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ブリヂストン【5108】の株価分析と配当や株主優待について
どうも!!『らしらん』(rasiran)です。
本日は、『ブリヂストン』【5108】の株価を分析していこうと思います。
ブリヂストンの社名が創業者の姓である『石橋』(ストーン+ブリッジ)を元にしたものであることは良く知られていますが、ブリジストンではなく、ブリヂストンであることは意外と気が付かないかもしれませんね。
設立は1931年、日本足袋株式会社(現アサヒシューズ株式会社)のタイヤ部門がはじまりで、現在では自動車用のタイヤを中心にコンベヤベルト、免振ゴム、高圧ホースなどの製造をしています。
記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を進めるものでも安全性を保証するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。
また、企業の一般公開情報によって判断をおこなったため、事実と異なる点が存在する可能性があります。どのような考えをもって投資を行うかの『考え方の流れ』を参考にいただければと思います。
参考にした上での不利益を当方で負うものではありません。ご自身の判断によって投資は行ってください。
目次
国内、海外ともにシェア1位
ブリジストンは、時価総額3兆4025億円、タイヤ・ゴムの分野で9社中1位の規模の企業です。
国内シェアは55%で、2位の住友ゴム工業の13%を大きく引き離して1位です。海外シェアは、14.6%で国内同様に1位、続いて2位のミシュラン(フランス)が14.0%と続きます。
世界3位はグッドイヤー(アメリカ)の9.0%です。
グッドイヤーは、2015年まで国内2位、世界6位の住友ゴムと資本提携の関係にありましたが現在は解消し、2018年にブリジストンと全米での卸売事業会社を共同で設立しました。
また、2008年よりブリジストンは国内4位の東洋ゴムと業務提携及び資本提携を行っており東洋ゴムの株の7.8%を保有する筆頭株主でもあります。
海外の自動車販売台数の増加
ブリヂストンの海外比率に注目すると、海外での売り上げが81%を占め、残りの19%の売り上げだけで国内シェア55%とダントツの地位を築いていることが分かります。
海外シェアも14.6%と1位のシェアを誇りグローバル化に成功した企業だという事ができます。
ただし、今後の成長を考えると苦戦が予想されます。
ブリヂストンの売上高の83%はタイヤが占めることから、今後の成長に影響を与えるのは世界の自動車販売台数です。
現在、自動車の販売台数は景気の回復とともに増加の傾向にありますが、海外地域別に見たときの自動車販売台数は、先進国の鈍化が目立ち、
販売台数を大きく伸ばしている地域は、ブラジル、ロシア、インド、中国を中心とする新興国にシフトしています。
世界シェア5位のピレリ(イタリア)は中国の国有化学大手である中国化工集団が買収していますし、以降は7位がハンコック(韓国)、9位 正新(台湾)、10位 中策ゴム(中国)といった具合に今後の自動車販売台数の増加が予想される地域にはすでに地域ごとのシェアを占める企業が存在します。
これらの地域のタイヤは(ピレリを除く)価格も非常に安く販売されており、シェアを伸ばすには価格の面でも難しいのではないでしょうか?
ブリヂストンを収益の視点から分析する
それでは、現在の株価4142円(2018/07/03終値)を基準に見ていきましょう。
一株当たりの利益の割合を表す、PER(株価収益率)は10.24倍と一般的な企業の平均の15倍よりも低くお得に見えます。
ただし、同業他社と比較すると決して割安という訳ではありません。
ここでの判断は割高ではない=適正な価格である可能性が高いくらいにとどめておきましょう。
EPS(一株当たり利益)は404.4円です。
EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15倍を掛けると、4044円~6066円です。
ちなみに、現在の株価4142円とEPSの15倍の差は2024円です。
こちらの数値もPER15倍がもとになっているので注意が必要です。
ブリヂストンを資産の観点から分析する
株価が一株当たり純資産の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、1.33倍です。1.5倍までが割安ととられることを考えると割安と言えそうです。
BPSは3115.69円なので、お得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると4673.53円ですから、現在の株価4142円と比較すると資産面からは、531.53円割安だと言えます。
理論上の株価の底値は3115.69円です。
ブリヂストンの配当や株主優待はどうなのか?
配当は、一株当たり160円を予定しているので、100株保有していたとすると配当は16000円です。
配当利回りは、3.86%とかなり高めの配当です。
配当性向は、39.9%とやや高めの水準です。
株主優待は、行っていないようです。
ブリヂストンの売上高と利益はどうなのか?
売上高、営業利益ともに2015年までは上昇しますがそれ以降はいったん下降し、現在回復傾向にあります。
変動の要因は何なのかを調べる必要はありますが、一時的な変動であると考えられます。
ブリヂストンの株価を利益率と流動比率から分析する
前期(2017/12)のROEは12.5%、ROAは10.4%。
今期予想(2018/12)は、ROEが13.2%、ROAが11.1%と利益率はかなり良いと言えます。
流動比率は2.28倍で短期的な資金に問題はないでしょう。
自己資本比率は60.2%です。倒産の危険がないと言われる40%を大きく上回り安定していると言えます。
営業キャッシュフローと有利子負債の割合は、1.01倍ですから一般的に言われる5倍以下の水準を下回っています。
十分な営業キャッシュフローがあるとみてよいでしょう。
まとめ
今回は『ブリヂストン』の株価分析を行いました。
長期投資の観点からみると、規模の大きな企業全般に言える事ではありますが成長の鈍化は予想できます。何も考えずにただ保有を続けるのは注意が必要です。
ただし現時点では売上高は回復の傾向にあり、指標からの判断をみても優秀な経営を行っていることが分かります。
株価は下落基調にあることから、もう少し落ち着いたところで購入を検討したいと思える企業の一つです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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