1未来』っていうツッコミどころの多いネーミングセンスの製品も作っているのですが、これは素晴らしい商品です。
私は趣味で魚釣りによく出かけるのですが、コレを使えばどんなに蚊がいるような場所でもスイッチを入れた途端に近くにいたはずの蚊がいなくなります。
かなり強力に効いてくれるので、これからの時期、魚釣りや、花火など一度使えば手放せない商品ですね。
それではまいりましょう。
なお、記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を進めるものでも安全性を保証するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。
また、ネット上で簡単に手に入る資料によって判断をおこなったため、事実と異なる点が存在する危険性があります。どのような考えをもって投資を行うかの『考え方の流れ』を参考にいただければと思います。
目次
フマキラーとは?
フマキラーに関連する市場等について
殺虫剤の国内市場は1200億円の規模で、大日本除虫菊(金鳥)とアース製薬、フマキラーの3社で市場を占めている状況ですね。
他社の参入の可能性は低いと思われます。
売り上げに関する要因としては、害虫の発生に関係する天候。最近では『ヒアリ』などの危険性の高い外来種の発見が需要に影響を与えています。
市場の成長は大きく見込めませんが、殺虫剤は人体に有害であるというイメージから殺虫剤の仕様を控える利用者も存在するため、そのあたりの掘り起こしが国内市場での伸びしろになると思います。
競合について
日本除虫菊(金鳥)と、アース製薬が競合となるわけですが、その中でフマキラーは3位です。
アース製薬は後発でありながら、『ごきぶりホイホイ』、『ゴキジェット』などの有名商品や、ドラッグストアへの販売網を構築できたことから首位に位置しています。
フマキラーが競合に勝つためには、新商品の開発と知名度を上げることがポイントになりそうです。
フマキラーについて
時価総額は、389億円とトイレタリー・化粧品の分野で27社中17位、殺虫剤では3位の企業です。
ゴキブリ殺虫スプレー ワンプッシュや、おすだけベープ などの良い製品を作っているのですが、知名度では少し弱いです。
殺虫剤の国内市場では苦戦というほどではありませんが、シェアの巻き返しは厳しいようです。
ただし、売り上げの海外比率は46%と高いことは強みです。
また、海外では、従来からの『蚊取り線香』や『エアゾール(スプレー)』タイプの商品の人気が高いので、新たな商品を開発する必要はなく、今後は海外でのシェアをどのように取り込むかがカギとなりそうです。
フマキラーの株価を収益の視点から分析する
それでは、現在の株価2037円(2018/04/4終値)を基準に見ていきましょう。
一株当たりの利益の割合を表す、PER(株価収益率)は22.68倍と平均とされる15倍を目安に考えると少し割高です。
EPS(一株当たり利益)は89.8円です。
EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15倍を掛けると、898円~1347円です。
ちなみに、現在の株価2037円とEPSの15倍の差は690円です。
PER15倍までで考えると690円割高とも考えられそうです。
フマキラーの株価を資産の観点から分析する
株価が一株当たり純資産の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、2.74倍です。1.5倍までが割安ととられることを考えると少し高いですね。
BPSは744.61円なので、お得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると1116.91円ですから、現在の株価2037円と比較すると資産面からは、920.09円割高だと言えます。
理論上の株価の底値は1116.91円です。
フマキラーの配当や株主優待はどうなのか?
配当は、一株当たり24円を予定しているので、100株保有していたとすると配当は2400円です。
配当利回りは、1.18%とまぁまぁといったところですね。
配当性向は、32.6%と一般的な数値です。
株主優待は、自社商品詰め合わせが以下の割合でもらえます。
- 100株 1000円相当
- 500株 3000円相当
家庭で使える消耗品はありがたいですね。
フマキラーの売上高と利益はどうなのか?
売上高、緩やかな上昇傾向が続いています。
営業利益は、2012年に一度落ち込みますが、その後は上昇傾向で推移しています。
フマキラーの株価を利益率と流動比率から分析する
今期予想は、ROEが14.4%、ROAが4.4%と下がっていますが、収益率はかなり良い方です。
流動比率は1.05倍で短期的な資金はあまり余裕があるほうではありませんね。
自己資本比率は30.4%で、一般的な水準です。
営業キャッシュフローと有利子負債の割合は7.38倍です。5倍以下を一般的な基準とされることから有利子負債の割合が少し多くみれますが、これは許容範囲です。
収益率は良いですが、安定性は少し弱いようです。
まとめ
指標からの判断をするならば、収益力、安定性から判断するには割高な株であると言えます。
ただし、株価が企業の現状の価値ではなく、将来得ることが予想される利益を反映した物と考えるのであれば、現在はその途上にある為、株価と株価指標のバランスが崩れていると判断しました。
害虫が存在する限り、需要が無くならないことと東南アジア、インド、メキシコとシェアを広げている事から成長性は見込める企業だと思います。
決め手は少ないですが、長期での保有を考えているのであれば購入を検討してもいいかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
P.S. 投資初心者が一番に読むべき本は何かと質問されるので、こちらをオススメしておきます。
専門書を読むよりも実践的なので知識ゼロの状態でも一番取り入れやすいと思います。よろしければ活用してみて下さい。