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カーメイト【7297】の株価分析と配当や株主優待について

 
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どうも!!『らしらん』(rasiran)です。

 

本日は、『カーメイト』【7297の株価を分析していこうと思います。

カーメイトは、自動車用品・卸売りの大手で1965年にヘッドレストの発売からはじまった企業です。

 

現在では、本当にたくさんの製品を作っていて、自動車用の芳香剤ゴミ箱ロッド(釣り竿)ホルダー増設用シガーソケットタイヤチェーン洗車用品チャイルドシートなどと、カー用品店で販売されていそうなものは何でも作っています。

 

そのほかには、関連会社の株式会社オールライフメイトが、介護付有料老人ホームの『Grace Mate(グレースメイト)』を都内を中心に7か所運営しています。

 

記事の内容は私の個人的な考えであり、株の購入を進めるものでも安全性を保証するものでもありません。あくまで投資は自己責任にてお願いいたします。

また、企業の一般公開情報によって判断をおこなったため、事実と異なる点が存在する可能性があります。どのような考えをもって投資を行うかの『考え方の流れ』を参考にいただければと思います。

参考にした上での不利益を当方で負うものではありません。ご自身の判断によって投資は行ってください。

 

自働車が進化しても需要はなくならない

自働車業界では、ハイブリッド車を初め、EV(電気自動車)など現在のガソリンエンジン車に変わる仕組みを取り入れようとする流れがあります。

ただし、同社の販売するような製品への影響は小さいでしょう。

 

ちょっとおおげさな事を言うと、自動車が空を飛ぶようになっても車内で使う『ゴミ箱』は必要ですし、スキー板を自動車の天井にとりつけて運びたいという需要が無くなるとは思えないからです。

 

全ての製品とは言いませんが、今後も保安基準などで強度や安全性に求められる基準が上がることはあっても、基本的には現在販売されている製品のデザインを変える程度で基本的には同じものが販売され続けるものと思われます。

 

自働車販売台数の変化

同社の販売する自動車用品の需要は自働車販売台数の変化に影響を受けます。

国内の自動車普及率は1997年に100%を超え、新車販売台数も若干の減少がみられます。

 

ただし、同社の販売するような製品がどのような層に購入されているのか?を考えると自働車販売台数の影響をそのまま受けることはないのではないか?と私は考えます。

 

同社の製品を多く消費する層というのは、自動車のドレスアップ(改造)に興味のある、もしくはアレコレと車内に様々な製品を取り付けて社内の変化をを楽しみたいといった層であると予想できます。

仮に一つの家庭に2台の自動車を所有していたとしても2台ともドレスアップを楽しんでいることは稀なので自動車普及率が100%を超えているというのはそれほど大きな問題ではないでしょう。

 

ただ、自動車の販売台数が減少傾向にあるのは事実です。

 

影響の幅は小さい物であったとしても同社の販売するような製品の市場が今後拡大する見込みは小さい物であると思われます。

 

カーメイトを収益の視点から分析する

それでは、現在の株価930(2018/08/31終値)を基準に見ていきましょう。

一株当たりの利益の割合を表す、PER(株価収益率)は8.78倍とかなり割安です。

 

 

EPS(一株当たり利益)は105.9円です。

 

EPSを基準にお買い得と判断されるPERの10~15倍を掛けると、1059円~1060.5円です。

ちなみに、現在の株価930円EPSの15倍の差は130.5円です。

 

低いPERの値からかなりのお得銘柄の様にも見えますが、市場からは成長性が低いと判断されている可能性もあります。そのあたりは注意しておきたいですね。

 

カーメイトを資産の観点から分析する

株価が一株当たり純資産の何倍の価格になっているかを表すPBR(株価純資産倍率)の値を確認すると、0.61です。1.5倍までが割安ととられることを考えるとこちらもかなりの割安水準です。

 

BPS1532.99円なので、お得の範囲内とされるBPSの1.5倍を計算すると2299.49円ですから、現在の株価930と比較すると資産面からは、1369.49円割安だと言えます。

理論上の株価の底値は1532.99円です。

 

こちらも同様に、指標のみで割安と判断するのは注意が必要です。

 

カーメイトの配当や株主優待はどうなのか?

配当は、一株当たり22円を予定しているので、100株保有していたとすると配当は2200円です。

配当利回りは、2.37%と比較的高いですが、これも株価が安いことによるものです。

 

配当性向をみると、19.7%ですから一般的な水準です。とくに高いわけではありません。

 

株主優待はおこなっていないようです。

 

カーメイトの売上高と利益はどうなのか?

売上高はほぼ横ばい、収益にはかなりのばらつきが見られます。直近2~3年だけをみれば上昇傾向にも見れなくはないですが、安定はしていません。

 

カーメイトの株価を利益率と流動比率から分析する

前期(2017/03)のROEは0.8%、ROAは1.7%。

今期予想(2018/03)は、ROEが6.6%、ROAが5.8%と低い値です。唯一評価できるとすれば前年からの改善率ですね。

 

流動比率は2.72倍で短期的な資金には全く問題ありません。

 

自己資本比率は52.3%です。倒産の危険がないと言われる40%を上回り安定していると言えます。

営業キャッシュフローと有利子負債の割合は2.6倍です。一般的には5倍以下であれば問題ないとされる事からも健全な財務状態であると言えます。

 

まとめ

今回は『カーメイト』の株価分析を行いました。

PER、PBRともに低く、ROEの改善度の高さから割安銘柄などと紹介されることもあるとは思いますが、少し注意の必要な銘柄であると判断しました。

 

悪いことばかりだったので、少し良いところをお伝えしておくと、介護事業が前期から黒字化したことと、比較的好調なチャイルドシート(エールベベブランドとして展開)の新たな展開としてベビーカー市場に参入したことは個人的にかなり興味があります。

もしもこれらの事業が大きく成長するのであれば株価も上昇する可能性があります。

 

投資判断としてはもう少し様子を見ようと思います。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。



 

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