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初心者の万年筆選び 購入前に知っておくべき〇〇なこと

世の中には二種類の大人がいて、一方はオモシロイ大人。もう片方はオモシロクない大人。
もしもオモシロイ大人になりたいなら大人になっても背伸びし続けることだと思う『らしらん』(rasiran)です。
そこで今回は万年筆という事なのですが、こちらも何だか大人になったような気分を味わえるアイテムの一つではないでしょうか?
初めて、白ブリーフからトランクスになった日、一人で喫茶店に行って苦くて飲めないコーヒーを平気なふりをして我慢して飲んでみたあの日。自分のお金でタクシーに乗った日。
これらは何の知識もなくぶっつけ本番で乗り越えてこられたと思いますが、万年筆に関しては、ほんの少し事前知識があった方がうまくいくようです。
それでは前置きはこのくらいで、万年筆の選び方についてみていきたいと思います。
お気に入りの万年筆が決まったらこんな風にオシャレなサインを書けるようになりたいですね♪
目次
万年筆の大きさ
万年筆というのは無数に販売されていて、どこから手を付けていいのかわからなくなりがちなので、まずは大きさで選択肢を絞ってしまいましょう。
万年筆のスタンダードなサイズというのはおおむね15~16㎝位の長さで、各ブランドごとにメインとなる製品を用意しています。
主だったところをあげると、
- モンブラン…マイスターシュテュック146
- ペリカン……M800
- パーカー……デュオフォールド
- デルタ………ドルチェビータ オリジナル
このあたりが各ブランドごとの主要なモデルです。このあたりのモデルが、道具としての実用性と所有欲を同時に満たしてくれるモデルです。
ではそれ以外は?と言うと例外も存在するのですが、極端に宝飾品としての性質に特化したモデルや、気軽に使えるように価格を抑えたモデル。携帯性を重視して小さく作られたモデルが存在します。
ペン先の材質は実はどうでもいい
かなり語弊のある言い方ですので、少し説明させていただくと最低限の知識は必要です。
基本的に、『金ペン』と呼ばれるようなペン先に18金や14金を使ったものは書き味が柔らかく、たいして『鉄ペン』と呼ばれるステンレス素材のペン先は硬い書き味になるとされています。
また、耐腐食性ですが、万年筆のインクには、酸性の強いものが存在します。もしも酸性のインクを使う場合は『金ペン』と呼ばれる万年筆を使うといいでしょう。
基本は分かったけれど実際のところは?
まずは、耐腐食性についてですが、酸性の強いインクというのは、現在では一般的ではなくたいていは中性に近い酸性度のインクが主流になっています。
万年筆で書いた文章を永久に保存したいといった特殊な用途でしか酸性のインクを使う場面はないので耐腐食性にこだわる必要性はそれほど高くないと思います。
次はペン先の硬さについてですが、金属としての『金』単体であれば、18金が一番柔らかいのですが、実際はそこまで単純なものではありません。
なぜなら、ペン先の柔らかさは、材質に加え形状にも影響されるからです。
実際に14金でも、かなり柔らかいものは存在しますし、18金にも硬いのが存在します。
『鉄ペン』についてはどうしても基本的には硬くなりがちですが、柔らかい鉄ペンというものも存在します。高級ワインよりも安いワインの方がおいしいと感じるケースが存在するように鉄ペンの書き味が自分にシックリくることもあります。
柔らかい=書きやすいではないってことです。
感覚によるところが大きいのでお店で試し書きをしてから購入することをオススメします。
ペン先の硬さもどうでもいい
これも語弊があるのでちょっと聞いてください。
万年筆のペン先の硬さは重要ではあるのですが、ペン先の柔らかさを楽しむというのは間違いなのです。
そもそも万年筆というのは筆圧をかけずに筆記するもので、ペン先がしなるほど筆圧をかける事はペンにとってよくありません。
硬いペン先が存在する理由は、速記をする場合など無意識的にペン先に筆圧がかかる用途でペン先をダメにしない為です。
人間の指先の感覚はすぐれているので、微妙な変化を感じ取れてその結果、微妙な硬さの違いを楽しめるというのなら問題ありませんが、ペン先のしなりを楽しむというのは少し間違った使い方であるわけです。
