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東レ【3402】の株価分析と配当や株主優待について
どうも!!『らしらん』(rasiran)です。
本日は、『東レ』【3402】の株価を分析していこうと思います。
突然ですが『東レ』の『レ』ってなんやねん?って思ったことはないでしょうか?
現在の社名は『東レ』ですが、1926年に創業した当時の社名は『東洋レーヨン』で化学繊維の『レーヨン』から来てるようです。
現在ではレーヨンの生産は行っておりませんが、社名の由来を知るのはおもしろいものです。
記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を進めるものでも安全性を保証するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。
また、企業の一般公開情報によって判断をおこなったため、事実と異なる点が存在する可能性があります。どのような考えをもって投資を行うかの『考え方の流れ』を参考にいただければと思います。
参考にした上での不利益を当方で負うものではありません。ご自身の判断によって投資は行ってください。
目次
東レとは?
東レは、時価総額1兆7954億円、化学の分野で162社中3位の規模の企業です。
私たちの身の回りでは、衣料向けの合成繊維や、自動車向けの合成樹脂、シート表皮の『エクセーヌ』(商品名アルカンターラ)
浄水器のトレビーノなどが有名です。
あと炭素繊維は、ゴルフのシャフトやラケット、釣り竿、スポーツタイプの自転車、航空機のボーイング787にも採用されています。
このようにみると身近な物を作っている企業ですね。
事業構成
事業構成は以下のようになります。
事業名 | 売上高 | 売上高利益率 |
繊維 | 9136億円 | 7.92% |
機能化成品 | 8033億円 | 8.89% |
炭素繊維複合材料 | 1779億円 | 11.69% |
京樽環境・エンジニアリング | 2383億円 | 5.58% |
ライフサイエンス | 538億円 | 3.53% |
売上高利益率というのは、その事業の売上高に対して何%が利益になるのか?を表したものです。
各事業の売上高が100億円だと仮定して、ここでは繊維事業と炭素繊維複合材料事業を例に計算してみましょう。
- 繊維事業 売上高100億円 × 7.92%(売上高利益率) = 7.92億円
- 炭素繊維複合材料事業 売上高100億円 × 11.69%(売上高利益率) = 11.69億円
要は、同じだけの売り上げを出した場合、炭素繊維複合材量事業は、繊維事業の約1.5倍の利益を出すことが出来るという事です。
まだまだ、炭素繊維複合材量事業の売上高は全体の8%程度ですが、今後その割合が増加するとするならば大きく利益を増やす余地があるとみることが出来ます。
一番利益率の低いライフサイエンス事業は、単純に利益を出せていないのか?それとも今後に向けての発展段階にあるのかの確認は必要です。
炭素繊維複合材料分野において世界最大のシェア
先ほどの事業構成の項目でも触れましたが、東レは現在炭素繊維複合材料の分野で世界最大のシェアを誇っています。
燃料電池車の普及など、低燃費に注目が集まっていることから金属に変わる軽量素材の需要は今後増加することが予想されます。
インドで新工場新設
2018年2月20日に150億円を投入して、おむつ用不織布や自動車用の機能樹脂の工場を立ち上げると発表し、インドのアンドラ・プラデシュ州に35万㎡の新規事業用地を取得しました。
稼働は2020年をを目指しているようです。
インドのGDPは年率6%で成長していると言われることからも今後に期待したいところです。
東レを収益の視点から分析する
それでは、現在の株価915円(2018/06/01終値)を基準に見ていきましょう。
一株当たりの利益の割合を表す、PER(株価収益率)は14.93倍とやや割安の範囲内です。
ただし、業界水準から見ると平均的な水準であるので注意は必要です。
EPS(一株当たり利益)は61.3円です。
EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15倍を掛けると、613円~919.5円です。
ちなみに、現在の株価915円とEPSの15倍の差は4.5円です。
一般的に安値圏と言われるPER15倍からは、4.5円も割安であると言えます。
東レを資産の観点から分析する
株価が一株当たり純資産の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、1.34倍です。1.5倍までが割安ととられることを考えると割安の範囲内です。
BPSは681.92円なので、お得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると1022.88円ですから、現在の株価915円と比較すると資産面からは、107.88円割安だと言えます。
理論上の株価の底値は681.92円です。
東レの配当や株主優待はどうなのか?
配当は、一株当たり16円を予定しているので、100株保有していたとすると配当は1600円です。
配当利回りは、1.75%と同業種と比べるとやや低いですがまずまずといったところだと思います。
配当性向は、過去の推移をみると20~30%で推移しています。企業の方針としても内部留保などを総合的に判断するとのことで数値自体は一般的な平均水準です。
株主優待は、行っていないようです。
東レの売上高と利益はどうなのか?
売上高、営業利益ともに直近5年で判断するとバラつきが見られますが緩やかな上昇を続けているように見えます。
原燃料価格や景気に影響されるところも考えると問題はないと判断しました。
東レの株価を利益率と流動比率から分析する
今期予想(2019/2)は、ROEが9.2%、ROAが6.3%とROEは8%、ROAは5%の水準を超えています。
優秀な範囲と言えるでしょう。
流動比率は1.70倍で短期的な資金に問題は見られません。
自己資本比率は42.3%です。倒産の危険がないと言われる40%以上の水準も超えていることからこちらも優秀です。
営業キャッシュフローと有利子負債の割合は、4.85倍ですから一般的に言われる5倍以下の水準を下回っています。
十分な営業キャッシュフローがあるとみてよいでしょう。
まとめ
今回は『東レ』の株価分析を行いました。
分析を行ってみて、個人的に株の購入を検討してもいいと思える企業でした。
株価指標の数値に加え財務面、また企業の行っている事業の今後の成長についても期待できるものだと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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