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養命酒製造【2540】の株価分析と配当や株主優待について

 
養命酒 ハーブの恵み 琥珀生姜酒
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どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

本日は『養命酒製造』【2540】の株価分析を行います。


養命酒製造と言えば、養命酒が有名ですよね。

良く効きそうだとは思いながらも、実は飲んだことはないなんて人も多いのではないでしょうか?

あとは年配の方向けってイメージを持っているかもしれません。

さて、今までとは異なる購入層へのアプローチはできているのか?そのあたりも考えながら、株価指標を基に分析を行おうと思います。

記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を進めるものでも安全性を保証するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

また、企業の一般公開情報によって判断をおこなったため、事実と異なる点が存在する可能性があります。どのような考えをもって投資を行うかの『考え方の流れ』を参考にいただければと思います。 

参考にした上での不利益を当方で負うものではありません。ご自身の判断によって投資は行ってください。  

売り上げの大部分が養命酒

養命酒製造は慶長7年(1602年)創業で、その翌年の慶長8年(1603年)には同社の製品である『養命酒』を徳川家康に献上しています。

現在、同社の売り上げの大部分を占めるのがその『薬用養命酒』です。

テレビCMなどの影響で圧倒的な知名度を誇りますが、やはり年配向けといったイメージが強く、年々売り上げは減少傾向にあるようです。

また、2017年6月1日施工の改正酒税法を受けて、今までは第2医薬品として販売されていた養命酒が同法の適用を受けて、約500円程度の値上げとなりました。

販売価格が上昇することで利益が見込めることも期待されましたが、現状では販売数減少をカバーできるだけの利益が得られておりません。

ハーブの恵み

同社は若者向けの養命酒とも呼べる『ハーブの恵み』を2010年より展開しております。

薬用養命酒』と異なり、おしゃれで手に取りやすいデザインですが、ガラスボトルは、『 薬用養命酒 』と同じ形状が採用されています。

医薬品として販売されていた養命酒にアルコールが含まれている事がネックではありましたが、アルコールを取り除くのではなく、アルコール飲料として販売し、飲み方として、ストレート、ロック、お湯割り、ソーダ割りに加えカクテルなどの提案がされています。

瓶のデザインをそのまま引き継いだことからもわかるように、養命酒酒造の作った体に良い飲み物であることをアピールしています。

養命酒製造を収益の視点から分析する

それでは現在の株価2031円( 2019/06/12終値)を基準に見ていきましょう。 

一株当たりの利益の割合であるPER(株価収益率)は、40.46倍とかなり高めの値です。

EPS(一株当たり利益)は50.2円です。 


EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15倍を掛けると、502円~753円です。

ちなみに、現在の株価2031円と EPSの15倍の差は1278円ですから一般的なお得と言われる範囲を基準にするなら1278円高いという言い方が出来ます。 

養命酒製造を資産の視点から分析する

株価が一株当たり純資産の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、0.69で資産に対する株価はかなりの割安と判断できます。

BPS2957.48円で、お得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると4436.22ですから、現在の株価2031円は、計算上は2405.22円上昇する余地があると言えます。

理論上の株価の底値は2957.48円ですから、すでに株価が底値を下回っているわけです。

ただし、注意点としては安易にお得な株と判断してしまわない事です。

資産はあくまで帳簿上の話で、現実の資産価値とは乖離がある可能性については理解しておきましょう。

極端な数字に出会った時には、何か落とし穴があるのではないか?と疑う位慎重に投資は行いたいものです。

 

養命酒製造の配当や株主優待はどうか?

配当は、一株当たり40円を予定しているので、100株保有していたとすると配当は4000円です。

配当利回りは、1.97%とやや高めの配当です。

配当性向は、34%で平均的な値です。


株主優待は、100株以上の保有で自社商品1500円相当がいただけます。

また、3年以上の保有で自社商品は3000円相当へとランクアップされます。

配当も悪くありませんし、株主優待も含めて考えるとお得ですね。



養命酒製造の売上高と利益はどうか?

売上高、営業利益については、2015年までは上昇傾向にありましたが、2016年以降は下降しています。

とくに2018年以降の営業利益の大きな減少が気になるところですね。理由については詳しく調べる必要があります。

なんとも判断が付きかねます。


養命酒製造の株価を利益率と流動比率から分析する

前期(2018/03)のROEは4.0%、ROAは3.4%。

今期予想(2019/03)は、ROEが1.2%、ROAが1.1%とかなり低めの値です。

ただし、この値は同社が多くの資産を保有していることによるものです。



また、ROEおよびROAを求める際に用いる純資産総資産の関係ですが公式で表すと、

総資産=負債+純資産ですので、ROEとROAの値が近い数値であるという事は同社の総資産における負債の割合が小さいことを表します。

ザックリ言うならば、資産の質が高いと言ったところでしょう。

ROEやROAの数字だけ見ると、スルーしてしまいそうな数値ですが、どういった計算によって数値が成り立っているのか?を丁寧に考えていきたいですね。

流動比率は8.25倍で短期的な資金繰りに問題は全くないでしょう。

自己資本比率は87.6%で財務状況はとても良好です。

営業キャッシュフロー有利子負債倍率ですが、有利子負債が0(ゼロ)の無借金経営ですね。

十分な営業キャッシュフローがあるとみてよいでしょう。


まとめ

今回は『養命酒製造』の株価分析を行いました。

前回のマキタに引き続き、同社も無借金経営の企業の一つで非常に手堅い経営をしています。


ただし同社の経営をみると、看板商品である『薬用養命酒』に頼りきりで、酒税法の影響もあり売り上げを落としている状況にあります。

当たり前のレベルの話ですが、薬用養命酒の売り上げをさらに伸ばすか、他の売れる商品を開発するかが同社の課題となり株価回復のきっかけとなるわけですがどうなのでしょうか?

投資のタイミングとしては、株価の回復が予想できてからでも遅くはないように思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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