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出光興産【5019】の株価分析と配当や株主優待について

 
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どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

 

本日は、海賊とよばれた男のモデルにもなった『出光興産』【5019の株価を分析していこうと思います。

出光興産は石油元売り2位の企業で、主な事業セグメントは、石油製品、石油化学製品、資源、その他となります。

 

2015年7月に始まった経営統合に向けての協議が先日(2018年7月10日)合意し、2019年4月1日に経営統合すると発表した出光興産の今後について考えていきたいと思います。

 

記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を進めるものでも安全性を保証するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

また、企業の一般公開情報によって判断をおこなったため、事実と異なる点が存在する可能性があります。どのような考えをもって投資を行うかの『考え方の流れ』を参考にいただければと思います。

参考にした上での不利益を当方で負うものではありません。ご自身の判断によって投資は行ってください。

 

石油使用量の減少

自動車の低燃費化や、景気の悪化等の影響で石油使用量そのものの減少に加え市場のニーズも省エネが求められています。

 

また、消防法の影響によるガソリンスタンドの維持コストの増加もみられます。

このような状況のなかで、競合のJXホールディングス(エネオス)と東燃ゼネラル(エッソ、モービル、ゼネラル)は2016年4月に統合しJXTGホールディングスが誕生しました。

※エッソ、モービル、ゼネラルブランドは、2019年度中にエネオスに統一

 

JXTGホールディングス(エネオス)は、売上高10兆3010億円(2018年3月)で石油元売りシェアの50%を占める企業です。

 

シェア2位の出光興産は売上高3兆7306億円(シェア18%)と大きく引き離されている状況にあります。

 

石油使用量の減少による市場の縮小に対し、

先日発表された、シェア5位の昭和シェル(売上高2兆0459億円、シェア10%)との統合によるコスト削減の効果がどの程度のものなのか注目していきたいと思います。

 

なお、国内には製油所が両社合わせて7つありますが先日の報道によると、統廃合の予定はなくニュアンスとしては、国内事業の効率化よりもその他の事業への効率的な展開の為のコスト削減といった印象を私は受けました。

 

原油以外の事業

出光興産の売上高の大半を占める事業は石油製品(77%)と石油化学製品(13%)を合わせた原油に関連する事業です。

これら市場の縮小が見込まれる事業以外に出光興産は、有機EL材料の開発を行い、2017年にはi-Phone8に採用されています。

現在では、中国への新工場、現地法人の立ち上げを行い、合わせて東レと技術提携を行うなど力を入れていることが分かります。

 

現状での売上高に対する構成比は小さいですが、今後の構成比率は増加するものと思われます。

 

出光興産を収益の視点から分析する

それでは、現在の株価5100(2018/07/27終値)を基準に見ていきましょう。

一株当たりの利益の割合を表す、PER(株価収益率)は10.3倍と割安に見えます。

 

ただし、経営統合の決まっている昭和シェルが10.7倍、JXTGホールディングス(エネオス)が6.3倍である事を考えるとそれほど割安という訳ではありません。

 

判断としては、割高ではない位の判断にとどめておくのがベターでしょう。

 

EPS(一株当たり利益)は495.2円です。

 

EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15倍を掛けると、4952円~7428円です。

ちなみに、現在の株価5100円EPSの15倍の差は2328円です。

 

 

出光興産を資産の観点から分析する

株価が一株当たり純資産の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、1.22倍です。1.5倍までが割安ととられることを考えると割安とみることが出来ます。

 

BPS4177円なので、お得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると6265.5円ですから、現在の株価5100と比較すると資産面からは、1165.5円割安だと言えます。

理論上の株価の底値は4177円です。

 

出光興産の配当や株主優待はどうなのか?

配当は、一株当たり100円を予定しているので、100株保有していたとすると配当は10000円です。

配当利回りは、1.96%とまずまずといったところです。

 

配当性向は、10.3%と一般的な平均の20~30%と比較すると低めの割合です。創業者が合併の条件として出していた配当利回りの増加の余裕は十分にありそうです。

投資家からするとありがたいことですが、企業側から見て設備投資や研究開発費に資本が回せているのかは注目しておく必要があります。

 

株主優待は、おこなっていません。

 

出光興産の売上高と利益はどうなのか?

売上高、営業利益ともに過去の推移を見たところ、安定しておらず何とも言えません。

合併による影響、石油関連の市場の縮小といった現状から将来を予想するわけですが、判断は難しいところです。

 

出光興産の株価を利益率と流動比率から分析する

前期(2018/03)のROEは22.3%、ROAは8.1%。

今期予想(2019/03)は、ROEが11.9%、ROAが5.8%と利益率はかなり良いと言えます。

 

流動比率は1.05倍で短期的な資金に問題はないでしょう。

 

自己資本比率は29.7%です。倒産の危険がないと言われる40%を下回っていますが、これは総資本が多いことによるものです。

石油関連の競合他社をみても30%弱といったところで問題はないでしょう。

 

営業キャッシュフローと有利子負債の割合は、6.53倍ですから一般的に言われる5倍以下の水準を上回っています。

数値的には5倍を超えていますが、平均的な営業キャッシュフローと言えます。

 

まとめ

今回は『出光興産』の株価分析を行いました。

株価を見る限りでは、現在の株価は適正な価格であると言えるでしょう。

 

ただし、昭和シェルとの合併が決まってからの短期間で大幅に株価が上昇しています。

現在の株価が、過度な期待による一時的なものなのか?適正に今後を見据えたものなのか?はしっかりと判断する必要があると言えます。

 

結論としては、今から投資の検討にはいる銘柄ではないと思います。

よって、長期投資の対象としては、現状の株価だと『保留』と判断しました。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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