ペン先は調整ができる
万年筆について調べていくと、『インクフロー』なんて言葉に出会うと思います。
これは、インクの出やすさを表すもので、インクフローが大きいと万年筆の書き味は滑らかになります。
ブランドによってインクフローの特性はあるのですが、実は自分の好みによって専門店であれば有料で調整してもらえることがあります。(購入店やイベント時あればサービスの場合もある)
また、万年筆選びで迷うポイントでもある『字幅』ですが、こちらもある程度は調整ができることがあります。
有名なところだと、東京のお店ですが、フルハンターというお店が有名です。
他のお店でもこのようなサービスを利用できることがあるので、こだわる場合は利用するのもイイかもしれませんね。
混乱を避ける為にお伝えすると、多くの場合は調整せずに使用できますので、あくまで気になる場合にはこのようなサービスも存在すると思っていただくといいかと思います。
インクの補充方法
主なものは3種類で、
- カートリッジ
- コンバータ(カートリッジにも対応)
- 本体への吸入式
それぞれの詳細は省略しますが、一つだけお伝えするなら、カートリッジ式のみ対応の万年筆は避けておいた方がいいと思います。
万年筆の楽しみの大部分は、無限ともいえるほどのインクの中から自分好みのインク色を選べる事です。
カートリッジ式のみ対応の場合、使用している万年筆に対応したカートリッジでなおかつ、カートリッジで販売されているインクしか選択肢が無くなってしまいます。
例えるならば、インターネットにつながずにパソコンを使用するようなもので多くの可能性を制限する行為だと思います。
ブランド違いのインクは使えるのか?
万年筆の説明書には、他社製のインクを使用しないでくださいと書かれていますが、実際のところは、ほとんどの人がブランドに関係なく使用しています。
もちろん私も使用していますし、それが原因で万年筆が壊れたという話は聞いたことがありません。
万が一の際の保証は出来ませんが、私は大丈夫だと思っています。
ただ、一点お伝えするならば『赤色系』のインクは、樹脂を染めてしまう力が強いので洗っても落ちなくなる可能性があります。透明の軸の万年筆に使用するのは色残りの恐れがあるので特にやめておいた方がいいとおもいます。
通販で買ってはいけないという噂は本当か?
なぜ通販で購入してはいけないと言われるかというと、購入前にその場で試し書きが出来ないからです。ペン先の仕上がりは繊細な物なのでどうしても同じ商品でありながらも個体ごとのバラつきが発生することがあります。
そのハズレの個体を引かない為にも、購入前に試し書きができる店頭での購入がすすめられるという事です。
実は、私も経験があって、手元にあるペリカンのM800は通販で購入しておりハズレでした。その後有料のペン先調整に出して問題なく使用できているので、この噂の私の答えは、ハズレの個体を引いた時の対応が自分でできるなら通販を利用しても問題ないという事です。
ただ、筆記具に数万円という金額を支払う買い物です。
通販の方が安く購入できることが多いですが、こういった趣味性の強い製品は購入したお店の空気感も含めて商品の一部と言えるのではないでしょうか?
私は店頭での在庫が切れていて、通販でしか欲しい商品が見つからなかったので通販を利用しましたが基本的には店頭で購入した方が満足感の面でいいと思います。
まとめ
なぜ万年筆選びで迷ってしまうのかと言うと、事前の知識はネットなどでいくらでも手に入る一方、それらの知識は、実際に試し書きという『行動』を取らない限り何一つ実証できないからです。
行動をとる前に決められるのは、
- 予算
- 自分が気に入ったデザインか?
この二つだけです。
上記の二つ以外は、あれこれ考えずに実際にお店に出かけて確かめてみましょう。
もしもわからない事がありましたらお気軽にお問合せ下さい。私の知識の範囲ではありますが喜んでおこたえいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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