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ソフトバンクグループ【9984】の株価分析と配当や株主優待について

 
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どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

 

本日は、『ソフトバンクグループ』【9984】の株価を分析していこうと思います。

 

記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を進めるものでも安全性を保証するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

また、企業の一般公開情報によって判断をおこなったため、事実と異なる点が存在する可能性があります。どのような考えをもって投資を行うかの『考え方の流れ』を参考にいただければと思います。

参考にした上での不利益を当方で負うものではありません。ご自身の判断によって投資は行ってください。

 

ソフトバンクグループとは?

ソフトバンクグループは、時価総額9兆9609億円、通信サービスの分野で96社中3位の規模の企業です。

 

筆頭株主は、代表取締役兼社長の孫正義(21.0%)です。

 

一般的なイメージとしては、『NTTドコモ』や『au』といった携帯電話のサービスブランドの一つと認識されているかもしれませんが、2017年3月時点での子会社は761社、関連会社は130社の※純粋持ち株会社です。

※純粋持ち株会社=自ら事業は行わず、他の企業の株式を所有することで、その企業の事業活動を支配する事を目的とする会社で子会社からの配当を売り上げとする。

海外比率は51%です。

 

事業構成

事業構成は『国内通信事業』、『スプリント事業』、『ヤフー事業』、『流通事業』、『アーム事業』、『ソフトバンク・ビジョン・ファンド及びデルタ・ファンド事業』、『その他事業』です。

事業構成の中で会社でよく聞くところを挙げると、『ソフトバンク株式会社』、『ヤフー株式会社』、『アスクル株式会社』、『福岡ソフトバンクホークス株式会社』が事業の中に含まれます。

 

群戦略

先日(2018/05/09)の決算説明会で、代表取締役兼社長の孫正義

『ソフトバンクって何の会社なのか?通信会社なのか投資会社なのか?』という質問を最近うけるようになったと話していましたが、

 

その答えとして出てきたキーワードが『群戦略』(ぐんせんりゃく)という言葉でした。

 

『群戦略』を簡単にまとめると、効率的な通信事業を行うために、No.1と言える企業に投資を行う事でソフトバンクを300年成長率の続く企業集団にする目的を達成させるための戦略です。

通信会社なのか?投資会社なのか?ではなく、『産業革命』が300年続くのであれば『情報革命』も300年続くという仮定のもと、300年続く情報革命の中心的企業の集団(企業群)を作る為に戦略的持ち株会社という形態をとっているという戦略が決算説明会の中で語られていました。

 

スプリントとTモバイルの合併への合意

米国4位の規模の通信会社の『スプリント』はソフトバンクグループの子会社です。

 

先日(2018/05/09)の決算説明会の説明によると、現在米国には、通信会社が2強+2弱の規模で以下のように存在します。

 

企業名 加入者数
ベライゾン 1億5000万人
AT&T 1億4000万人
Tモバイル 8000万人
スプリント 5000万人

 

ソフトバンクグループの子会社で規模が4位のスプリントと、3位のTモバイルが合併することにより、2位のAT&Tに迫る規模の通信会社が誕生することになります。

これは、5G(第5世代移動通信システム)の導入に向けての合併で両社が合併することにより、設備投資の削減を期待しての事です。

 

現在、米国の司法省と米連邦通信委員会(FCC)の承認待ちの段階で確定ではありませんが、実現されれば大きな強みとなりそうですね。

なお合併後の持ち株比率は、Tモバイル保有のドイツテレコムが41.7%、スプリント保有のソフトバンクが27.4%でソフトバンクは経営権を手放すとしています。

 

ソフトバンクグループを収益の視点から分析する

それでは、現在の株価8411(2018/05/17終値)を基準に見ていきましょう。

一株当たりの利益の割合を表す、PER(株価収益率)は13.22倍と割安の範囲内です。

 

EPS(一株当たり利益)は636円です。

 

EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15倍を掛けると、6360円~9540円です。

ちなみに、現在の株価8411円EPSの15倍の差は1129円です。

PER15倍まで上昇すると仮定するなら1129円上昇する余地があるとも考えられそうです。

 

ソフトバンクグループを資産の観点から分析する

株価が一株当たり純資産の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、1.96倍です。1.5倍までが割安ととられることを考えると割高と言えそうです。

 

BPS4302.26円なので、お得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると6453.9円ですから、現在の株価8415と比較すると資産面からは、1969.1円割高だと言えます。

理論上の株価の底値は4302.26円です。

 

ソフトバンクグループの配当や株主優待はどうなのか?

配当は、一株当たり44~48円を予定しているので、100株保有していたとすると配当は4400~4800円です。

配当利回りは、0.52%と少ないです。

 

 配当性向は、2018年3月期で4.7%、来期は6.9%と増える予想であることを考えても、一般的な20~30%の水準からすると低めの設定です。

 

株主優待は、以下のようになります。

優待名 保有株数
自社携帯電話・タブレットの利用料金が6か月間割引 100株
インターネットの基本料金が6か月間無料または割引 100株

 

 

ソフトバンクグループの売上高と利益はどうなのか?

売上高は若干ブレがみられますが、過去10年からの伸び率で考えると順調に伸ばしていると言えます。

 

営業利益は、割と綺麗な右肩上がりです。

ただし経常利益は2015年以降大きく下落しています。下落の原因については詳しく調べる必要がありそうです。

 

 

ソフトバンクグループの株価を利益率と流動比率から分析する

前期(2018/3)のROEは23.7%、ROAは1.4%。

今期予想(2019/3)は、ROEが13.5%、ROAが2.5%とROEの値は10%を超えており優秀と言えます。

ROAについては、数値的には問題がないように見えますが、ROEとの乖離が少し気になります。

 

流動比率は1.02倍で短期的な資金の余裕があるとはいえません。

 

自己資本比率は18.7%で直近5年の推移は上昇傾向です。ただし倒産の危険がないと言われる40%以上の水準から考えると低いですね。

営業キャッシュフローと有利子負債の割合は10.53倍と高いです。これは有利子負債を回収しようとすれば現在のキャッシュフローで10年半かかるという事です。

5倍以下を一般的な基準とされることからキャッシュフローも良いとは言えません。

 

まとめ

今回はソフトバンクグループの株価分析を行いましたが、株価指標的にはかなり割安と見れる反面、財務的にはかなり厳しい状況にある企業であることが分かりました。

ただし、数字としてはなかなか表れてこない、企業の知名度や代表取締役兼社長の孫正義の経営方針には魅力となる点も多く、長期投資の対象としては『有り』だと判断しました。

 

どのように投資銘柄に組み込むべきか?

魅力的でありながら、財務面のリスクは見過ごすわけにはいきません。

 

よって私であれば総投資額の5%未満なおかつ、余剰資金(使う予定の無いお金)が総投資額の30%以上あるなら投資します。

 

少し解説すると、

ソフトバンクグループの株の最小単元は100株ですので本日の株価8411円を基準にすると、84万1100円から株を購入できることになります。

 

この金額を元に具体的な数字を計算すると、

総投資額が1682万2000円、さらに余剰資金が少なくとも504万6600円

上記の資金が用意できるなら投資を考えるという事です。

 

とにかく投資のリスクは小さくしたいものです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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