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トヨタ自動車【7203】の株価分析と配当や株主優待について
本日は、2018年3月期決算の純利益の見通しを、従来の1兆9500億円から2兆4000億の31%増に修正したトヨタ自動車【7203】について株価分析を行おうと思います。
それではまいりましょう。
なお、記事の内容は、私の個人的な考えであり株の購入を進めるものでも安全性を保障するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。
目次
トヨタ自動車とは?
トヨタと言えば世界でも首位級の自動車会社です。
最近だと、マツダと共同出資でアメリカのアラバマ州に工場を作ることを決めたり、ダイハツをトヨタの完全子会社化したりしています。
日野自動車も子会社ですし、そのほかにも多くの企業と提携していてSUBARU、ヤマハ発動機、いすゞ自動車、マツダ、スズキ、ロータスカーズ、PSA・プジョーシトロエン、フォード、BMW、第一汽車、天津汽車、ヤンマーホールディングス、中部国際空港、マイクロソフトと本当に多くの企業と提携しています。
トヨタ自動車の株価を収益の視点から分析する
それでは現在の株価の7286円(2018/02/06 終値)を基準に指標に照らし合わせていきましょう。
PER(株価収益率)は12,37倍ですから、割安と判断していいでしょう。
EPS(一株あたり利益)589,1円を基準に標準とされるPERの10〜15倍を計算すると5891〜8836,5円ですから割高とされる数値まで計算上は、1550.5円の上昇の余地があります。
トヨタ自動車の株価を資産の視点から分析する
PBR(株価純資産倍率)は、1.17倍ですから、トヨタの保有する資産から見てもお得の範囲に収まっています。
BPS(一株あたり純資産)は 6219.7円ですからPBRがお得の上限とされる1.5倍を掛けると、9329.55円ですから現在の株価7286円は計算上2043,55円の上昇の余地があると見ることができます。
理論上は6219.7円が底値です。
トヨタ自動車の株価を安定度や効率の視点から分析する
ROE(株主資本利益率)を使って投資に見合った収益をあげているのかを見てみると前期と今期予想が10.6%です。
2期前と3期前が14%近くあったことから一時的なものなのか、今後も下げる可能性があるのかには注意が必要だと思います。
自己資本の総資本に対する割合の自己資本比率をみると35%あたりですね。過去の推移から緩やかな上昇とも取れるので問題はないのでしょうが、倒産の可能性がないと言われる40%は欲しいところですね。
決算短信から流動比率を確認しておきましょう。1.0463ですから短期的なお金の流れは割とタイトに回している事が分かります。
営業キャッシュフローと有利子負債の比率は、今期の営業キャッシュフローが下がっているので5.82年です。ちなみに前期は4.46年ですから良いとは言えませんが、まぁ標準的なところです。
この辺りを見てくると、お金の流れは余裕が少なそうです。
ただ、トヨタ生産方式のジャストインタイムと言う言葉があることから意図的なものなのか気になりますね(笑)
トヨタ自動車の配当や株主優待は?
配当は今までの流れで行くと、1株当たり3月に110円、9月に100円の配当ですから100株保有していれば年間で21000円いただけることになります。
配当利回りは2.88%です。ここまで高いと長期保有で配当だけをもらってもいいですね。
配当性向は前期実績で41.42%ですからかなり株主思いの企業と言えます。これだけの割合を配当にしているという事は企業の万が一の際にも配当を止めれば資金の余裕を生み出すことも可能だと言えます。
一つ前の項目で資金の流れに余裕がないようなことを言いましたがこれを見る限りは、おそらく意図的なものと判断できそうです。
トヨタ自動車の売上高と利益について
さて、今期の純利益を31%増に上方修正したトヨタ自動車ですが実績はどうなのでしょうか?
過去の売上高を振り返ると2012年まで下降が続いていましたが2013年からは上昇していますね。直近の純利益の最高は2016年の2兆3126億ですから今期実績が予想通りとなれば900億近くの増益です。
前期に落ち込みがありましたが、とくに悪くはなさそうです。
まとめ
収益、安定性ともにさすがは世界のトヨタといった印象でした。
指標からの判断には問題がありませんでしたが、株価のチャートからみたところ、現在は相対的に少し高いようにも見えます。今までの変動を考えると3~4年の期間をみて投資を行いたいところですね。