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NTTドコモ【9437】の株価分析と配当や株主優待について

 
NTTドコモ ガラケー P701iD
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どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

本日は『NTTドコモ』の株価を分析していこうと思います。

 

今から20年ほど前、私が携帯電話をはじめて手にした頃は、田舎のほうには『NTTドコモ』しか電波が入らなくて、実質『NTTドコモ』一択といったことがありました。

 

さて、今では他社の携帯電話会社と契約しても電波が入らないなんてことはなくなりましたし、格安スマホや格安SIM など、消費者側の選択肢も多くなりました。

 

ブランド力は今でも強いと思いますが、現在のNTTドコモは投資対象としてどうなのか見ていきたいと思います。

 

なお、記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を進めるものでも安全性を保証するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

 

NTTドコモってどんな会社?

携帯電話のシェア47%を占める国内最大手企業です。

事業構成は通信事業(携帯電話・ブロードバンド等)が81%を占め、スマートライフ事業が11%(動画・音楽配信、金融、ショッピングサービス等)、その他事業が8%(携帯保証、システム開発等)となっています。

また、新規事業としてフィンテックにも力を入れています。

現在の7500万にもなる顧客規模を活かしてさらなる発展を目指すようですね。今後に期待したいと思います。

 

NTTドコモの株価を収益の視点から分析する

それでは、現在の株価2726.5円(2018/03/06終値)を基準に見ていきましょう。

まずは、一株当たりの利益の割合を表す、PER(株価収益率)は14.65ですから、お得の範囲内です。

EPS(一株当たり利益)は187.2円です。

 

EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15倍を掛けると、1872円~2808円です。

ちなみに、現在の株価2726.5円EPS15倍の差は81.5円ですからEPS15倍まで株価が上昇するとすると、100株で8150円の利益が得られることになります。

 

NTTドコモの株価を資産の観点から分析する

 

株価が一株当たり純資産の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、1.75倍です。1倍~1.5倍の範囲が割安とされることから少し高いかな?といった印象です。

 

BPS1554.91円ですから、お得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると2332.3円ですから、現在の株価2726.5円と比較すると資産面からは394.2円割高だと言えます。

理論上の株価の底値は1554.91円です。

 

NTTドコモの配当や株主優待はどうなのか?

配当は、年間で100円を予定しているので、100株保有していたとすると10000円の配当が得られることになります。

配当利回りは、3.67%です。これは、前回のSUBARUに続いてかなりの高配当です。

配当性向は、2016年の実績で45.7%です。配当性向とは当期利益のうち何%を配当として支払っているかを表す割合ですから一般的には20~30%の水準よりも多くの割合を配当にまわしていることが分かります。

 

高配当の強みは配当収入が大きいこともありますが、株価下落の際の精神的ダメージを和らげてくれることの方が大きいと個人的には感じています。

仮にNTTドコモの株価が10%下落したとしても、現在の配当額が一定だとすると3年保有すれば配当によって株価下落の埋め合わせができるという訳です。

 

無配当だと、株価が上昇するまではどうにもならないわけですから、この差は大きいと思います。

株主優待は、行っていないようです。

 

NTTドコモの売上高と利益はどうなのか?

売上高は過去10年横ばいです。手元の資料は2007年以降のものをみているのですが、2007年と言えばスマートフォンが普及する前です。

スマートフォンの登場前後で売上高に変化があるのか?が気になっていましたが影響はなさそうです。

 

営業利益は2012年まではじわじわと伸びていましたが2013年以降は下降に転換しています。2015年で大きく落ち込んだあと2016~2017年と急回復しています。

 

NTTドコモの株価を利益率と流動比率から分析する

ROEは前期が12%、ROAは8.8%とかなり効率よく資産を使えていることが分かります。

今期予想はさらに上昇して、ROEが12.8%、ROAが9.7%です。これではかなり優良な数値です。

 

流動比率は2.23倍で短期的な資金も十分です。

 

自己資本比率は75.4%で、30%あれば一般的な数値で40%が理想とされるなか素晴らしい値です。倒産の恐れはないでしょう。

営業キャッシュフローと有利子負債の割合は1.68倍と出ています。5倍以下が目安とされますが目安と比較しても良い数値です。

 

まとめ

収益の面からも割安で財務状況のすぐれた企業でした。

スマホの売り上げが落ち込んでいると報道されることがありますが、それほど大きな影響はないようです。

 

ただし、株価のチャートには、企業の良さがあまり反映されていない印象です。おそらく市場からは成長性が低いと判断されているのでしょう。

 

投資対象としては、株価上昇よりも配当を狙う感じですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

P.S. 投資初心者が一番に読むべき本は何かと質問されるので、こちらをオススメしておきます。

専門書を読むよりも実践的なので知識ゼロの状態でも一番取り入れやすいと思います。よろしければ活用してみて下さい。



 

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