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ズーム【6696】の株価分析と配当や株主優待について

 
ZOOM 505
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どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

 

本日は、少しニッチな分野の企業として、『ズーム』【6696】を取り上げようと思います。

 

少しマニアックな企業で知らない人も多いかもしれませんが、音楽の分野では有名で、主にハンディレコーダーマルチエフェクターを作っている企業です。

 

企業名は『ズーム』ですが、製品には『ZOOM』と表記されています。

 

取り上げたきっかけは、私自身がZOOM のエフェクター を使用したことがあるのと、

 

『ズーム』は比較的小さな企業ですが、楽器屋の実際の売り場に行くと、エフェクターのコーナーには競合の『Rolond(ローランド)』や『KORG(コルグ)』などの比較的大きな企業の製品と同じように並べられていることを知っていたこと、

 

そして先日、食事に入った店で、見るからに演奏を本格的にしている人達が集まって、『ZOOMのハンディレコーダーめっちゃえぇねん!!』と話しているのをたまたま耳にしたからです。

 

もちろん、これだけで投資するかを決める判断材料としては少なすぎますが、検討段階の材料としては、四季報決算短信の数字を読むことよりも企業を取り巻く雰囲気を知ることは重要だと考えています。

 

少し長くなりましたがそれではまいりましょう。

※記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を進めるものでも安全性を保証するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

また、ネット上で簡単に手に入る資料による判断のため、事実と異なる点が存在する可能性があります。どのような考えをもって投資を行うかの『考え方の流れ』を参考にいただければと思います。

 

ズームとは?

先ほどもお伝えしましたが、主にハンディレコーダーマルチエフェクターを作っている企業です。

少し製品について解説すると、

ハンディレコーダーというのは、一般的な会議の録音に使用する『 ICレコーダー 』によく似ているのですが、用途は音楽演奏の録音に用いられることが多いので、携帯性よりも集音マイクの高性能化などに特化した製品です。

なお、同社の売り上げ割合の51.9%をハンディレコーダーが占めています。

 

マルチエフェクターというのは、エレキギターやエレキベースの音に音響効果を与える製品です。バンド演奏でギタリストが足元で操作しているのを見たことがあるかもしれませんね。

 

海外比率は88.2%

同社の製品は、かなりニッチな製品構成なので、Youtubeの投稿などへの個人配信用の需要が増えているとはいえ、国内レベルで見ると市場自体が小さく、今後も少子化や趣味の多様化による影響をうけるでしょう。

 

ただし、売上高の海外比率は88.2%と非常に高く、アメリカ(ニューヨーク)とイギリス(ハートフォードシャー)の販売拠点に合わせ、品質管理と物流の拠点を中国に置いています。

今後はイタリアの販売会社を子会社化し、南ヨーロッパ地域の販売強化を行うようです。

 

ファブレス経営

ファブレス経営とは自社で製造設備を持たず、外注先への委託によって生産を行うことです。

これを行う事によって、自社工場などの設備投資が不要となり大きく固定費を下げることが出来ます。

資本を製品の研究開発に集中できることは強みと言えます。

 

 

ズームの株価を収益の視点から分析する

それでは、現在の株価2131円(2018/04/25終値)を基準に見ていきましょう。

一株当たりの利益の割合を表す、PER(株価収益率)は14.4倍と割安と言えます。

EPS(一株当たり利益)は148円です。

 

EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15倍を掛けると、1480円~2220円です。

ちなみに、現在の株価2131円EPSの15倍の差は89円です。

あくまで計算上ですが、PER15倍まで株価が上昇すると仮定した場合、現在の株価よりもさらに89円上昇する余地があるとみることができます。

 

ズームの株価を資産の観点から分析する

株価が一株当たり純資産の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、1.06倍と割安です。解散価値の観点からみても適正な価格と言えますね。

BPS2004.57円なので、お得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると3006.85円ですから、現在の株価2131円と比較すると資産面からは、875.85円割安だと言えます。

理論上の株価の底値は2004.57円です。

ズームの配当や株主優待はどうなのか?

配当は、一株当たり45円を予定しているので、100株保有していたとすると配当は4500円です。

配当利回りは、2.11%です。

配当性向は、30%強と一般的な数値です。

 

株主優待は、行っていないようです。

 

ズームの売上高と利益はどうなのか?

売上高はゆるやかな右肩上がりで、直近の増収率が5.5%です。

営業利益は安定していませんが一時的なもので問題はないものと判断しました。

 

 

ズームの株価を利益率と流動比率から分析する

前期のROEは6.7%、ROAは5.6%です。

今期予想は、ROEが7.5%、ROAが6.3%と若干低いように感じますが、過去の推移をみると徐々に上昇しているため改善していくのではないかと思います。

流動比率は2.7倍で短期的な資金に問題はなさそうです。

 

自己資本比率は66.4%で、倒産の危険性のないとされる40%を大きく上回っています。

営業キャッシュフローと有利子負債の割合は1.86倍です。5倍以下が一般的な基準とされるますが特に問題はありません。

利益率の低さは、資産が多いことに影響を受けているようです。かなり良好であると言えるでしょう。

 

まとめ

規模が小さいことから注意は必要ですが、堅実な経営をしている企業だと感じました。

今後のヨーロッパでの展開に期待したいと思います。

株価も割安と判断できるので検討してもいいかもしれませんね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

P.S. 投資初心者が一番に読むべき本は何かと質問されるので、こちらをオススメしておきます。

専門書を読むよりも実践的なので知識ゼロの状態でも一番取り入れやすいと思います。よろしければ活用してみて下さい。



 

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