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マキタ【6586】の株価分析と配当や株主優待について

 
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どうも『らしらん』(rasiran)です。

本日は『マキタ』【6586】の株価分析を行います。

マキタは、電動工具で国内シェア1位、海外でも比較的大きなシェアを持つ企業の一つです。海外での競合にはコードレスドリルで有名なブラック&デッカー(アメリカ)や、自動車部品でも大きなシェアを持つロバート・ボッシュ(ドイツ)などが存在します。

海外比率は83%で海外の現地生産化が同社の強みです。

ちなみに、Mr.BIGDaddy, Brother, Lover, Little Boy [The Electric Drill Song]の曲の中で、ポールギルバートがドリル奏法を行いましたが、あの時のドリルもマキタ製です。

記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を進めるものでも安全性を保証するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

また、企業の一般公開情報によって判断をおこなったため、事実と異なる点が存在する可能性があります。どのような考えをもって投資を行うかの『考え方の流れ』を参考にいただければと思います。 

参考にした上での不利益を当方で負うものではありません。ご自身の判断によって投資は行ってください。 

修理3日体制

同社は、世界中どこにいても三日で修理する『修理3日体制』の方針を取っています。

現場で働く、製品ユーザーの手を止めない為であるわけですが、顧客に対するきめ細かなアフターサービスによる顧客の信頼は大きくリピーターにつながります。

また、整った修理体制のお陰で、手になじんだ道具を長く使う事が出来ます。

優れたデザイン

日本の製品というのは、品質では優れているものの海外製品と比較した時に、デザインで残念なものが多いです。

たいして、同社の製品のデザインは優れたデザインのものが多く存在します。

今後、一般家庭のユーザーを取り込む場面で強みとなるでしょう。


また、『makita』の企業ロゴは、デロリアンや、フィアットパンダのデザインをしたことでも有名な工業デザイナーのジョルジェット・ジウジアーロがデザインしています。

マキタを収益の視点から分析する

それでは現在の株価3795円( 2019/06/06終値)を基準に見ていきましょう。 

一株当たりの利益の割合であるPER(株価収益率)は、20.6倍とやや高めの値です。

EPS(一株当たり利益)は184.2円です。 


EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15倍を掛けると、1842円~2763円です。

ちなみに、現在の株価3795円と EPSの15倍の差は1032円ですからお得と言われる範囲を基準にするなら1032円高いという言い方が出来ます。 

マキタを資産の視点から分析する

株価が一株当たり純資産の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、1.8倍でこちらは、まずまずといったところでしょう。

BPS2109.83円なので、お得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると3164.75円ですから、現在の株価3795円と比較すると資産面からは、計算上は630.25円割高だと言えます。

ただし、同社は財務状況の非常に優れた企業です。計算上は割高ですが過去のBPSの上昇傾向からすると割安の範囲であると私なら判断します。

理論上の株価の底値は2109.83円です。

マキタの配当や株主優待はどうか?

配当は、一株当たり62円を予定しているので、100株保有していたとすると配当は6200円です。

配当利回りは、1.63%とやや高めの配当です。

配当性向は、31.2%で平均的な値です。方針としては、30%以上の配当性向としています。

株主優待は、3年以上の継続保有の株主に限られるのですが年に一回、
100株以上で、クオカード1000円分。
500株以上で、クオカード5000円分。
1000株以上で、クオカード10000円分、または自社製品(充電式クリーナー)としています。2018年の実績ではこちらの充電式クリーナーが送られたようです。


長期保有の観点からすれば、3年は短い方です。

クオカードは、ほぼ現金の様なものなのでクオカードを現金として考えれば配当利回りは1.9%に相当します。

マキタの売上高と利益はどうか?

売上高、営業利益ともに順調に右肩上がりです。

営業利益率も安定していますし、一株当たり純資産のBPSの値も順調に伸びていて株価の変動があっても1株の価値を伸ばし続けています。

投資対象としてのポイントは高いです。

マキタの株価を利益率と流動比率から分析する

前期(2018/03)のROEは10.4%、ROAは8.3%。

今期予想(2019/03)は、ROEが10.0%、ROAが8.6%と若干下がりますが、株主資本利益率が国内企業で10%を超えているのは非常に優秀であると言えます。

流動比率は5.71倍で短期的な資金繰りに問題は全くないでしょう。

自己資本比率は85.9%で財務状況はとても良好です。

営業キャッシュフロー有利子負債倍率は、0.2倍ですから一般的に言われる5倍以下の水準を大きく下回っています。

簡単に言うなら現在の借金は、0.2年で返せるだけの利益を上げているという事です。

十分な営業キャッシュフローがあるとみてよいでしょう。

まとめ

今回は『マキタ』の株価分析を行いました。

同社も無借金経営の企業の一つで非常に手堅く安定感のある経営をしています。

少し無借金経営について触れておくと、銀行などの金融機関からの借金をしていないということを指すのですが、株式を公開しているということは、株主から借金をしているということでもあります。(もちろん返済の義務はありません)

ただし、現状として配当を出しているということは株主に利息を支払っていると考えることも出来ます。

無借金経営と聞くと飛びつきたくなりますが、金融機関から融資をうけて利息を支払うのがいいのか?それとも株主に配当を支払うのがいいのか?

答えにどちらが正しいと出るものではありませんが、投資をするのであればどちらがいいのかな?と自分の頭で考えることが大切で、無借金経営だから良い企業だ!!と考えるのは危険です。

投資のタイミングとしては、2018年の10月ごろから株価が大きく下落しているので下げ止まったところとなるわけですが、その見極めと上昇の見込める理由をさらに深く探りたいところですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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